甘い時間

 

ショーンの太ももと持ち上げたヴィゴは、目を伏せているショーンに問いかけた。

「ショーン、お前が、これからされることは何?」

ショーンは、両手を目の上に持ち上げ、固く結んだ唇だけを見せた。

「なぁ、このたっぷりとした尻の間で、あんたの答えを待ってるものは、何かな?ショーンの大好きなのも?これで、何がされたい?ショーン?」

ヴィゴは、ショーン腿を掴んだまま、柔らかい肉に、ペニスの先端を擦り付けた。

ショーンの胸には、キスの後が残っていた。

汗で、光る丸みのある体は、これからの衝撃を待って、ゆったりと開かれていた。

ヴィゴは、ショーンの股の間で、ペニスを動かしながら、にやにやと笑った。

ショーンの尻の穴が、呼吸に合わせて、小さく開いたり、閉じたりしていた。

皺の寄ったそこに、ペニスの先を押し付け、ほんのわずかに、先っぽをめり込ませ、しかし、すぐに引き抜いた。

腰を揺すって、ヴィゴがショーンの睾丸を、ペニスの先で押し上げてやると、ショーンは、強く唇を噛んだ。

待っていることに、ショーンは、焦れていた。

ショーンの太ももにキスをしたヴィゴは、もう完全に、ショーンの中へ挿入することが可能なペニスがあるのにもかかわらず、親指を、ショーンの穴の中にめり込ませた。

ずぶりと、押し込んだ親指に、ショーンが、小さな声を出した。

「ヴィゴ、何をするんだ」

「ショーンが、言わないから、別のことをしようかと」

ヴィゴは、ショーンの尻の穴の中で、親指を動かした。

もっと大きなものを、そして、もっと長いものを望んでいたショーンは、腰をよじった。

突っ込んだままの親指のせいで、尻の穴が大きく開いた。

「もっと、大きいのでやってほしいんだろ?ショーン」

ヴィゴは、白い尻がよじれるのに、舌なめずりしながら、親指を前後に動かした。

たっぷり塗りこまれているクリームのせいで、動きはスムーズだ。

ヴィゴは、ぐるりと親指を回した。

入り口に受ける刺激に、ショーンが、腰を突き出した。

指の動きに尻穴が、盛り上がる。

ヴィゴは、ショーンの尻の下に、自分の膝を入れた。

高くなった丸い尻を開いて、さらに、ずぶずぶと親指で犯した。

「・・・ヴィゴ」

「ん?何?ショーン?」

ヴィゴは、背中を丸め、ショーンの睾丸を舌で舐めた。

頼りないような硬さのそれは、ヴィゴの舌先からつるりと逃げ出した。

「ショーン、腰を振るな」

「ヴィゴ・・・もう、緩いだろう?」

「緩いさ。ショーン。昨日も、ずっとはめてたんだぜ?」

ヴィゴは、ショーンのペニスの裏を舐めながら言った。

「一回、入れられると、ショーン、普段の我慢を忘れちまうのか?中が、うずいてしょうがない?」

「ヴィゴだって、したいんだろう?」

ショーンは、手を伸ばして、ヴィゴのペニスを捕まえた。

ヴィゴは、ショーンの手の中に向かって腰を動かしながら、にやりと笑った。

「ショーンの手、気持ちいい。このまま、いかせてくれる?」

「・・・嫌だ」

「けちだな」

ヴィゴは、ショーンのペニスを握り、生暖かな硬いものを扱いた。

「ショーン、どうしてしてくれないんだ?」

ショーンの足は、Vの字を作る形に開かれ、しかし、膝から下は、落ちているので、出来上がりは、Mの字だった。

ヴィゴは、白い尻を撫でながら、親指を動かした。

ぐっぐ、と、力を入れて押し込んでやると、ショーンの腹がへこんだ。

尻に比べて、色の濃くなる穴の周りは、ヴィゴの動きで、皺の具合が変わった。

あふれ出しているクリームで汚れた陰毛が、濡れていた。

ヴィゴは、指の付け根まで、親指を押し込んだ。

ショーンは、それでは、足りない長さに、自分から尻を持ち上げた。

ヴィゴが指を動かすのにあわせ、もっと深くと、尻を動かす。

ヴィゴは、笑いながら、ショーンの尻穴を横に広げた。

「こんなに隙間がある。もっと、入りそうだな。ショーン」

「入れればいいじゃないか・・・」

ヴィゴは、そうだな。と、にやりと笑った。

ショーンの足の間から、上半身を前に出し、ショーンの立ち上がっている乳首をつねった。

「手なんかじゃ、いかせるのが勿体無いくらい、入れて欲しいんだって言え」

ショーンは、痛みに顔を顰めた。

ヴィゴは、指先ではさんだショーンの小さな乳首をひねり上げた。

「痛い!」

「痛いだろ?やめて欲しかったら・・・」

「ヴィゴ。入れてくれ。俺の尻を犯してくれ。奥まで入れて、俺を思い切り揺さぶってくれ」

ヴィゴは、つまらなそうに、ショーンの乳首を何度もつねった。

「・・・そそられない」

ショーンは、顔を顰めた。

