もしも、オビ=ワンが仮性包茎だったら(クワイ=ガン編)

 

*髭オビなのに、クワイ=ガン何故だか生きてます。「もしも」だし、なんでもアリってことでヨロシクなのです。

 

任地から帰ったオビ=ワンは、そわそわと落ちつきなく部屋の中で、用を片づけていた。

それを、クワイ=ガンは、ソファーから眺めている。

「……あの……マスター」

随分と長いことオビ=ワンは、黙ってクワイ=ガンの側にいたのだが、とうとう、ためらいがちに師に声を掛けた。

幼少の頃から、オビ=ワンを引き取り、ジェダイとして育ててきたのだから、クワイ=ガンとオビ=ワンの間に流れた時は、長い。

しかし、このクワイ=ガンの元弟子からは、はじらいというものがなくなることはなかった。

賢さや、気の強さも持ち合わせているはずなのに、それを全て隠しおおすほどの色気を含んで、オビ=ワンは目を伏せる。

「どうした? オビ=ワン」

先ほどから、いつにでも先回しに出来るような事ばかりをオビ=ワンがしていることを、クワイ=ガンは知っていた。

そして、オビ=ワンが決してクワイ=ガンの側を離れようとしないことにも気付いていた。

クワイ=ガンは、のんびりとソファーに腰掛けたまま、オビ=ワンの様子を眺める。

「あの……マスター。お疲れでしょう? 長く身体を洗うことも出来なかったのだし、よろしければ、先に……」

オビ=ワンは、赤く頬を染めたまま、クワイ=ガンに勧める。

だが、その目が、自分を誘って欲しいと望んでいるのにクワイ=ガンはくすりと笑った。

「ああ、なるほど、そうか、じゃぁ、そうさせて貰おうか」

クワイ=ガンは、腰を上げる。

そっけなく立ちあがる師に、もう立派なジェダイであるくせに、この家に居る限り、いつでも弟子の目をするオビ=ワンが寂しそうな色を浮かべる。

口元は、今にもクワイ=ガンに声を掛けそうに開きかけていた。

クワイ=ガンは、オビ=ワンに手を伸ばした。

「ほら」

クワイ=ガンの口元に、満足そうな笑みが浮かんでいる。

「お先にどうぞ、ではなくて、一緒にいかがですか? なんだろう? おいでオビ=ワン」

 

