ラブテロリスト

 

熱い太陽に焼かれる砂浜での撮影も、今日もまた無事終った。

オーランドは、ホテルの部屋に入ろうとしているショーンの後ろに、ぴったりとくっついた。

「こら、やめろ。オーリ」

「やめないもんね。ほら、早く、鍵を開けてよ」

「お前が押すから、うまく開かないんだろうが」

「嘘、嘘。期待で、指が震えちゃって、うまく開けられないんでしょう?」

オーランドは、後ろから伸し掛かり、ショーンの頬にキスを繰り返した。

ショーンの首筋からは僅かに汗の匂いがしていた。

さっきまで、ショーンは、イタケ兵たちの間に混じって、剣を振るっていた。

オーランドは、その匂いを吸い込みながら、更にキスを続けた。

ショーンは、首を振って嫌がった。

廊下には、人影がなかった。

だが、いつドアが開くか、知れたのものではなかった。

「止めろ。オーリ。そんなことすると、部屋に入れないぞ」

ショーンは、オーランドの巻き毛を押さえつけた。

だが、ショーンの首に回しているオーランド腕は、力強かった。

優しく女の首筋を撫でるシーンを撮ったばかりの指が、ショーンの耳の後ろを擽った。

「ほら、ショーン、早く開けてよ」

オーランドは、ショーンの肩へと顔を埋めたまま、体の密着を強めた。

特に、下半身は、まったく隙間なく、くっつけた。

「…オーリ」

やる気十分なオーランドの様子に、ショーンは、呆れた声を出した。

しかし、オーランドは、止めなかった。

オーランドは、くすくすと笑った。

「嬉しいでしょ?ショーン」

自信有り気な声が、ショーンの耳元で囁く。

ショーンは、オーランドを無視して、ドアを開けることに専念した。

オーランドは、露骨に腰をショーンの尻へと擦りつけた。

ジーンズ同士が擦れる音が、うるさかった。

オーランドは、ショーンへと強く腰を押し付けた。

ショーンは、ドアと、オーランドの間に押しつぶされた。

尻の割れ目へとぴったりとくっつけられたものに顔を顰めながら、ショーンは、低い声を出した。

「オーリ。せめて、部屋の中にいれろ」

「何々?ここで、入れて欲しいって?もう、ショーンったら、いくら何でも、それは無理だって」

「飲んではなかったよな?…クスリでも使ってるのか?」

ショーンは、オーランドに限りありえない選択肢だと思いながら口にした。

繊細に見える容姿をしているというのに、オーランドは、陽性な方へと自分をコントロールすることが巧みだ。

オーランドは、ショーンの耳元で囁いた。

「ショーン。部屋の中に入ったら、ご期待通りに、ショーンの気が済むまで、たっぷりしてやるよ。だから、ほら、早く。鍵を開けて。かわいこちゃん。そんなに俺を焦らさないで」

浮かれた、甘い声が、ショーンの耳を噛んだ。

ショーンは、オーランドの顔を手の甲で叩いた。

オーランドの顔は、ショーンが、腕を振り上げさえすれば、届くところにあったので、ショーンは、まるで狙う必要なく、オーランドの鼻を正確にぶった。

 

