三匹の子豚
あるところに、ショーンと、デイヴィットと、カールという三匹の子豚が住んでいました。
三匹は、父さん、お母さんと仲良く住んでいたのですが、大きくなったので、別々の家に住むことになりました。
一番上のショーンは、暑がりで、面倒臭がりだったので、藁の家を作りました。
それは、ほんの2時間ほどで、出来ました。
家というよりも、子供が作った秘密基地のような具合でした。
けれども、雨露がしのげるからこれでいいと、ショーンは、満足していました。
二番目のデイヴィットは、もう少しまともな家を作りました。
木造一戸建てです。
あまり大きな家ではありませんでしたが、将来、秘密基地生活に飽きたショーンが転がり込んできた時に、大きすぎる家は、距離が2人をわかつので、必要ないと思っていました。
そう、デイヴィットは、兄豚のショーンを狙っているのです。
三番目のカールは、堅牢な石造りの家を作っていました。
やはり、ショーンが自分の家に嫁にきたならば、いい暮らしをさせてやりたいとの一心からでした。
だから、決して凍えるような思いはさせまいと、カールはしっかりとした造りの家を時間をかけて作りました。
面倒くさがりの、ショーンは、額に汗しながら、レンガを積み重ねるカールを見て、呆れています。
この家にショーンが来ることなんてありえないと思っているデイヴィットは、カールの努力を無駄だと思っています。
けれども、カールは、頑張りました。
おかげで、時間は掛かったものの、とてもすばらしい家が出来上がりました。
ところで、ショーンを狙っているのは、デイヴィットと、カールだけでは、ありませんでした。
そう、ショーンは、食べてしまいたくなる位、とても魅力的な子豚ちゃんだったのです。
そんなショーンが、一人暮らしを始めて、放っておかれるはずがありませんでした。
おまけに、家ときたら、いつでも入ってくれといわんばかりに、ドアすらついていない有様です。
ぷりぷりお尻のかわいい子豚ちゃんショーンを、狼ヴィゴが狙っていました。
ショーンはそんなこと知りません。
ショーンは自分が狙われているなんて、夢にも思わず、のんきにローカルライフです。
ヴィゴは、ショーンの家に近づきました。
そっと、家の中を伺います。
するとショーンは、あきれ返るほど無防備に昼寝を決め込んでいました。
たしかに、暑くも、寒くもなく、ドアのない藁の家でも、全く問題のない季節でした。
ショーンは、上掛けすら掛けず、大の字に足を開いて、お休み中です。
しかも口からよだれが垂れている油断ぶりです。
ヴィゴは、眠っているショーンにそっと近づき、可愛い子豚ちゃんをぺろりと平らげてしまいました。
子豚ちゃんは、びっくりです。
しかし、ショーンは、これが嫌いにはならなかったようでした。
おかげさまで、狼ヴィゴはテクニシャンだったのです。
ショーンは、ヴィゴのキスに自分から口を開きます。
自分からM字に足を開いて、ヴィゴを受け入れます。
かわいいお尻が、ヴィゴから丸見えで、ペニスも、毛も、穴も全部ヴィゴに晒されています。
「…もっと」
ぐりぐりと中を抉ると、ショーンが腰を振ります。
一回目だというのに、もう、おねだりです。
なんといいますか、ショーンが好きものだったおかげで、ヴィゴはレイプ犯にはなりませんでした。
狼と子豚でしたが、食べてしまいたいヴィゴと食べられたいショーンの2人の関係は良好に続きます。
まぁ、こんな食物連鎖もたまにはいいのかもしれません。
しかし、問題が起きました。
いえ、別に、ショーンが妊娠したとかそういう話ではありません。
それは、またそれで、ぜひとも見てみたい姿だったりしますが、そういうことではなく、もうちょっと現実的な話です。
ショーンの家が、藁作りだったことも問題点の一つでしょう。
もしかしたら、ショーンが注意深い性格だったり、慎み深い性質を持ち合わせていたら、こういう不幸は訪れなかったかもしれません。
つまり、ショーンと、ヴィゴの関係が、弟にばれたのです。
ドアも無い、藁作りの家に、防音など望めるはずはなく、ショーンの遠慮のないよがり声は、いつでもショーンを迎え入れられるよう、わざわざ近所に家を建てていたデイヴィットにすぐにも知れることとなりました。
勿論、ショーンを狙っていたデイヴィットが許しておけるはずがありません。
デイヴィとはすぐさま手段を講じました。
デイヴィットは、ショーンが作った藁作りの家を吹き飛ばすような勢いで、ほんの数分で破壊すると、住む場所のなくなったショーンを自分の家へと連れ帰りました。
ショーンの秘密基地は、跡形も無しです。
まさか本当にショーンを食べてしまうわけにもいかず、狩りに出ていた狼ヴィゴは、藁作りのスイートホームに帰ってみて、ビックリしました。
最愛のハニーは何処?
