僕の大好きなマスター 7.5

 

 

「はぁっ……んっ……んっ、んっ!」

オビ=ワンは、背後からのし掛かる弟子に尻をペニスで一杯にされ、涙ぐんだ目をシーツに擦りつけていた。

「んんっ……あっ、……あっあ!」

セックスを待ち望んでいる態度を隠し通せなかった師は、望み通り、一杯にまで弟子に中を占領されていた。

広がった尻孔は、もう一ミリだって伸びないに違いないと感じたし、飲み込むのだって、これが限界だと思った。

それなのに、弟子は、ずぶりと強く師を突き上げ、まだ、オビ=ワンの中を侵略する。

「あっ!んっ!……んんんっ!」

オビ=ワンは、強くシーツを掴んで、打ち付けられたペニスの衝撃に耐えた。

背中に覆い被さる弟子の体温が熱い。

弟子は、オビ=ワンの耳を噛んだ。

「マスター、大丈夫?」

アナキンの息も上がっている。

自分と同じように汗をかく弟子に、オビ=ワンは、首をねじ曲げ、涙ぐんだままの目を向けた。

赤い師の頬へとキスをした弟子の手が、オビ=ワンの目尻を撫でた。

「ああ、よかった。気持ちよさそうな顔してる」

弟子は、シーツにしがみつくオビ=ワンを抱き上げる。

「あっ!……無理っ!……アナキンッ!」

オビ=ワンはもがいた。

しかし、自重で、オビ=ワンは、これ以上ないと思っていたアナキンのペニスをまだ飲み込むことになった。

アナキンの腰の上へと乗せられてしまった師は、喉を逸らして少しでも伸び上がろうとする。

しかし、弟子の手は、強く師の腰を捕まえ放さない。

弟子は、逃げようともがく師の背中に、キスを降らす。

「マスター、気持ちいい……」

もがくオビ=ワンは、それだけでもう腰を動かしているのと変わりがなくて、アナキンは、焦ったようにオビ=ワンを留めた。

アナキンの片目が顰められている。

弟子は、落ち着きのない師の乳首を摘んだ。

つんと飛び出たそこを摘めば、師は、良い声で鳴く。

「あっ……んっ!……んんんっ!……んっ!」

しきりに身体をよじらせたオビ=ワンに、アナキンは、師を強く抱き締めた。

「ちょっと、待って。動かないで。マスター」

強くオビ=ワンを羽交い締めにしたアナキンが、オビ=ワンの背に顔を押しつけ、焦ったような声を出した。

「お願いです。少しだけ、じっとして」

オビ=ワンは、それが嬉しかった。

ひろげられ、一杯になっているあそこは、ただ、アナキンの上に座っているだけでも、もぞもぞと落ち着きなく動きたくなるほどオビ=ワンに快感を与えていた。

しかし、オビ=ワンは、大きく胸で息をしながら、弟子の声に従った。

師と、弟子は、ドキドキと大きな音を立てる心臓の音を聞いていた。

自分の身体で、アナキンが長引かせたいと思うような快感を得ているのかと思うと、師の胸には、幸せがひたひたと広がる。

アナキンが、強くオビ=ワンを抱き締めた。

「……マスター、俺、もっとマスターとセックスしたい……」

アナキンの声は、止まっていた息を吐き出すようだった。

オビ=ワンは、はっとしたように弟子を振り返った。

「……アナ……キン?」

「迷惑ですよね。……でも、俺、マスターの身体、大好きです。本当はもっと沢山セックスしたい。毎晩だって、マスターと寝たい」

弟子からはき出された熱い思いは、あまりにも唐突だった。

オビ=ワンは、睦言だとすら受け取れなかった。

いっそ、甘くからかういつもの睦言だと受け止められればよかった。

「……身体……だけ?」

オビ=ワンは、言ってから、自分の浅ましさに、思わず口を塞いだ。

しかし、口から出てしまった言葉は、取り消しがきかない。

アナキンが、オビ=ワンに笑った。

「マスターは、ほんとかわいいんだから」

 

オビ=ワンはもう、快感など苦しいばかりだった。

シーツの上を逃げたいというのに、もう、身体はどこも自分のいうことを利かない。

アナキンに刺激される尻の奥が熱かった。

そこをほんのもう二度、三度と擦られたら、また、息苦しくなるような、高みに追いやられることは確実だった。

アナキンは、オビ=ワンの手を掴んだまま、頬にも、胸にもキスを繰り返す。

オビ=ワンは、もう、アナキンの言葉を理解することが難しかった。

「好きです。マスター。……ほんと、すごく、好き。……マスターのこと大事にしたいのに、……許してください……」

揺さぶられるオビ=ワンは、泣いていたが、その顔は幸せそうだった。

 

End

 

ちょっと満足しました。マスターv