かいがいしく世話を焼くオビ=ワンに脱がされながら、クワイ=ガンは先にバスルームへと踏み出した。

オビ=ワンは、目元を染め、伏せ目がちのまま、湯の中にたつクワイ=ガンの側へと近寄る。

「おいで」と、促されて、オビ=ワンは、クワイ=ガンの腕のなかにするりと納まった。

まるで幼い頃と変わらぬ素直さだが、これでいて、オビ=ワンは、とても優秀なジェダイだ。

クワイ=ガンと同じ、将軍の地位も有していれば、師が逃げ回っている評議会議員の座も立派に務めている。

童顔を隠すように蓄えられたオビ=ワンの立派な髭を師の指が擽る。

オビ=ワンはソープを手に出し、手の平で師の身体を洗い始めようとした。

「その前に、オビ=ワン」

クワイ=ガンは、丁寧に自分を洗おうとするオビ=ワンを止めた。

不思議そうな顔をする弟子のペニスをクワイ=ガンは握った。

「ずっと、身体が洗えなかったんだ。一番最初に綺麗にしなくてはならないのは、これだろう?」

からかうようなクワイ=ガンの声に、オビ=ワンの顔が真っ赤になった。

オビ=ワンのペニスは、清潔を要求する。

なぜなら、そこは、皮が被っているからだ。

「……マスター……」

クワイ=ガンの指が、オビ=ワンのペニスに被った皮を剥いていく。

クワイ=ガン以外の人間で、オビ=ワンのこの秘密を知る者など、医療スタッフくらいのものだが、勇者として知られるオビ=ワン・ケノービのペニスは、成長が未発達だった。

ペニスは、半ばほどまで皮を被ってしまっている。

そのせいで、皮の中に隠されたペニスの先は、びっくりするほど淡いピンクだ。

クワイ=ガンの指が皮を引っ張り上げ、そのピンクの先端は、そっと顔を出した。

しかし、そのピンクには、痴垢がはりつく。

「綺麗にしてくださいとお願いしないのかね? オビ=ワン」

クワイ=ガンが、オビ=ワンをからかう。

オビ=ワンは、師の指が、皮を被っている関係で、どうしても溜まってしまう痴垢に触れるのに、目元を真っ赤に染めた。

弟子は、師にそうされることなれているくせに、そして、望んでいるくせに、顔を伏せてしまう。

クワイ=ガンは、いいことを思いついた。

「それとも、自分でするかね? オビ=ワン」

一緒に居さえすれば、そこを優しく清潔にしてくれるのは、昔からクワイ=ガンであり、オビ=ワンは、びっくりしたように顔を上げた。

「マスター……?」

「いや、自分だけでやらせると、私のかわいい子は、ちゃんとやるかどうか心配だから、少しは、私も手伝ったほうがいいな」

クワイ=ガンは、オビ=ワンに足を開くように命じた。

師に見下ろされ、おずおずとオビ=ワンが足を開く。

その足の間に、クワイ=ガンは、膝をついた。

「じゃぁ、自分で、皮をひっぱりあげてごらん」

「……マスター」

クワイ=ガンの鼻先に、期待でどうしてもすこし勃起してしまっているオビ=ワンのペニスがある。

その状態というだけでも恥ずかしいのに、オビ=ワンには、クワイ=ガンの目の前で、ペニスを弄るなどということが出来なかった。

しかし、師は、待っていた。

そして、師が、それほど、気が長い方ではないことをオビ=ワンは知っていた。

待つことに、飽きてしまったクワイ=ガンが、少しつまらなそうな顔をして立ちあがるだろう姿をオビ=ワンはすぐにも想像することが出来た。

オビ=ワンにとって、師の失望は、心が痛い。

本当に泣き出してしまいたくなるほど、……痛い。

清潔感漂う金髪のジェダイは、そろそろとペニスへと手を伸ばした。

羞恥のあまり震える指先で、そっとペニスを覆う包皮を引っ張り上げる。

クワイ=ガンが、露出し始めたピンクの先端に鼻を寄せた。

「マ・マスターっ!」

痴垢が溜まれば、どうしても臭いがする。

それは、決していい臭いとは言えない。

「いい子に。オビ=ワン。さすがに、今回の任地は長かったからな。これは、綺麗にしてやらないとな」

クワイ=ガンの手が、恥ずかしさのあまりペニスを隠そうとするオビ=ワンの手を止める。

師は、シャワーヘッドを取るために立ちあがり、涙ぐんでしまったオビ=ワンの頬へと口づける。

「オビ=ワン、私のかわいい子。ちゃんと私の手伝いをしなさい」

クワイ=ガンは、オビ=ワンの手を握り、皮を精一杯引っ張らせる。

オビ=ワンは、震えながら、開かされた足の幅もそのままに、師の言葉に従った。

ソープを付けた師の手が、オビ=ワンのペニスを撫でていった。

刺激に弱いオビ=ワンのペニスは、それだけで大きくなってしまう。

師の手が、ひと撫でするごとに、ぴくん、ぴくんと、オビ=ワンのペニスは、大きくなっていった。

クワイ=ガンは、優しくオビ=ワンのペニスを撫でてやりながら、顔を伏せた弟子の耳に囁いた。

「ダメだろう? オビ=ワン。まずは、綺麗にしないといけないだろう?」

「っぅ……っぅ……マ・スター」

オビ=ワンは、いやだ。いやだと、首を横に振った。とうとう、喉は、羞恥のあまり嗚咽を漏らした。

みっしりと繁った金色の睫が、すっかり濡れている。

しかし、オビ=ワンのペニスは、完全に勃ちあがっていて、特に先端を綺麗にしようと撫でているクワイ=ガンの指先は、ヌルついた液体まで感じていた。

クワイ=ガンは、ため息をついた。

「ああっ、本当に、お前ときたら」

クワイ=ガンは、オビ=ワンを抱きしめる。

「いつまでも子供みたいに泣いて。……泣くな。まるで私が虐めているみたいだ」

クワイ=ガンは、ソープだけではないヌメり方のオビ=ワンのペニスを手の中で扱く。

「……っんぁっ!」

オビ=ワンは、クワイ=ガンにしがみついた。

扱かれるペニスに腰が揺れ、オビ=ワンの手は、逞しいクワイ=ガンの背中に縋る。

クワイ=ガンは、それでも、汚れているはずの部分を重点的にソープまみれにすることを忘れなかった。

「オビ=ワン、口を開けて」

師の言葉に、オビ=ワンの唇が緩く開かれた。

覗く舌に、クワイ=ガンは、舌を絡める。

手の中のペニスは、もう、ひくひくと断末の硬さで、オビ=ワンの舌は、クワイ=ガンに上手く応えることが出来なかった。

師の口の中に、くぐもったオビ=ワンのあえぎが落ちる。

鼻に抜ける甘い声は、バスルームの中に反響した。

「……っんぁっ、あっ……マスター……マスター!」

クワイ=ガンの手が白濁した精液で汚れた。

師は、それをシャワーで、流し去る。

ついで、ソープの泡ですっかりと綺麗にされたオビ=ワンのペニスにも湯はかけられた。

潤んだ目をして、身体を火照らせているオビ=ワンは、まだ、荒い息をして、師の肩に縋っている。

クワイ=ガンは、すっかり綺麗になった弟子のペニスを手の中で弄んだ。

「さて、じゃぁ、次は、私のことを洗って貰うとしようか」

 こくりと、弟子が頷く。

 

 

思うに、オビ=ワンのペニスが、いまだ仮性包茎なのは、師が、必要以上に大事に弟子のペニスを扱ってきたせいだということがあるかもしれない。

まぁ、刺激に弱いため、射精が早かろうか、包皮に包まれているせいで、雁の張り出しがすくなかろうが、ついでに言えば、もう、パダワンとは呼べない髭だろうか、クワイ=ガンにとっては、かわいいばかりなのだろうから、どうでもいいことなんだろうが。

 

 

END

 

なんでこんな甘ったるい話しになっちゃったんだろう……。