クワオビで、素股。

 

 クワイ=ガンは、顔に苦笑を浮かべた。

「オビ=ワン、どうしても嫌だというのかね?」

「だって、マスター。アレ、すると、次の日・・・・・」

 ベッドの上で、クワイ=ガンを見あげるオビ=ワンの顔は伏せられていた。

 先程まで、クワイ=ガンのフェラで、大きく開いていたはずのオビ=ワンの足はしっかりと閉じられている。

 クワイ=ガンは、オビ=ワンの足元で膝立ちになったまま、弟子を射精まで導いてしまった事に少しばかり後悔を覚えた。

「パダワンよ。もう満足したから、寝かせて欲しいのか?」

「・・・・マスター、そういう訳では・・・・」

 クワイ=ガンを見上げるオビ=ワンの太腿は、クワイ=ガンの唾液と自分が漏らした精液で濡れていた。

 太腿の間に挟まれるペニスは、うなだれ、悄然としたオビ=ワンよりもまだ小さい。

 だが、クワイ=ガンのものは、まだ大きいままだ。

「私は、どうしたらいいのだろうね?」

 クワイ=ガンは顔に笑みを浮かべてはいたが、弟子の目を見つめて追い詰めた。

 オビ=ワンが目を逸らす。

 握られた手が、シーツの上で彷徨っていた。

 オビ=ワンがためらいがちに、師に向かって手を伸ばす。

 師のペニスを握ろうとする弟子の手を、クワイ=ガンは払った。

「いいや、オビ=ワン。それは、お前も疲れるし、私もあまり好きじゃない」

 オビ=ワンによって提案された手淫は、あっけなく却下された。

 オビ=ワンが、唇を噛み締めながら、悔しそうに頬を染める。

「……じゃぁ、マスターは、何をお望みですか?」

「私か?」

 クワイ=ガンの手が、オビ=ワンの足を抱き上げた。

 白い尻が、クワイ=ガンによってシーツから浮き上がる。

 クワイ=ガンの乾いた指が、オビ=ワンの尻に触った。

 オビ=ワンの緊張する尻を辿るクワイ=ガンの指は、すくみ上がってきつく絞られている尻の穴に触れた。

「私は、ここがいい」

「……マスター」

 オビ=ワンは、きつく尻の穴を締め、クワイ=ガンの指を拒んだ。

 クワイ=ガンは、笑いながら、もっと高くオビ=ワンの足を吊り上げた。

「私の可愛い子は、何がそんなに嫌なんだ?」

 しげしげとオビ=ワンの尻を眺めるクワイ=ガンの目には、これからの言葉のために意地の悪い笑いが隠されている。

「ここ、好きだろう?一杯に嵌められて、おもいきり突き上げられると、お前は、ぎゅっと締め付けて来るじゃないか」

 オビ=ワンは、クワイ=ガンを睨んだ。

 オビ=ワンの唇には、拗ねたようにきゅっと山が寄っている。

「……明日」

 言いよどんだ弟子は、自分の言い訳が通用するのかどうか、確かめるように、何度か唇を舐めた。

「……明日、俺、実技のテストを受けるの、マスター知ってますよね?」

「ああ」

 クワイ=ガンは、笑った。

「ああ、知ってる。しかし、その程度のことがどうした?」

「その程度のことって、この間、俺、マスターのせいで、成績散々だったんです!」

 オビ=ワンは、怒鳴った。

 しかし、クワイ=ガンの指は、オビ=ワンの穴の中に潜り込もうと、平然とその周りを優しくマッサージするように撫でていた。

 オビ=ワンは、言い募った。

「また、あんな成績を取ることになるのが嫌なんです。マスター!」

 オビ=ワンは、子供のように頬を膨らませていた。

 しかし、クワイ=ガンは、どれだけ、悋気を見せようと、この弟子を懐柔することなど容易いとわかっていた。

 オビ=ワンは、クワイ=ガンが自分の手で育て上げたのだ。

 どこが弱く、どこが好きかもすっかり分かっている。

 クワイ=ガンが、見下ろすオビ=ワンも、自分の抵抗がどこまで通用するのか疑う目をしていた。

 しかし、今日のクワイ=ガンは、オビ=ワンの目に、強い拒絶があるのに、今日のところは弟子のために折れてやることにした。

 クワイ=ガンは聞いた。

「オビ=ワン、どうして、そんなに成績に拘る?」

 オビ=ワンは、顔を伏せた。

「……マスターに恥をかかせたくないんです……」

