白い花の撮影1
白い花を,マクロモード、スポット測光でオート撮影すると、白い花がくすんだねずみ色の花になってします。
これはカメラのオート露出に秘密がある。
オート露出は人間の肌の色を綺麗に写るように(被写体の反射率18%)設定してある。ところが白の反射率は高いため標準よりたくさんの光があるとカメラが判断し露出を決めるために、白い花はねずみ色になってしまう。
したがってこれを避けるために白い花の撮影では、露出補正を+0.7〜1.5にして撮影する
白いさつきの場合+1.0で撮影した。
露出補正の程度は花の種類(同じ白でも花によって反射率が違う)によって異なるので、私は+1を中心に数枚撮影する。
+補正しすぎると白のデティールがつぶれて白とびになってしまう。
デジタル画像の場合、後から画像処理をして補正が出来る。しかし白飛びになった画像はそこに色が存在しないので補正できない。
「露出補正なしの写真を画像補正」は明るさ、コントラストを補正した。
したがってデジタル画像の場合は白飛びを防ぐレベルで撮影し後から補正をすると良い。しかし画像補正は時間がかかるし,基の画像を劣化させるので、頼りすぎるのはよくない
オート露出補正なしで撮影
オート+1.0露出補正で撮影
露出補正なしで撮影した写真を画像補正