そう、ショーンの家は藁だっただけに、ショーンを守る砦ともならず、ショーンは、弟の家に簡単に拉致られてしまいました。
ボヘミアンな生活もよし、などと思っていたヴィゴの失敗です。
ヴィゴは、藁屑の山の前で茫然としました。
そんな時、ショーンも、ほんの少しだけ、自分がもう少し強固な家を作ればよかったと思っていました。
けれども、デイヴィットの家で、それなりに快適な生活が始まると、そんなことを思ったことすらショーンは忘れてしまいました。
デイヴィットは、ショーンを上手にしつけます。
昼間は、たっぷりとショーンを甘やかし、夜は、狼ヴィゴによって、開発されたショーンの体に、自分のことを覚えこませようとしました。
そう、ショーンにおかしな癖をつけてやろうとしたのです。
この弟、独占欲が強いようです。
けれども、昼間にたっぷりと甘やかすことを忘れなかったので、ショーンはすっかりしつけられてしまいました。
快楽に弱いということは悲しいことです。
もう少しは、抵抗した方がいいと思うのですが、ショーンは、すっかりデイヴィットのやり方でめろめろになっていました。
「いやだ。…やだ。デイジーそんなのは嫌だ」
ショーンは、デイヴィットがショーンのことをベッドへと縛りつけようとするのに、抵抗を示します。
けれども、本気ではありません。
「うそをついちゃダメだ。かわいいショーン」
デイヴィットは、ショーンの手をベッドの支柱に縛り付けました。
このためだけに、デイヴィットのベッドには、支柱がありました。
家よりもまず、最初にデイヴィットは、ベッドの注文をしていました。
「デイジー、痛い」
ショーンが、手首を引っ張って、痛みを訴えます。
これは、もう、2人の間で決まった手順の一つといえました。
デイヴィットは、酷くなり過ぎない程度に、ショーンの金髪を掴んで、ベッドのスプリングへとショーンの頭をめり込ませました。
ショーンの首が反り返ります。
その首に、デイヴィットが歯を立てます。
ショーンがすすり泣くような声を上げます。
「あっ、あっ、あっ!デイジー!!」
多少、デイヴィットにSの傾向があり、その方向でショーンをMにしてやろうという方針だったのはデイヴィットだって認めます。
けれども、デイヴィットの予想よりはるかに強く、首への愛撫に異常な反応を示したのはショーンでした。
軽い縛りの最中に、ふと、デイヴィットがショーンの首を両手で絞めたところ、ショーンは、恐ろしいほどの快感を示しました。
絞殺趣味とでもいうのでしょうか。
セックスの最中に首を絞められるのを、とても快感だとショーンは訴えました。
もっとしてくれと、デイヴィットにねだります。
だから、この子豚。快楽に大変弱かったのです。
そして、弟豚も、ショーンを得るためならば、手段を選びません。
「ん?気持ちいい?ショーン」
デイヴィットは、ショーンの首に手を掛けて、まずは力をいれずに、首に舌を這わせました。
絞めて欲しいショーンは、自由になる脚を大きく開いて、デイヴィットの気に入るようにします。
デイヴィットは、そんなショーンの様子に目を細めます。
デイヴィットは本気でショーンが落ちてしまわないよう、注意深く観察しながらショーンを締め上げていきました。
「ああっ、デイジー……ああっ」
まだ、特に触られたわけでもないのに、ショーンのペニスが、ぴくんと立ち上がって震えます。
デイヴィットは、苦しげにしながらも、気持ちよさそうに眉を寄せるショーンをじっとみつめます。
ショーンがもじもじと太腿を摺り寄せました。
「ショーン、自分で足を俺の腰にまわしてごらん。すりすりしていいからね。気持ちよくなりたいんだろう?」