ショーンの手の中にあるヴィゴのペニスは、十分な硬さと、大きさを有していた。

「ヴィゴ、嘘をつくな」

「いいや、嘘じゃない。この可愛い顔が、もっと切実な表情を見せてくれないとつまらない」

ヴィゴは、掴んでいた乳首を乳輪の中に押し戻しながら、ショーンの頬にキスを繰り返した。

「なぁ、ショーン、なんか飽きないか?」

「ヴィゴ。俺は、入れて欲しいと思っている」

ヴィゴは、睨むような目の色のショーンの頬にまた、キスを繰り返した。

「俺は、ちょっと、違うことがしたい」

「なんで?」

「う〜ん。ショーンに、いろんなことをするのが、楽しいからか?」

ヴィゴは、自分の腹に当たっているショーンのペニスを、腰を揺することによって刺激してやった。

大きく開かれている股の間も、鍛えた腹筋で、ごりごりと擦ってやる。

ショーンの足が、ヴィゴの腰に絡みつき、もっと強い刺激を受けようとした。

ヴィゴは、目を細め、ショーンの髪を撫でた。

「ショーン、そういうあんたが、好きだよ」

「・・・だったら」

ヴィゴは、ショーンの額を撫で、汗を拭ってやると、口付けた。

「ショーンは、中に、入れて欲しいんだよな」

ショーンは、顎を引いて、うなずいた。

ヴィゴは、ペニスで尻の穴を刺激してやりながら、ベッドの周りを見回した。

きょろきょろするヴィゴの動きにショーンの足に力が入った。

「・・・ヘンなものは嫌だ」

「わかってる。結構なんだって、楽しめるのに、ショーンは、すぐ泣くからな」

ヴィゴは、ショーンの足を撫でた。

目で、リモコンや、携帯を追っていたが、諦め、ベッドの下の箱を取り出した。

「俺、あんたに、風呂場の・・・」

箱を開けるヴィゴが口を開くと、ショーンは、大声でさえぎった。

「嫌だ。大嫌いだ」

「なんで?アレだったら、俺のでも届かないところまで、入れられるのに」

ショーンは、ヴィゴを睨んだ。

ヴィゴは、面白そうにショーンの目を覗き込んだ。

「やってる最中は、結構夢中になってるくせに・・・なぁ、好きなの、選ぶか?」

ヴィゴは、ベッドの上に、パイブレーターをぶちまけた。

「ショーン、こないだやった奴、ちゃんと持ってるか?あんたが、寂しくなった時、どうやってやってるのか考えると、めちゃくちゃ、そそられる」

ショーンの目は、転がったパイブを一瞥すると、適当な一本を選び出した。

「これが、好き?」

「やるんだろ?」

これを通り越さなければ、ヴィゴが満足しないとわかっているショーンは、目を伏せ気味に、ヴィゴにバイブを差し出した。

「もっと、太いのを選んでも良いぞ?」

「・・・これでいい」

ヴィゴは、ショーンの尻を叩いて、うつぶせになるように言った。

白いショーンの尻が、高々と掲げられた。

ヴィゴは、片手で、尻の間を大きく開いた。

バイブの先をくにくにとショーンの穴に押し付けた。

そのまま、スイッチを入れ、外側から穴を刺激した。

ショーンが、腰をよじった。

ヴィゴは、垂れ下がっている玉を持ち上げてショーンの体に触った。

ショーンの背中を見ながら、バイブの先端を中へと押し込んでいった。

振動を伝えるバイブをまわし、ショーンの中を広げた。

ショーンの立ち上がっているペニスは、ぴくぴくと揺れていた。

「気持ちがいいな。ショーン」

ヴィゴは、ショーンの尻にキスをした。

柔らかく唇で尻の肉を挟み、噛むように口を動かした。

前後しながら、円を描くヴィゴの手の動きに、ショーンの尻は揺れていた。

逃げ出したそうに、しかし、すぐ刺激を求めて戻ってきてしまう尻は、自分から、ヴィゴのキスを求めていた。

ヴィゴは、ゆっくりとバイブを前後に動かした。

「あああっ!」

ショーンの口から、甘い声が漏れた。

息の音が、とたんに激しくなった。

鼻から漏れる甘い息が、かわいらしくて、ヴィゴは、ショーンの尻を噛んだ。

「満足いただけているようで」

ヴィゴは、尻から顔を離して、ショーンのペニスを扱き始めた。

ショーンのペニスは、すっかり濡れていた。

はしたなく、振られる腰の動きによって、ヴィゴは、手を添えているだけで、十分ショーンのペニスをかわいがってやることが出来た。

「一回、いくか?」

ヴィゴは、ショーンに笑いかけた。

ショーンは、首を振った。

「ヴィゴので・・・いきたい」

「わがまま者め」

ヴィゴは、ショーンの奥深くへバイブを押し込み、簡単に抜け落ちないようにすると、ショーンの体を反転させた。

ヴィゴのほうへ頭を向けたショーンの顔を自分のペニスに近づけた。

「ほら、ショーン、俺の。これ舐めながら、いくってのは、どう?」