ちゃりちゃりと音をさせながら、部屋の鍵を弄ぶショーンの後ろに、ぶたれた鼻を撫でながら続くオーランドの姿があった。

オーランドは、小さな声でぶつぶつと文句を言っていた。

わざとらしく、何度も手を見て、鼻血が出ていないかどうか確かめている。

ショーンは、にやにやとしながら、オーランドを振り返った。

「俺も年かなぁ?オーリの言うことがよく聞こえないんだが」

オーランドは、顔を顰めた。

「人が、年の話をすると怒るくせに」

「くそ生意気な若造が、2周り近い年の差を、事実として受け止めないからだろう?」

ショーンは、テレビをつけ、ベッドの上に腰を下ろした。

「違うじゃん!やってる最中に、しんどいんじゃないかと思って、俺が気遣うと、ショーンがいきなり俺の顔を抓ったりするんじゃん!」

オーランドは、ショーンの隣りに腰を下ろした。

2人の距離は、肩が触れ合う間のなさだ。

あれほど文句を言っていたというのに、オーランドは顔を傾け、とても、自然にショーンへとキスした。

ショーンも目を閉じて、ごく自然に口を開ける。

オーランドは、ショーンの頭を抱いて、ベッドへと押し倒しながら、キスを続けた。

ショーンの柔らかい舌を追いかけ、口の中をさ迷い歩く。

絡んだ舌が、お互いの舌を擽りあった。

ショーンが唇を動かし、オーランドの口を噛んだ。

オーランドは、ショーンより大きく口を開けて、ショーンの唇を噛み返した。

鼻が触れ合って、至近距離の目が、笑った。

オーランドは、ショーンを抱きしめ、唇以外の場所にキスを始めた。

手始めに、柔らかな頬へと唇を落とした。

ショーンの顔が、頬を晒すように左側だけを見せた。

甘いキスを続けるオーランドに、ショーンは、くすくすと笑う。

「なぁ、オーリ。明日の天気も晴れだってさ。きっと、明日も暑いぞ」

「…ショーン。テレビ、消してあげようか?」

オーランドは、ショーンの顔を挟んで、上を向けさせると、唇に噛み付くようなキスをした。

ショーンは、口を開け、舌を伸ばして、オーランドに応えた。

オーランドは、情熱的にキスに応えるショーンの口の中から、するりと舌を抜き取ると、ショーンの頬を挟んだまま、上から見下ろした。

「ショーン。今日のあんた、絶対に誘ってたでしょ?なのに、そんな態度、取ってていいのかな?」

ショーンは、しらばくれようとでもいうかのように、オーランドから、視線を外した。

それでも、テレビのリモコンを掴み、電源を切った。

「ショーン。おれのかわいこちゃん。今日の現場での態度は、あれ、しらをきることなんか出来ないほど、露骨だったと思うんだけど?俺の思い違い?」

オーランドは、両足で挟んでいたショーンの足の間に、膝を入れた。

膝を動かし、ショーンの腿を開いていった。

目線を合わせようとしないショーンの足は、抵抗するというには弱過ぎる程度にしか、力が入っていなかった。

「周りにいた皆、随分、困ってたよ。誘われてるのが、自分なのかもしれないって、誤解してる奴もいたみたいだし」

オーランドは、少しばかり恐い声を出しながら、ショーンの頬を優しく撫でた。

「ショーン。俺を誘ってただろう?やらしい目をしちゃってさ、威力があり過ぎで、絨毯爆撃みたいに、周り中の奴らをノックアウトにしてたけどさ」

オーランドは、ショーンの股の間にたどり着いた膝小僧で、開いた股間をぐりぐりと押し上げた。

ショーンのものは、硬くなっていた。

オーランドは、にやりと笑い、片手で掴んだ顎を押さえつけたたまま、ショーンに口付けた。

むっつりと閉じられているショーンの唇を強引に割り、オーランドは舌をねじ込んだ。

「すましてないで、たっぷりかわいがって、って、お願いしなきゃ、ショーン」

オーランドは、キスが終ると、ショーンの顔を見下ろした。

動かしていた膝小僧も、動きを止めた。

ショーンは、口を開かなかった。

オーランドは、柔らかな頬に添えていた手を離した。

ただ、じっとショーンを見た。

ショーンは、肘をついて体を起した。

オーランドの首へと腕を回し、ぐいっと引き寄せた。

ショーンの濡れた目が、オーランドの目をしっかりと見た。

「…今日は、お前の言うとおりだ。たっぷりかわいがってくれ。オーリ」

ショーンの唇が、オーランドの唇に吸い付いた。

柔らかな舌が、オーランドの唇を舐めた。

オーランドは、あまりに素直なショーンの態度に驚いた。

だが、にやりと笑うと、ショーンをきつく抱きしめた。

 

