もっと簡単

 

師と弟子が口を最低限だけの口を利かなくなり、2週間。

とは、言っても本当に最低限の口しか利かないのは、アナキンだけだ。

最初の三日は、師であるオビ=ワンも黙り込んだ。

しかし、元々穏やかな気質の師匠は、その後は、すぐ普段通りの口を利いた。

だが、感情の荒い、弟子の方は、根深く態度を改めない。

「はい。マスター」

若いジェダイナイトは、いつもよりも、幾段にも丁寧な態度で師の命に従った。

が、それだけだった。

冷たく整ったアナキンの顔は、師を見つめはしなかった。

若いジェダイの態度は、慇懃無礼、まさしくその言葉が当てはまる。

 

 

アナキンは、ベッドの中で、眠っていた。

しかし、この若いジェダイは、真夜中近く、必ず一度目を覚ました。

それは、オビ=ワンが、やってくるせいだった。

幼い時からの習慣は今も破られず、アナキンの師は、未だ、自室に引き取る前に、必ずアナキンの部屋に立ち寄った。

どれほどその日、険悪なことが起ころうが、この習慣だけは破られない。

だが、この数日のオビ=ワンの行為は、本当にただの習慣により行われているに過ぎなかった。

ふらりとアナキンの部屋に立ち寄り、寝顔を見つめ、自分が何をしているのかと、はっと気付いたように、微かに不機嫌な感情を身体ににじませ、踵を返す。

そして、今晩も、オビ=ワンはやってきた。

呼び出され、そのまま残るよう言われたジェダイ聖堂の一室だというのに、オビ=ワンは、アナキンの枕元に立った。

 