 クワイ=ガンにとって、それは、思いもかけない返答だった。

 唇を噛む弟子は、顔を上げないままで言葉を重ねた。

「俺、マスターの足を引っ張るようなことはしたくないんです。恥ずかしい弟子になりたくない」

 クワイ=ガンは、オビ=ワンの言い分に苦笑した。

「私の弟子は、随分と優秀だと思ってるが?」

 クワイ=ガンの言うとおり、クワイ=ガンのパダワンとなってからのオビ=ワンは、どこに出しても恥ずかしくない優秀な弟子だった。

 間違いなく、将来も有望だ。

 オビ=ワンは、唇を噛んだ。

「……でも、俺、マスターに見捨てられるようなことになりたくない……」

 オビ=ワンの瞳は真剣で、今、この場で、こんな告白をされることに、クワイ=ガンは、戸惑った。

 オビ=ワンの成績が悪かったのなど、この間のたった一度だ。

「一体どうした?」

「俺、マスターのこと大好きなんです……」

「ああ、わかっているよ。可愛い子」

 泣き出しそうな目をしたオビ=ワンのために、クワイ=ガンは、抱え上げていた足を下ろし、オビ=ワンの頬を撫でた。

「分かっている。大丈夫だ。オビ=ワン、私は、お前に拒まれたからって別段お前を捨てるようなつもりはない」

 クワイ=ガンは、オビ=ワンの気持ちを和らげるつもりで、いやらしい、からかいを口にしたつもりだった。

 顔にも、笑みを浮かべた。

 しかし、それがオビ=ワンにはわからかなかった。

「マスターっ!!」

 クワイ=ガンの言葉に、オビ=ワンはショックを受けた。

 オビ=ワンは、クワイ=ガンの弟子として、十分な存在でいたいと告白したつもりだった。

 今、弟子は、決してセックスについての話をしているつもりはなかった。

 しかし、オビ=ワンには、クワイ=ガンの言い分は、セックスを嫌がる自分には、価値がないとしか、聞こえず。

 弟子は、クワイ=ガンの気持ちがわかるほど、大人ではなかった。

 それでも、弟子は、小さな自分の世界の中で、一生懸命考えていた。

 オビ=ワンは、唇を噛みしめ、自分から足を開いた。

 引き寄せた膝を大きく開き、オビ=ワンは、クワイ=ガンに向かって足を開く。

 自分から、足を抱き寄せた。

 胸についた膝が乳首を潰す。

 オビ=ワンは、真っ赤に染まった目尻で、クワイ=ガンを見あげた。

「……どうぞ……」

「オビ=ワン?」

 クワイ=ガンは、いきなり態度を変えた弟子に困惑した。

 オビ=ワンは、きつく唇を噛み、シーツを睨み付けるようにして、顔を伏せている。

 目尻には涙が浮かんでいた。

 自分の何がオビ=ワンを追いつめたのか、クワイ=ガンは、オビ=ワンの足の間で、途方に暮れた。

 オビ=ワンを可愛がるつもりはあっても、傷つけるつもりなど、クワイ=ガンにはない。

 クワイ=ガンは、きつく顔をこわばらせた弟子の足を撫でた。

 師は、自分に向かって開かれている弟子の股の間に指をくぐらす。

 短い毛で覆われたそこでは、尻孔が緊張にきつく窄まっていた。

 クワイ=ガンの指がそこを撫でる。

「本当に、いいのか?オビ=ワン」

 オビ=ワンは、緊張に腹をへこませた。

「……マスターに……」

 言葉を切ったオビ=ワンは、何度も唇を舐める。

 オビ=ワンは、身体をこわばらせたまま、小さな声で告白した。

「マスターにして欲しいです。俺のこと好きでいて、欲しいです」

「オビ=ワン……」

 クワイ=ガンは、足を抱き込み小さく丸まっている弟子の身体を腕のなかにすっぽりと納めた。

 そのまま、抱き上げてしまう。

 自分の膝の上に乗せた弟子の目は、不機嫌に涙ぐんでおり、クワイ=ガンは、苦笑するしかなかった。

「マイ・パダワン。すばらしい、愛の告白だ。でも、オビ=ワン、それで、明日のテストはどうするんだね?」

「……それは、……きっと頑張ります。俺……」

「うん?俺、なんだい?」

 オビ=ワンは、クワイ=ガンの膝の上で、甘えるように、頬をすり寄せた。

「マスターに好きでいて欲しい……役に立たないって思われたくない」

オビワンが、役に立たないなどということは決してなかった。