ショーンは、ヴィゴの腹に甘えるように頬を擦りつけた。

「口になら入れてやる」

ヴィゴは、ほだされなかった。

ショーンは、恨むような視線で見上げたが、素直に口を開いて、ヴィゴのペニスを口に含んだ。

バイブの入った尻を振りながら、ヴィゴのペニスを舐めた。

曲げた足の間で硬くなっているペニスをシーツにこすり付けている。

「ショーン、後で洗濯してくれな」

ヴィゴは、ショーンの髪を撫でながら、ショーンの口の中のペニスを動かした。

鼻で、息をしているショーンが、苦しそうにもがいた。

ヴィゴは、ショーンの顔を捕まえ、動かないようにすると、締めているようにだけ命じて、自分で腰を使った。

「ショーン、手を離していいぞ。自分のが触りたいんだろ?」

ショーンは、ヴィゴの腿へとかけていた手を離し、自分のペニスを握った。

肩を丸めるようにして、股の間で、しきりに手を動かす。

ヴィゴは、素直なショーンに目を細めた。

「かわいいよ。ショーン」

ペニスを咥えたままの、ショーンが、上目遣いにヴィゴを見た。

「すごく、かわいい。バイブ、気持ち良いんだろ?」

ショーンの尻の間では、バイブが、音を立てていた。

上から見下ろすヴィゴには、ショーンの体から生えているしっぽのように見えた。

ヴィゴは、ショーンの顎の下を擽った。

ショーンの目は、欲望に濡れていた。

「今だったら、パイブを思いっきり動かしてもらうだけでも、いいって感じだな」

ヴィゴは、ショーンの肩を撫で、滑らかな背中にキスをした。

「でも、そういう時にこそ、俺のでいってもらおうか」

ヴィゴは、ショーンの口から、唾液で濡れたペニスを引き出すと、ショーンをベッドの上に転がした。

「ほら、足をこっちに」

ショーンの足を掴んで、ベッドで引きずり回した。

自分のほうに向かって、大きく足を開かせ、入っているバイブをぐいっと引き抜いた。

「あっ!」

ショーンは、大きな声を上げ、体を丸め込んだ。

ペニスを握りしめ、体を小さく痙攣させた。

「あっ、ヴィゴ・・・」

ショーンは、手を離して、出してしまうことをヴィゴに許して貰おうとした。

ヴィゴは、折りたたまれたショーンの足を掴んで、尻の間にペニスを刺し込んだ。

「ヴ・ィゴ!!」

太ももを抱え込んだヴィゴは、激しくショーンを揺さぶった。

奥を突き上げられ、入り口で、ぐりぐりと遊ばれ、ショーンは、目からぽろぽろと涙をこぼした。

「ああっ!ああ!」

「いいな。ショーンのそういう顔」

ヴィゴは、ショーンの尻をぴたぴたと腹で打ちながら、尻の肉の間に、腹を割り込ませ、毛が穴のふちを擦るほど、ぐいぐいと腰を押し付けた。

奥で、動くヴィゴのペニスに、ショーンは、激しく体を震わせた。

痛いのかと誤解したくなるほど、顔を顰め、だが、のけぞった顎から、胸へのラインは、真っ赤に染まって、快感を訴えた。

口から、痙攣する舌の先が、見えていた。

ヴィゴは、満足げにショーンを見下ろし、指の先で、ペニスを掴んだままのショーンの手をとんとんと叩いた。

「いきたきゃ、いっていいぜ?」

射精を堪えていたショーンは、ペニスから手を離すと、ヴィゴの肩にすがりついた。

ヴィゴは、ショーンの上にのしかかり、ショーンの背中が殆ど浮いてしまうほど、ショーンの足を抱えあげた。

ショーンの胸に顔をうずめるほど、頭を下げ、ヴィゴは腰を打ちつけた。

「ああっ!あああっ!ヴィゴ・・・ヴィゴ!!」

ショーンの尻の肉が、強くヴィゴを締め付けた。

「いく!いく!・・・んんっ!ヴィゴ!」

ショーンは、胸を大きくそらせ、顎を剃り返し、激しく首を振った。

腹にかかるショーンの精液を感じながら、ヴィゴは、ショーンの奥を刺激し続けた。

ショーンの奥も痙攣していた。

その刺激を心地よく思いながら、ヴィゴは、腰を振った。

快感の頂点を抜けたのか、ショーンの唇が解けた。

ヴィゴに、ショーンのため息が聞こえた。

甘く落ちたため息に誘われ、ヴィゴは、あいたままのショーンの唇にキスをした。

ショーンは、唇を閉じ、柔らかくヴィゴの唇を吸い返した。

「ヴィゴ・・・」

「かわいいな。ショーン。もうちょっと、可愛がってやる。嬉しいだろ?」

ショーンは、苦笑いした。

「・・・ああ、そうだな。嬉しいよ。ヴィゴ」

ショーンは体を丸めるようにして、ヴィゴの胸の中に顔をうずめ、頬ずりをした。

 

                                        END

 

        

 

書くコメントに困るような作品だ・・・(苦笑)