乱暴に、脱ぎ去った洋服が、散乱しているベッドの上で、ショーンがうつぶせに肘をつき、頭を低く下げていた。

白い尻が、惜しげもなく、オーランドに差し出されていた。

「ねぇ、急ぎ過ぎじゃない?ショーン」

「平気…だ。それより、なぁ、オーリ」

ショーンは、肉付きのいい尻を振って、オーランドに続きをせがんだ。

オーランドは、ショーンの中にいれた指で、中を広げる動きを続けた。

「…うう…ん。あっ…」

拡張する指の動きにすら、ショーンは、声を上げていた。

金色の毛が覆う穴の周りは、たっぷりと塗りこめられたゼリーが溢れ出し、つやつやと光っていた。

短い毛など、ゼリーの中に埋もれてしまっている。

オーランドが、指を引き抜くたびに、ゼリーは、ショーンから溢れ出した。

おまけに、溢れ出すのは、ゼリーだけではない。

ショーンの口から、はしたないと言っていいほど、あからさまな声が漏れ出していた。

すこしばかり過剰気味だった。

オーランドを煽り立て、急かそうとしているのがよく分かる声だ。

 

ショーンの尻は、しっとりと汗に濡れ、オーランドの指に合わせて、緩やかに動いていた。

盛り上がった尻の間を掻き分けた所にあるのは、足などの皮膚に比べて、赤味を帯びた色の肌だ。

「…んんっ、オーリ」

ショーンは、オーランドに向かって尻を突き出し、指とは違うものを入れて欲しいとねだった。

オーランドは、揺れる腰を捕まえた。

尻肉を優しく甘噛みした。

白い尻にがぶりと何度か歯を立てた。

「あっ!オーリ」

気分の盛り上がっているショーンは、噛まれた刺激にも甘い声を上げた。

オーランドは苦笑した。

ショーンは、シーツを強く掴んで、しきりに腰を捩っていた。

目が、ちらちらと、ゴムを被ったオーランドのペニスを盗み見ていた。

挑発するように、ショーンの舌が、何度も唇を舐めた。

その舌でペニスを舐めて欲しくて、オーランドは、すこしばかりの用意をしていた。

しかし、ショーンは、すこしの余裕もなく、しきりに尻に欲しがった。

「…折角、珍しい味のするゴムを用意したのに」

オーランドは、ショーンの尻の間で膝立ちになりながら、ゼリーに滑る深い谷間にゴムの先端を擦りつけた。

ショーンが、オーランドへと腰を突き出す。

「ショーンに、舐めて欲しかったのに。結構、おいしいらしいんだよ?」

「…んっ、後で。今は、それより、入れて欲しい」

ショーンは、開いたままの口から、熱い息を吐きながら、オーランドを振り返った。

半開きの唇の中では、舌が中途半端に浮き上がっていて、せつないような皺が眉間に刻まれていた。

潤んだ目が、しきりにオーランドの情熱を強請っていた。

オーランドは、くしゃくしゃに顔をして笑った。

「いいねぇ。そういうショーンの顔。昔、何度か夢に見た」

「…オー…リ」

ペニスの先端を僅かに埋め、すぐさま、引き出してしまうオーランドの動きに、ショーンは、堪らず仰け反りながらオーランドを呼んだ。

腰が大きくと揺れていた。

ショーンのペニスは、完全に立ち上がり、動きにつられて揺れていた。

オーランドは、ショーンの腰を掴んで、ずんっと、奥まで突き入れた。

ショーンは、声も出せずに、体を硬くした。

続けて、何度か、オーランドが突き入れると、ショーンの唇から、甘い声が漏れ出した。

「あっ、オーリ…いい…いいっ…」

ショーンは、シーツをぐしゃぐしゃに掴みながら、大きな声を出した。

オーランドは、ショーンの背中へと体を密着させた。

奥の方を突きながら、ショーンの尖った乳首を摘んだ。

「触って欲しいでしょ?」

「…うん…ああ…オーリっ…」

オーランドは、ショーンの両方の乳首を指先に摘んで、強く引っ張った。

ショーンの体に力が入った。

「…やぁ…いた…い」