ショーンは、うっすらと、緑の目を開け、デイヴィットの腰に自分で足を絡み付けました。
そして、腰を動かして、デイヴィッドの腹にペニスを擦り付け出しました。
「気持ちいい?」
「…気持ち…いい」
喉を絞められ掠れた声を出すショーンの穴の中に、デイヴィットは、ペニスをねじ込みました。
やはり、問題点の中で住宅の構造はあまりウエイトを占めていなかったかもしれません。
ショーンの声が大きいこと。
ここが一番の問題です。
倒壊した藁作りの家の周りで途方に暮れていたヴィゴは、直ぐ側に建つ、不審な、いえ、普通の住宅を見つけ、つい、うろうろと周りをうろついていました。
表札には子豚のデイヴィットとあります。
ヴィゴは、デイヴィットがショーンの弟だということを知っていました。
そして、デイヴィットがショーンのことを狙っていたことも知っていました。
だから、ショーンのいなくなった原因をデイヴィットだと思いついたヴィゴの思考法は単純だといえましたが、この場合は正解でした。
しかし、藁の家よりはよほどしっかりした造りの、しかも、戸締りのきちんとしたデイヴィットの木造住宅に、狼ヴィゴは手も足もでず、家の周りをうろうろしていました。
そして、ショーンのよがり声を聞いてしまったのです。
今まで、ヴィゴの名を甘く呼んでいたショーンの声が、デイヴィットの名を呼びます。
その合間に、痛いとか、苦しいと言った単語も聞こえます。
けれども、ショーンの声は明らかに快感を訴えています。
SMプレイが行われていることは明らかです。
ヴィゴは、悔しくて歯軋りをしました。
可愛いショーンを蕩けるほど大事にしてきたヴィゴにとって、デイヴィットのやり方は許せるものではありませんでした。
ヴィゴは、嫉妬の炎をめらめらと燃やしました。
ついでに、デイヴィットの住宅も、めらめらさせてやることにしました。
放火です。
八百屋お七のごとく、あの人に会えるのならと、ヴィゴは火事を起こすことにしたのです。
デイヴィットの木造住宅は戸締りがしっかりしていて、決してヴィゴの侵入を許しませんでした。
そこで、ヴィゴは考えたのです。
では、中から出てきてもらえばいい。
火は、デイヴィットの家に燃え広がっていきました。
ヴィゴは、ショーンが間違っても怪我しないよう、大声で叫びます。
「火事だ!!逃げろ!」
デイヴィットと、ショーンは、家から飛び出してきました。
殆ど丸裸です。
ヴィゴは、舌なめずりをして、ショーンのことを見つめました。
子豚ちゃんは、弟の家でも大事にしてもらっていたらしく、つやつやと肌つや良く、ぷるぷるのお肉も相変らずでした。
ヴィゴは、ショーンの名を呼びました。
ショーンがヴィゴの胸に飛び込んでくることを夢見ています。
しかし、火事で動転しているショーンは、逃げ出すことに精一杯で、ヴィゴの存在に気付きませんでした。
火が呼んだ風がごうごうと吹き荒れます。
デイヴィットの木のお家が火と、風に壊されていきます。
狼ヴィゴが、火事のとばっちりで、軽いやけどを負っていた頃、家から逃げ出した兄弟は、末の弟の家に転がりこんでいました。
突然、裸同然で家に駆け込んできた兄たちにカールは驚いていましたが、もともと気のいい性分だったので、温かくショーンと、デイヴィットを迎え入れました。
ショーンは、すぐさま、カールの家に馴染みます。
デイヴィットも、兄貴風を吹かせて、カールの家を我が物顔で使います。
ショーンがいつ嫁に来てもいいようにと、広い間取りで、使い勝手良く家を作ったカールのレンガ住宅は、なかなか大したものでした。
兄2人が、すっかり遊んでいた時にも、カールは額に汗してこの家を作っていたのです。
その家にショーンを迎えることが出来て、カールは喜んでいます。