アナキンは、電子ロックの扉が簡単に開くのに、不機嫌に眉を寄せた。

家ならともかく、聖堂の中だ。

ロックをかけて眠る弟子の部屋に、立ち入る師の存在は、アナキンを不機嫌にするには十分だった。

だいたい、このオビ=ワンという師は、アナキンを「良いジェダイにするためだ」と、いつも手の中に囲い込もうとした。

いまも続く、冷戦の原因もそこにある。

オビ=ワンは、いつもより長くアナキンの側に立ち続けた。

あと、一分しても、立ち去らないようならば、アナキンは、目を開けるつもりだった。

「部屋をお間違えのようですよ。マスター」

ここは聖堂である。

オビ=ワンの習慣は、人が知ればきっと眉をひそめる。

アナキンが、アニーと呼ばれていた幼いパダワンの時ならばまだしも、今は、もう、ジェダイナイトとしての立場を持っていた。

いくらアナキンの態度が無礼だったとしても、夜中に無断で入った弟子の部屋で押し問答はできない。

師は、すごすごと弟子の前から立ち去るはずだった。

そして、アナキンが、日々続く苛立ちのままに、師に対し、冷酷な態度を取ろうと瞼を開く前に、オビ=ワンに変化があった。

オビ=ワンの膝が、アナキンのベッドに乗った。

師は、弟子のシーツをめくった。

瞼越しに、辺りの気配を探っているアナキンの上に、オビ=ワンの顔が重なった。

アナキンは、目を開けようとした。

「余分なことは言わなくていい。マイ・パダワン。いつものように、『はい。マスター』と」

オビ=ワンは、アナキンの瞼の上に手を置き、弟子が口を開く前に、唇を重ねた。

師の行動に驚き、アナキンは大きく目を見開いた。

しかし、オビ=ワンの手が覆っていて、周りが見えない。

「マスター!」

「しっ、静かに。パダワン」

オビ=ワンの声は、アナキンの腹の辺りでした。

オビ=ワンの手が、アナキンの夜着を緩める。

こんな時ばかり、最悪にも、師は利己的な目的のためフォースを使い、アナキンを拘束した。

身体の自由を奪われ、慌てたアナキンは、もう一度大きな声を出した。

「マスター!」

必死に師のフォースを振り切り、アナキンは、オビ=ワンの手を握った。

オビ=ワンの手は、冷たかった。

それに気を奪われた弟子の隙を、師はすぐさま突いた。

アナキンは、ベッドに張り付けられた。

「アナキン。セックスしよう。お前は、『はい。マスター』となら、返事をしてくれるんだろう?」

オビ=ワンは、低い声でそう言うと、アナキンの下衣からペニスをむき出しにした。

手の冷たさに比べたら、ずっと暖かい口内がアナキンのペニスを迎え入れる。

アナキンは、師の行為が信じられなかった。

二人の間に、肉体関係はあった。

アナキンからの「強引な交渉」の末、それさえも内包した師弟関係は、確かに日常生活となりつつあった。

だが、冷戦の続く日々を、肉体的な交渉で埋めようとする師匠は、初めてだった。

「マスター、ここをどこだと思ってます!」

ここは、ジェダイ聖堂だ。

オビ=ワンは、弟子のペニスに頬ずりしながら、あり得ない返事を返した。

「知っているのなら、静かにしていて欲しいものだ。アナキン」

こんな返事を返すのは、アナキンの特権のようなものだった。

オビ=ワンの舌が、アナキンのペニスを煽り立てた。

ヌルついた口内が、アナキンのペニスを咥えしゃぶりたてる。

ぴちゃぴちゃと音を立て、オビ=ワンが、アナキンのペニスを舐めた。

オビ=ワンが、フェラチオに集中したためか、アナキンの首が動くようになった。

弟子には、目を閉じて、大きく口を開いた師匠の顔が見えた。

唾液で濡れてしまった頬をふくらませたり、へこませたり。

そのたびに、アナキンの下腹には、熱が溜まった。

「……マスター」

オビ=ワンは、目も上げず、弟子の陰毛に鼻を突っ込む程深く、ペニスをくわえ込んだ。

喉の奥まで使って、弟子を煽る。

「……っ……」

微かに呻いたアナキンは強く顔を顰めた。

冷戦に入ってからは、指一本オビ=ワンに触れていない。

若い弟子にとって、そうされるのは、耐えられるものではなかった。

今すぐ、オビ=ワンの夜着をはぎ取り、白い足の間にある気持ちのいい場所にペニスを突き立てたかった。

しかし、弟子の拘束を解こうとしない師匠は、自分の好きなようにアナキンのことを弄んだ。