甘えたような声で、ショーンが、泣き言を言った。

ショーンはしきりに首を振り、金色の髪が、オーランドの顔を打った。

オーランドは、ショーンの耳を噛みながら、もう一度、乳首を強く捻った。

「痛…い!」

ショーンが短い悲鳴をあげた。

オーランドをくわえ込んでいる尻の穴まで、ぎゅっと固く締まった。

オーランドは、すぐさま手を離して、指先で、緩く乳首を撫でた。

硬く立ち上がっている乳首は、オーランドに触られるのを嫌がり、右へ、左へと逃げ回った。

オーランドは、ショーンの胸の前で腕をクロスするようにして、ぎゅっと抱きしめながら、尖った乳首を弄りつづけた。

ショーンの小さな乳首は、体内に押し戻せそうだった。

オーランドは、何度も押してチャレンジした。

だが、その度、感じている乳首は、ぴんっと戻ってしまう。

オーランドは、密着させた腰を前後に動かしつづけながら、悪戯を続けた。

「…あ…んっ…ああっ…」

乳輪ごと揉むように刺激を続けると、ショーンが、舌を震わせながら、愛らしい声を聞かせた。

オーランドは、片手を乳首から離し、ショーンの顎を掬い上げた。

「ショーン。おっぱい、気持ちいい?」

ショーンが、答えやすいよう、オーランドは、ペニスでショーンを突き上げることを止めなかった。

ゆっくりと円を描くような動きで、ショーンの中を広げながら、奥へと突き上げた。

ショーンは、口を開いただけだった。

オーランドは、ショーンの摘んでいる乳首を捏ね回した。

「ショーン、おっぱい触ってあげないよ。弄ってもらうと、気持ちいいんでしょ?」

オーランドは、爪先で、引っかくように乳首の先を弄った。

ショーンは、とろりとした目をして、オーランドを見上げた。

「こうやって、して欲しいでしょ?それとも、して欲しくない?」

「…して欲しい。…気持ちいい…オーリ」

「そうだよね。もっとして、は?」

「…もっとして…くれ」

ショーンの赤い舌が、しきりに唇を舐めた。

オーランドは、無理な体勢になりがら、ショーンの唇を奪った。

ショーンも懸命に舌を伸ばした。

オーランドは、ショーンの胸を揉みながら、大きな尻に、強く腰を打ちつけた。

前後に揺れる動きに、オーランドと、ショーンの歯がかちかちと音を立てた。

ショーンの尻は、とても素直に突き出す形を取っていた。

柔らかい尻肉が、オーランドの腹を打つ。

オーランドは、ショーンの髪を撫でた。

体を起し、ショーンの腰を強く掴んだ。

深く入っていたペニスをずるずるとショーンの中から引き抜く。

オーランドは、ショーンの腰から、背中へと続くラインに見惚れながらうっとりと呟いた。

「ショーン。して、して。って、お願いしてみて」

ショーンが、小さな声を出した。

「…してくれ。オーリ」

ショーンの体は、激しく突き上げてくるだろうオーランドの動きに備え、待っていた。

「して、して。だって。ショーン、言えるでしょう?」

オーランドは、焦らすように、ペニスの先で、穴の周りを緩く突付いた。

ショーンは、体を開いたまま、尻だけを高くつきだすようにして、オーランドを待っていた。

「…お願いだ。オーリ。もっと激しく、俺の奥まで突いてくれ」

先ほどよりも大きくなったショーンの声は、切実にオーランドを求めていた。

オーランドは、口元に幸福な笑いを浮かべた。

「了解。ショーン」

オーランドは、ショーンの腰をがっちりと固定すると、腰骨が当たるほど強くショーンを突き上げ始めた。

肉を打つ音が、部屋の中に響いた。

しかし、それを凌駕する勢いで、ショーンが、大きな声を上げた。

うめきに近いような声が、鼻から抜けるかわいらしいような声と、交互にショーンから溢れ出していた。

オーランドは、ショーンのペニスを掴んだ。