ものぐさなショーンに顎で使われていても、大層喜んでいます。
さて、肉体関係の出来たデイヴィットと、ショーンは、カールの家に住む場所が変わっても、習慣を変えようとはしませんでした。
最初、2人の関係を知ったカールは、その奔放さに度肝を抜かれました。
そして、鷹揚な長兄に「混ざるか?」と、聞かれえて、心臓が潰れそうなほど、ドキドキしました。
次兄は、神経質そうな顔をして、カールを睨んでいました。
しかし、この兄弟が、快楽に弱いのは、家系なのかもしれません。
カールは、目で脅しを掛けてくるデイヴィットの重圧を撥ね退け、ショーンの笑うベッドに上がりました。
「カールはどういうのが好みなんだ?」
ショーンが、真っ白な柔らかい体をランプの光に惜しげもなく晒して、カールに尋ねます。
もともと一緒に暮らしていた時分から、恥じらいという言葉とは縁遠い性格をしていましたが、今は、わざとやっているのかもしれません。
カールは目のやり場に困ります。
「ん?どういうのが好きなんだ?」
カールが答えられずにいると、ショーンが笑いかけます。
柔らかく笑いますが、酷く子供じみてもいます。
特徴的な笑い方です。
カールは、ショーンの緑の目を見つめました。
「ショーンの…M字開脚が…みたい」
だから、この兄弟は大変快楽に弱いのです。
欲望に忠実に出来ています。
ショーンは、膝を打ちました。
「ああ、それなら、大丈夫。やったことがあるんだ。あれはかなり気持ちよかった」
ショーンは、カールの前で、ころりと横になり、足を胸へと引き寄せました。
カールは、まだ出ていない鼻血を心配して、とっさに鼻を押さえました。
ショーンの秘密が丸見えです。
ブロンドに覆われた足の間。
緩やかに立ち上がったペニス。
重たげに垂れた袋。
毛の殆どなくなる穴の付近。
「ショーン、やり過ぎです。そういうのは、かえって色気が無いです」
デイヴィットは、ショーンの開いた脚をくっつけさせました。
けれども、カールは、デイヴィットとは趣味が違ったようでした。
鼻息を荒くして、ショーンにむしゃぶりついて行きます。
「いい!ショーン!!最高!俺は今、天国を見た!」
カールは、じろりと冷たい目で見守るデイヴィットの前で、ショーンにありったけの愛を注ぎ込みました。
さて、さて、ショーンを求めるヴィゴは、カールの家の前に来ていました。
心なしか、表情が暗いです。
どの位、暗いかといえば、前にどこかの大作で、魔法使いが死んだかと見せて全くぴんぴんしていたという第一部の見せ場、あの場面くらい暗かったです。
ヴィゴは、傷ついていました。
やけどの傷は癒えたのですが、ショーンに無視された心の傷はまだ癒えていません。
ヴィゴは、もう、ショーンなしでは生きていけないほど、どっぷりショーンに惚れていました。
けれども、今度の家は、レンガ造りで、また火をつけることすら適いません。
ヴィゴは、諦めて……・いえ、この男、諦めるという言葉は知りませんでした。
皆さんもご存知でしょう。
そう、彼は、第二部でも、第三部でもがんばりました。
ショーンがいなくなった後も、ずっとショーンの存在を我々に思い出させてくれながら、頑張っていました。
けれども、それは、いま関係ありません。
さて、強引に話を戻しますが、ヴィゴは、ショーンを諦めるくらいなら、と、全てを捨てて恥をとることにしたのです。
ヴィゴは、礼儀正しく、子豚の家のドアを叩きました。
警戒心を知らないショーンが、間延びした声で返事をして、ドアを開きます。
ヴィゴは、戸口に立っています。
家の中にいる、二匹の子豚は、狼の出現に大騒ぎです。
「ショーン、食べられる!逃げて!」
カールが叫びました。