気の済むまで、ペニスの先だけを舐め続け、それに飽きれば、口内深くを弟子のペニスで犯されることを楽しんでいた。

オビ=ワンは、口蓋のペニスの先で刺激されて、気持ち良さそうに目を瞑った。

アナキンに奉仕するために行われる行為ではないから、吸い上げが極端に少ない。

それでも、気まぐれに行われる吸引に、アナキンはあえいだ。

唯一自由になる首を振って、枕に顔を擦りつけた。

「出る。出るから。マスター」

オビ=ワンは構わず吸い上げた。

それどころか、わざと顔を振る速度を上げ、唇で作る輪をきつくした。

アナキンの身体に力が入った。

「……マスターっ……」

なめらかな師の口腔が、アナキンの精液で満たされた。

清廉なはずのジェダイマスターが、うっとりとそれを飲み込む。

肩で息をするアナキンを拘束したままのオビ=ワンは、自分の夜着を脱いだ。

白い肌を惜しげもなく晒したジェダイは、濡れたアナキンのペニスへと、硬く高ぶった自分のものを擦りつけた。

硬くヌルついた師匠のペニスが、一度は柔らかくなった弟子のペニスに誘いかけた。

「マスター……あなた」

息の治まったアナキンは、呆然とオビ=ワンを見上げた。

オビ=ワンの目が、弟子の視線を避けた。

師匠は、弟子の上衣を緩めた。

弟子の張りのある身体へと、師匠は、身体を重ね合わせた。

そして、ゆっくりと動く。

乳首に乳首を重ね合わせ、その刺激に、師の口から、甘いため息が漏れた。

普段のセックスにおいて、アナキンがなぶり続けるため、刺激に弱い師匠の乳首は、すぐさま、硬くなり、アナキンの乳首を押しつぶした。

「……んっ、っぅ……」

オビ=ワンは甘えたような喉声を出した。

絡んだ足が、もぞもぞと動いた。

重なった腰では、オビ=ワンのペニスがアナキンを刺激している。

アナキンに、オビ=ワンの感情など読みようがなかった。

しかし、この行為の意図は読み違えようがなかった。

弟子は、冷たく師匠を見据えた。

「……マスター。あなた、こうやってしてやれば、俺が明日からあなたの言いなりになるとでも?」

若いパダワンにとって、オビ=ワンによって良いように身体を使われるのは、許しがたい行為だった。

元々、我が強いのだ。

それが、いつも二人の間で諍いの原因になる。

それを十分に知っているはずのオビ=ワンが、アナキンを指一本動かせない状態にして、弟子の身体で好きなように盛っていた。

「マスター、これが、正しいフォースの使い方?」

解けないフォースによる拘束は、アナキンの苛立ちを煽った。

せめて、一時でも師の気が緩めば、アナキンはオビ=ワンを壁まで吹っ飛ばす気だった。

しかし、濡れた唇の間から舌を覗かせているくせに、周到なオビ=ワンは、アナキンへの拘束を全く緩めない。

オビ=ワンの手が、アナキンのペニスと一緒に自分のものを扱いた。

「……んんっ……ん」

緩く唇を開いた師匠が、眉を寄せた。

「マスターオビ=ワン、やめろ!」

わめく弟子を無視したまま、ひとしきり弟子の身体を使っての自慰行為を続けたオビ=ワンが、身体を起こした。

だが、オビ=ワンが弟子の言葉を聞き入れた訳ではなかった。

ジェダイマスターは、ベッドへと膝を着き、白い尻を上げた。

「マイ・パダワン、口を開けて」

見下ろすオビ=ワンの指が、アナキンの唇に触れた。

指は冷たさを忘れ、汗で湿っている。

オビ=ワンの指先が、きつく閉じられたアナキンの唇を辿った

アナキンは口を開かない。

オビ=ワンが小さなため息を落とした。

「私のパダワンの口は、文句を言う時にしか開かない」

オビ=ワンの声には、諦めのようなものが含まれていた。

フォースが、アナキンの顎に掛かった。

師匠は、無理矢理弟子の口をこじ開けた。

「抵抗するな。顎が外れるぞ」

外れるどころか、アナキンが同じ事を舌ならば、オビ=ワンの顎は砕けだろう。

オビ=ワンだからこそ、これほど繊細にフォースが操れた。

「や……めろ……」

だからといって、アナキンに喜ばしい気持ちなど全く起きない。

アナキンの口が完全に開いた。

オビ=ワンは、指を弟子の口の中へと入れる。

「……舐めて。パダワン」

勿論、そんなことを怒りに燃えたぎった弟子がするわけもなく、オビ=ワンは、勝手に弟子の舌へと指を擦りつけた。

師が、淫たらな目的のため弟子の唾液で指を濡らす。