そして、クワイガンは、役に立つからという理由などで、オビワンを愛してはいなかった。 

しかし、師匠は、意地っ張りで健気な部分を弟子の美点だと認めていた。

 クワイ=ガンは、オビ=ワンの背中を撫でる。

「よし、わかった。じゃぁ、せっかくだから、役に立って貰うとするか」

 クワイ=ガンは、オビ=ワンをベッドの上に転がした。

 目を見開いたオビ=ワンが、少し脅えたようにクワイ=ガンを見あげていた。

 しかし、投げ出された身体は、クワイ=ガンを信じ切り、いたいけな程無防備だ。

「マイ・オビ=ワン」

 クワイ=ガンに、足首を掴まれたオビ=ワンは、覚悟を決めたように息を吐いた。

 クワイ=ガンのペニスがオビ=ワンの尻へと押しつけられた。

 オビ=ワンは目を瞑った。

 弟子は、そこに、クワイ=ガンの大きなペニスが入り込んでくる瞬間を待った。

 しかし、いつまでたっても身体を割り裂く、どうしようもない最初の苦痛は訪れない。

 オビ=ワンは、そろりと目を開けた。

 目を開けたオビ=ワンをにやにやと笑うクワイ=ガンが見下ろしていた。

「やっぱり、して欲しいかね? マイ・パダワン」

 まるで自分が、欲しがって待っていたようなクワイ=ガンの言い分に、オビ=ワンは、真っ赤になった。

「マ・マスターっ!!」

 しかし、クワイ=ガンは、オビ=ワンが、文句を言う前に、命令した。

「足をきつく閉じなさい」

 命令という形で寄越されるクワイ=ガンの声に、オビ=ワンは条件反射で従ってしまう。

 きつく閉じられたオビ=ワンの太腿は、それでも十分な柔らかさで、クワイ=ガンのペニスを締め上げた。

 クワイ=ガンは、にやりと笑った。

「悪くないな」

 クワイ=ガンは、オビ=ワンの太腿の間で、腰を動かした。

 オビ=ワンの頬が真っ赤に染まる。

「……マスター、恥ずかしい……」

「これで、お前も私も両方ともが満足を得られる。このくらいの協力なら、してくれるだろう?オビ=ワン」

 クワイ=ガンは、オビ=ワンの乳首を摘んで、白い弟子の喉を反りかえさせた。

 オビ=ワンの太腿が、クワイ=ガンの先走りで濡れる。

 濡れたそこは、締め付けも、柔らかさも十分でクワイ=ガンに満足を与えた。

 クワイ=ガンはオビ=ワンのペニスを握る。

「……んんっ、……マスター……」

 弟子のそこは、立ちあがっていた。

 オビ=ワンはペニスを扱かれ、びくびくと腰を振った。

「っぁっ! ……んんっ! ……マスター」

 クワイ=ガンは、早急に昇り詰めようとするオビ=ワンにペースをあわせようと、自分も動きを早める。

 クワイ=ガンの手の中で、オビ=ワンのペニスから精液があふれ出た。

「……んんっ……っぁっ!あっ!!」

 若いペニスは、どくどくと精液を溢れされる。

 クワイ=ガンは、あまりの早さに恥ずかしがって泣く弟子にのしかかるようにして、太腿の間のペニスを動かした。

「オビ=ワン、こっちを向いて。顔を見せておくれ」

「……っぅ……っぅ……マスター」

 しゃくり上げながらも、オビ=ワンが師の命に従う。

「お前は、本当に、かわいい」

  クワイ=ガンの精液が、オビ=ワンの胸を汚した。

 クワイ=ガンは、満足そうに笑った。

 しかし、そこで、師匠は、弟子をからかう。

「さて、オビ=ワン、ここまで譲歩してやったんだ。これで、明日、いい成績を取ってこなければ、お仕置きをするからな」

 クワイ=ガンは、オビ=ワンの乳首についた精液をすくい取り、それを弟子の頬へと擦り付けた。

「さて、何をするかな?」

「マスター……!!」

 激しい性感の余韻で、肩で息をしているくせに、オビ=ワンがクワイ=ガンを睨む。

 

end

 

某日開催されたエチャログの残骸です。

エチャなのに、なんで小説書いてるの?とかは、そっとしておいてください……。

途中にある絵は、SCB.の清条坊様から頂いて参りました。(素敵なクワオビサイト様ですvどぞ、おでかけを)

裏のページから奪い取ってきた……。私ってば、恥知らず……。