updated:2004/7/11    
皆さんの地域では       
アジサイの時期は       
もう過ぎたことと思いますが       
北国のこの地では       
これからが本番です。       

我が家でも、       
この梅雨の時期には       
どの窓を開けても       
大きく育ったアジサイが見えます。       
特に道路に面したフェンスには      
私よりも背の高いアジサイが       
沢山の花を付けて       
道行く人の目を楽しませています。       
我が家の庭には       
様々な色と形のアジサイが       
咲いているのですが       
なぜ、こんなに多くのアジサイを植えたのか        
母に尋ねてみました。       
すると、16年前の今の季節に      
見ず知らずの人が       
さし木をすると根付くからと言って       
庭仕事をしていた母に       
三種類のアジサイの枝を       
置いていったのが始まりだとか。       
その人の優しい気持ちが嬉しかったようで       
母は大切に育てたようです。       
それからは、       
毎年この梅雨の時期に       
さし木をしては増やし、       
また、母の花好きを知っている花屋さんが       
母なら来年も咲かせてくれるだろうと       
売れ残った鉢植えのアジサイを       
置いていったり・・・       
我が家のアジサイには       
長い歴史がありました(*^_^*)         
   
周囲の塀を覆い隠すように       
見事に咲いたアジサイが       
この家と私たちを       
見守っているようです。       
乾燥に弱いアジサイのために       
母は念入りに水やりをし、       
9月には来年の花芽が分化して       
準備を始めるので       
花が終わってすぐに       
暑さと戦いながら       
剪定をしています。       

16年前に母が       
そうしてもらったように       
母も花好きな人たちに       
この枝をあげているようです。       
このアジサイが多くの場所で       
咲いてくれたなら       
16年前のあの方へのお礼になると       
思っているのでしょう。  
      
Mother's Gardenの感想やみなさんのお庭の写真などはこちらまでどうぞ(*^_^*)