濡れた指を抜いた師匠は、自分の尻へとそれを近づけた。

アナキンの視線が睨み付ける中、僅かに顔を歪め、オビ=ワンの指が肛門に進入する。

出入りを繰り返す指には、オビ=ワンの唾液が増やされた。

「……ふっぅ……んんっ……」

師匠は、眉の間に皺を刻んで、腰をくねらせた。

自分の指を深く咥えて、蠢く尻は、たっぷりと肉を付けて白い。

オビ=ワンのペニスからこぼれ落ちた透明な雫が、アナキンの平らな腹を濡らした。

はふっと、オビ=ワンの口が緩く開く。

快感を伝えるオビ=ワンの表情に、アナキンは頭の芯まで冷えた。

「マスター、あんたはゲスだ。俺のことをそこまで見くびってるのか。あんたの弟子は、おいしい餌に釣られれば、ほいほい食いつく野良犬か」

オビ=ワンは、無駄吠えする弟子を無視した。

きつく締まろうとする肉の間で、指を動かし、次の行為への準備を進めた。

「……っんっ!」

指で触れられる範囲に、どうしょうもなくこのジェダイマスターを感じさせる部分があって、そこを指が掠めるたび、オビ=ワンの身体は震えた。

今、目を氷のようにしている弟子が、いつもなら、しつこく触り、オビ=ワンを追いつめた。

アナキンに指を入れられ、腰だけを高く持ち上げられた反り返ったポーズのまま、くわえられたペニスから射精させられたこともある。

「マスターオビ=ワン。俺は、あなたを軽蔑します。俺はそんな馬鹿じゃない。セックスさえさせれば俺の機嫌が直るだなんて、あなたは、俺を馬鹿にしすぎている!」

アナキンは、勝手に身体を赤く染め上げていくオビ=ワンをきつく睨んだ。

オビ=ワンは、ほぐれた尻の穴から指を抜くと、潤んだ目で、弟子を睨みつけた。

「黙れ。アナキン」

オビ=ワンの声は、こわばっていた。

ここまでも冷たい態度を示す弟子のペニスを掴み、オビ=ワンの手が扱いた。

「マスター、これは強姦だ!」

「うるさい、アナキン!」

穏やかなはずのジェダイマスターは様子が違った。

これ程自分勝手な言い分で、アナキンの師は怒鳴り声など上げない。

 しかし、今日は、オビ=ワンの目がアナキンを威圧した。

「アナキン、文句しか言えないなら、黙っていろ!!」

怒りの興奮で高ぶっている弟子のペニスは、強引なオビ=ワンの手淫により簡単に勃起した。

オビ=ワンが手を添えたまま、尻を上げる。

片方の手で、自分で尻の穴を開き、先を窪みに擦りつけた。

「……っ……」

アナキンがうめき声を上げた。

肉の輪を割るアナキンのペニスは、師匠の身体が、完全に準備が整っているという訳ではないということを知った。

いつもに比べればそこは硬い。

内部のヌメりも少なく、ペニスと粘膜が引きつれ合っている。

だが、オビ=ワンは、かなり強引な挿入で、アナキンのペニスを埋没させてしまった。

師匠は、きつく眉を寄せただけで、声を口の中に飲んでいた。

同意のない結合に、アナキンは怒鳴った。

「マスター、あんたは馬鹿だ!」

だが、アナキンに負けない大声でオビ=ワンが怒鳴り返した。

「ああ、そうだ。アナキン、お前の師匠は、大馬鹿だ!」

涙の盛り上がったオビ=ワンの目が、きつくアナキンを睨み付けた。

「半月だ! アナキン! これで半月、お前は、私に触ろうともしない。いくらも私は歩み寄った。なのに、お前は機嫌を直さない。いつまで私は一人寝を続ければいい!」

オビ=ワンのフォースが、アナキンを押しつぶした。

アナキンはベッドへと強く押しつけられ、息すら苦しい。

「お前の機嫌を取り結ぶため? いいや、違う。アナキン。お前は、いくらでも怒っていればいい。だが、私も好きにさせて貰う。お前が言うように、強ければ良い。というのならば、今は私の方が強い」

オビ=ワンのフォースがぎりぎりとアナキンを締め付けた。

「……それは……ジェダイとして……」

苦しい息の中、反論を繰り出したアナキンに多大なフォースの加重がかかった。

信じられないことだった。

アナキンの肺は全く空気を受け入れられなくなった。

これが、聖堂の信頼厚いジェダイマスターの仕業なのだ。

「……マ……スター……」

 アナキンは死にものぐるいでもがいた。

「死ね。お前なんて、死んでしまえ……アナキン……」

ジェダイマスターは、自分をコントロール出来ず、強く歯を食いしばった。

 

 