「ショーン!!その狼から離れるんだ!食べられるぞ!」
デイヴィットも、叫びました。
2人の食べられるは、言葉の意味が違いました。
カールは、ヴィゴとショーンの関係を知りませんでしたので子豚として正しく食されるの食べられる。
デイヴィットは、殺してやりたいと思うほどショーンのバージンを奪ったヴィゴを恨んでいましたので、犯されるの食べられる。
狼ヴィゴは、その並びの悪い歯を見せてにやりと笑い、家の中にいる二匹を威嚇しました。
さすがは、狼です。
二匹は震え上がりました。
「ヴィゴ!元気だったか?」
ショーンは、にこにこと笑いました。
自分からヴィゴに飛び付き、ヴィゴをハグして、キスを求めました。
「久し振りだな。急に引っ越して悪かったよ」
ショーンが引っ越してからのヴィゴの流浪の日々をショーンが知っているはずはないのですが、それにしても、なんの拘りもない、鮮やかな笑顔でした。
ショーンにだって、2人の弟と関係を結んだり、火事にあったり、色々事件はあったはずですが、何も、ショーンに影響を与えていないようでした。
全く拘りのないすばらしい笑顔です。
「ショーンが、元気そうでよかった。ああ、肌のつやもいい。髪もぴかぴかと輝いて、あんたは、世界中で一番綺麗だよ」
ヴィゴは、腕の中にショーンを抱きこんで、キスをしてやりながら、ショーンの頭を撫でました。
ショーンは、機嫌よく笑います。
「ヴィゴは相変らず、口が上手い。でも、あんたにそうやって誉められるのは好きだよ。自分が上等になった気がする」
弟2人が、ヴィゴ怖さに、文句が言いたくとも言えず、震え上がっているというのに、ショーンは全く気づいていません。
ヴィゴは、にっこりとショーンに笑いかけました。
「そうだ。ショーン、俺、今度この家の隣に引っ越そうかと思うんだが、どうだろう。賛成してくれるかな?」
恥を捨てた男は強いです。
カールの家をどうにかして、ショーンをどうにかしてしまうことができないと判断したヴィゴは、子豚兄弟と近所づきあいをすることに決めました。
ショーンは、嬉しそうに笑います。
「それは、楽しそうだ。家を作るのに、弟を貸してやるよ。2人とも、俺よりずっと器用なんだ。きっとすばらしい家をつくる手伝いをしてくれる」
弟達は、必死に頭を振りました。
しかし、ショーンはそれを笑い飛ばしました。
「誉めたからって照れるなよ。お前たちのすばらしさをほんのちょっとしゃべっただけじゃないか」
ショーンは、本当にキュートな子豚ちゃんでしたが、ちょっと鈍感でもありました。
「ヴィゴ、弟たちと仲良くしてくれよ。狼と、子豚が仲良く暮らせないなんて嘘っぱちだからな」
ヴィゴは、やさしくショーンに頷きました。
そして、残りの二匹には、十分に脅しを含めてやさしく笑いかけました。
「仲良くしような。デイジー、カール。俺たちは、兄弟みたいなものだからな」
はてさて、なんの兄弟なのやら。
なんとか意地を見せたデイヴィットと、すこし騙されかけているカールは、ショーンに勧められ、ヴィゴと握手をして仲良くすることを約束させられたのでした。
END
BACK
最早、これは、3匹の子豚とは言えない…。
改竄もここまで、くると、違う話を書いているようだ…(笑)
でも、ヴィゴに藁葺きの家と、木の家を吹き飛ばしてくれとも言えないし。
童話って、個人の能力を超えたことをキャラクターに要求してる時がありますよね。(笑)
デイジーのキャラが、ちょっと悪なのは、敬愛するハム旦那シリーズをずっと読んできたからです。(リンクページにありますので、どうぞ)
でも、あっちのハムさんは、悪とは違う…そうだな。強引で、恋愛の仕方をしらない不器用な人っていう素敵な人です。(笑)