ショーンのペニスは、べったりと濡れていた。

オーランドは、漏れ出している粘液をペニス中に塗り広げた。

硬くなっているショーンのペニスを手の中に握り込んで、扱き上げた。

「俺のこれが、大好きなんだよね?」

オーランドは、ショーンのペニスを握りながら、その動きに合わせて、ショーンの中に埋まっているペニスも動かした。

ショーンのペニスは、まだ、じんわりと精液を溢れさせた。

オーランドは、それを掬い取り、垂れ下がっている玉にも塗りつけた。

熱く狭い腔道の中にあるペニスは、ショーンの中を擦り上げている。

「好きだよね?ショーン」

ショーンは、何度も頷いた。

金髪の間から覗く、項は汗ですっかり濡れていた。

「声に出して、言ってよ」

「あんっ…すき、…オーリのペニスが、好きだ」

「もう一回」

耳を打つショーンの声の心地よさに、オーランドはもう一度ショーンに強要した。

「好き。…大好き。オーリのペニスが大好き」

柔らかく玉を握り込み動かすオーランドの手の動きに、ショーンの腰がめちゃくちゃに揺れた。

オーランドが大きく腰を引こうものなら、中に入ったペニスが抜け落ちそうな勢いだ。

オーランドは、勿論そんなヘマはしなかった。

いやらしいことの言えたショーンへのご褒美に、何度もショーンのいい所ばかりを突き上げてやった。

ショーンは、背中を震わせながら、何度も頭を振った。

声も出ないような激しい感じ方をしていた。

腰の辺りにまでじっとりとショーンは汗をかいていた。

オーランドは、大きな尻に腰を密着させながら聞いた。

「いっちゃいそうだね。ショーン」

「……がまんできな…い」

ショーンが、かすれた声を出した。

荒い息に、肩が弾み、腹が何度も膨れたりへこんだりした。

柔らかな太腿も、小刻みに震えていた。

ショーンのペニスからは、ぽたぽたと雫が滴っていた。

「いかせてって言う?」

オーランドは、優しい声で聞いた。

ショーンは、首を横に振った。

「……・言わない。…オーリ…そこ、いい…もっと、もっとしてくれ」

さすがに、そこまでは、ショーンは折れなかった。

オーランドは、小さく笑った。

ショーンの言うとおり、強くペニスをねじ込んだ。

 

 

射精したショーンは、満足気な顔で、オーランドの足の間に寝そべっていた。

ショーンの手が、のろのろと動いていた。

出そうとスパートをかけようとしていたオーランドを止め、まだ、硬いものを尻から抜かせたショーンは、オーランドのペニスを覆うゴムを外していた。

用済みのそれをぽいっとベッドの上に放ると、オーランドのペニスへと顔を近づけ、眉を寄せた。

「なぁ、オーリ、なんか変な匂いがしないか?」

ショーンは、くんくんと鼻を動かし、いつもと違うペニスの匂いに、鼻の上に皺を作った。

「ああ、多少匂うかも。でも、平気。舐めてみて?」

ショーンは、恐る恐るという感じに、舌を伸ばした。

いつものゴム臭、そして、苦いゴムの味と違い、想像もしていなかった味がショーンの口の中に広がった。

ショーンは、顔を起して、オーランドを見上げた。

「なんだ?これ?」

「何だと思う?ショーン」

「……ピザの味が…するような…気がする」

「あたり。甘いのより、こっちの方が、ショーンに向いてるかなぁと思ったんだけど」

ショーンは、顔を顰めた。

眉の間に出来た皺を自分で弄った。

「どうして、そういう変な凝り方をするんだ」

「だって、あんた、甘いの嫌だって言ったじゃん」

「オーリ。確かに俺は、ストロベリー味も、チョコレート味も、ゴムについてる甘い味はあまり好きじゃない。でもな。オーリ。…まぁ、お前のペニスが、ピザ味になってるのは、譲ってもいい。でも、お前のに味がするってことは、俺のあそこも、ピザ味になってるってことだろう?」