結局、オビ=ワンは、興奮のあまり、精神集中が乱れた。

力の弱まったオビ=ワンのフォースをねじ伏せ、アナキンは、オビ=ワンの下から抜け出した。

弟子は、何度か咳き込み、髪をかき上げた。

蒼白な顔をしていたが、目には怒りはなく、代わりに自信がちらついた。

「なるほど、……俺の師匠は、俺が思ってたより、ずっと淫乱だったんだ」

弟子は、まだ繋がったままの下肢を見下ろし、師に向かって傲然と顎をそらした。

「俺、死にかけましたよ」

自分のしでかした失態に、オビ=ワンは、呆然と天井を見上げていた。

しかし、繋がったままの箇所を弟子が突き上げるのに、表情が驚きに変わった。

だが、身体が待ち望んでいた感覚に、ジェダイマスターの口から、飛びしたのは、艶っぽい声だ。

「……っあっ……」

オビ=ワンの弟子は、にやりと、人悪く笑った。

ぐいぐいとペニスを押しつけるたび、オビ=ワンの口から、甘い声が漏れる。

「マスター。俺の機嫌、セックスしてもいいって位には、回復しました」

アナキンは、オビ=ワンの太腿を担ぎ上げ、腹に付くほど折り曲げさせると、強く腹を押しつけた。

ずぶりと深い挿入が開始された。

若いジェダイナイトの力強い腰使いは、ためらうことなく、オビ=ワンの快感を狙う。

オビ=ワンの白い尻が、わなないた。

「……ああっ……あ! ……アナキン」

アナキンは、優秀なジェダイマスターの尻がシーツから浮き上がるほど持ち上げ、角度の付いた掘削を始めた。

「……あ! あっ! ……んんっああ……あ!!」

オビ=ワンの喉が反り返った。

したかったという師の言葉に嘘はなかった。

あれほどの凶行の後だというのに、ジェダイマスターは、あられもない声を上げ続けた。

「……んんっ……あっ……あ……ぁあっ……ん!!」

アナキンは、汗ではりつく髪をかき上げながら、師匠に笑いかけた。

師は、きつく瞼を瞑り、顔をくしゃくしゃにして、快感にあえいでいた。

「……あっ、アナキン……アナキン」

「そんなに締め付けちゃ、動けないでしょ。マスター。あなたの気持ちのいい穴を緩めてください」

開けた口から熱い息を吐き出しながら、オビ=ワンが頼りなくアナキンを見上げた。

快感に身体が反り返り、立ちあがった乳首が存在を主張していた。

「なんですか? マスター、吸って欲しいんですか? この俺に、おっぱいをチュウチュウって吸って欲しい?」

アナキンは、オビ=ワンを見下ろした。

オビ=ワンの目が逃げた。

アナキンの性質の悪いからかいは、普段ならば、このまま捨て置かれる。

しかし、その晩のオビ=ワンは、普段の弟子を殺しかけるほど、キレていたのだ。

「吸って……アナキン、乳首を吸ってくれ」

自分から胸の肉を揉み寄せたオビ=ワンは、弟子を待った。

「オビ=ワン……あなたがそんなこと言うなんて……」

アナキンが、むしゃぶり付くように、尖った乳首に吸い付いた。

痛いほど吸い上げ、舌で押しつぶし、ねぶり回す。

その間に、オビ=ワンの快感スポットをかわいがることも忘れない。

内側からは太いものに擦り上げられ、ペニスはアナキンの締まった腹で擦られ、感じる乳首を責められたオビ=ワンは、大きな声を上げて、弟子にしがみついた。

「もう……ダメ……。アナキン……もう……ダメ……だっ!」

ひくひくと痙攣するオビ=ワンは、射精感に耐えるために、アナキンが痛みを感じるほど尻の穴を締め付けていた。

アナキンは、師が耐えきれなくなるまで、早くペニスで穴を抉った。

オビ=ワンの口からは、もう、声も出ない。

「誰もダメだって、言ってないでしょ」

歯を食いしばり、少し歪んだ笑顔を見せた弟子は、自分の下腹が、ぐっしょりと濡れるのに、満足した。

ぐったりと力を抜こうとする師匠を抱き上げ、もう一度の満足を与えるため、まだ、いってない自分のものを更に動かす。

 

 

アナキンのベッドでオビ=ワンがうつぶせに寝そべっていた。

その髪を撫でながら、弟子が苦笑いをした。

「あなたが、自分の欲求を優先するなんて思いもしなかった」

「……悪かった」

オビ=ワンは、先ほどから、一度も顔を上げられなかった。

「絶対に、俺の機嫌を取り結ぼうとしているだけだと思ったのに」

「……すまない」

溜まっていたフラストレーションの解消された師匠は、冷静になり、自己嫌悪に取り付かれていた。

「いいえ、そういうのはいいです。いや、その方がずっといい」

「…………もう、しないから……」

 とうとう若きジェダイマスターは、弟子のシーツまで取り上げて潜り込んだ。

柔らかな金の髪だけが僅かに見える。

「いいえ、できれば今度はもっと穏やかに誘って頂きたいですが、俺の希望はそれだけですよ」

 アナキンは、いつかのオビ=ワンが繰り返ししたようなキスを師匠の髪に降らせた。

 

 

 

END

 

 

さぁ、これで正真正銘のアナオビが書けたぞv(笑)