3年後のデジカメ(コンパクト編)2008年01予測

半導体の進歩がますますエスカレート。この恩恵がデジカメに

1.メモリーが安価になり、カメラに組み込まれる、メモリーカードなしでも30〜50コマは撮影できる(64MB〜125MBが内臓)カメラによっては1GBを組み込みメモリーカードはいらないををセールスポイントにするカメラが出現。メリーカードへの移し替えのスピードロスがなくなる。しかしカードなしに割り切れるかは?

2.半導体はますます微細化し消費電力、各種機能(AF,レリーズタイムラグ等)スピードが速くなる。
カメラ組み込みのCPUも改善されるがソフト処理では遅くなるので、専用のICが開発される。専用のIC開発は時間とかなり高額な費用が生じるので力のないメイカーは脱落し寡占化が進む。   

3.画素数はまだまだ技術的に増えると思われる。
ただし単純な画素数ではオーバースペック、この余裕画素数を生かして新しい機能が開発される。1600画素を一般の撮影では1/4にしてこの間でいろいろな画像処理をし優れた画像を生み出す。

4.コンパクトカメラの1番の弱みはボケを生かした写真を得ずらいこと。
1眼レフで良く使われるこのテクニックは人間の目が写真(背景がぼけている)のように見えるのではなくレンズの特性を生かした写真。これをデジタル画像処理で自在に操ることが可能になる。

5.レンズの性能がさらにアップする。
現在のレンズはレンズ単体で性能を追求しているが、光学性能で追及する技術、カメラ側(画像処理)で追及する技術、得意な分野で補い合い、レンズ単体の技術負担を軽くすることでカメラレンズの大きさ、性能がさらに向上する。
1眼レフの交換レンズの分野で、レンズ単体メーカーは困ったことになる。

6.カメラ背面の液晶がさらに進歩。
微細化、明るさが改善される。有機液晶が間に合うかも?
液晶を確認しながら、ボケの程度の調整ができる(この機能はできたとしても、一般のユーザーには使いこなせないので、ひと工夫される)。
ピントが合っている範囲が確認(デジタル的に)できる。

7.白とびの改善
デジタル画像で白とびは、後から画像処理しても色の情報がないのでどうにもならない。

8.デジタル画像扱いの環境
個人の持つパソコンの性能が上がり、RAW現像が可能になる。
一昔前のパソコンではRAW現像は可能であるが、時間がかかり全く実用的ではなかった。
Vista対応が一般的になりCPUがDuo,Quad,メモリー1〜3GB,スピードが速くなり、RAW現像をトライしたいユーザーはグラフィックボードを掲載したパソコンで画像処理環境は飛躍的に向上している。

9.携帯カメラとの差別化
現状の携帯でも最高画質で撮影すると、ファミリーユースとすればかなりのレベルの写真が撮影できる。
ほとんどの方は携帯で画像の送れるレベル(40KB)で撮影している。
ただしフル画像で撮影した画像をうっかり携帯で送信すると4000円費用が請求される。
この携帯カメラとの差別化がこの分野のカメラにとっては大きな課題。


期待できない技術
1.このホームページの花の色(濃い紅色)の再現は期待できない。