ショーンは、情けないような顔でオーランドを見た。

「…勘弁してくれよ」

ショーンは、ぱたんとオーランドの股間へと顔を落として、ピザ風の匂いに嫌そうな顔をして顔を上げた。

オーランドは、ショーンの髪を撫でつけ、皺の寄った額に何度もキスを繰り返した。

「かわいい。ショーン。ショーンのピザ味は、後で俺が舐めてあげるよ。でも、今は、俺のこれをショーンが舐めてよ。我慢させられてるもんだから、俺、辛くって」

ショーンは、顔を顰めた。

鼻をつまみながら、オーランドのペニスへと舌を這わせた。

苦しいのか、ショーンは、はぁはぁと息をした。

あつい息がオーランドのペニスに吹き付けられた。

開きっぱなしのショーンの口からは、唾液が溢れ出し、オーランドのペニスを必要以上に濡らしていく。

「ショーン、それ、結構良かったりして」

ショーンは、やはり苦しかったのか、オーランドが全く嫌がっていないと分かると、すぐさまつまんでいた鼻から手を離した。

もう、味がしなくなっているのか、深く飲み込み、口全体で、オーランドのペニスを扱いた。

オーランドは、ショーンの尻へと手を伸ばした。

ゼリーに濡れる谷間に指を這わせ、くぼみの中へ指先を潜り込ませる。

「まだ、するでしょ?」

「…できるのか?」

ショーンは、ペニスを口に入れたまま、オーランドを見上げた。

オーランドは、つい、力をいれて、指先を捻じ込み、それにあわせてショーンの口をペニスで犯した。

ショーンは、ペニスを含んだピンクの唇が、どれ程いやらしいか、知っているとしか思えなかった。

ゼリーに濡れたショーンの尻穴を弄りながら、オーランドは苦しくない程度に、ショーンを突き上げた。

ショーンは、舌を伸ばして、オーランドのペニスを舐め上げている。

ショーンの鼻声が、甘い。

甘えるようなかわいらしい声に、オーランドは、口内でショーンが感じる場所をペニスで擦った。

ショーンは、目を閉じて、口を使われる快感を味わっている。

「…飲む?」

オーランドは聞いた。

「まだ、するんだったら、顔にはかけて欲しくないでしょ?ショーン」

「……飲む」

少し唇の拘束を緩くしたショーンの中で、オーランドは、激しくペニスを動かした。

ショーンの喉の奥を狙い精液を注ぎ込んだ。

「…んんっ…ん…っ…」

ショーンは、喉を鳴らして、オーランドの精液を飲み込んだ。

すべて絞り取ろうとするように、しきりに舌を使っている。

「もしかして、復活もさせちゃうつもりだったりして」

オーランドは、ショーンの髪を撫でながら、また、ショーンの尻へと手を伸ばして、穴を弄り始めた。

穴は、ひくひくと動いて、オーランドを締め付けた。

気持ちがいいのか、ショーンは、鼻から甘い声を出しながら、オーランドのペニスへと吸い付いている。

「これだけ、欲しかったんだったら、あんな目をしていても、仕方ないけどさ、でも、ショーン、あんた本当に、気を付けろよ。あんたの目、ハンター?テロリスト?とにかく、セックスに照準が定まったすっげぇ、濡れ濡れになってて、おまけに、絶対にベッドまで連れ込んでやるって、すっごいファイトに燃えてたぜ?仕事中に、あんな目で見られてさ、あいつら、今晩、一人でなんて寝れないね」

ショーンは、硬くなり始めたオーランドのペニスを口の中で弄びながら、オーランドの腿を抓った。

オーランドは、その意味を、真面目にやれだと勝手に受け取った。

ショーンの腰を抱き、体をあお向けに寝転ばせた。

まだ、オーランドのペニスを頬張ろうとするショーンを押さえつけ、素早く足の間に潜り込んだ。

「じゃぁ、俺も、ショーンのピザ味を味あわせて貰おうかな?」

オーランドは、ショーンの足首を掴んで、大きく開かせると、舌を伸ばして、べろりとショーンの尻を舐めた。

 

 

END

 

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こんなのは嫌だと言われそうですが、R様に捧げます(笑)

だって、R様がメールで書いてくださったネタがてんこもりなんだもん!(笑)