喜劇王 2
エリックは、ショーンに奉仕されている間、自分が何をしていればいいのか、落ち着かない気持ちだった。
ショーンは、温かい口内を存分に使って、エリックを楽しませてくれていた。
ショーンの口内に含まれたペニスは、うめきたくなるほど心地よい刺激をエリックに与えていた。
事実、どうしても声が漏れる。
エリックは、いつもの習慣で、ショーンの胸に手を伸ばして、乳房がないのに、驚き、手を引っ込めた。
ショーンにかすかに笑う。
勿論、エリックを責めたりはしない。
だが、触る乳房が無いとなると、エリックには、もう、両手の持って行き場が無かった。
仕方なく、ショーンの頭をなでる。
髪を梳かれる感覚に目を細めながら、ショーンは、熱心にエリックのペニスをしゃぶっていた。
これほどの奉仕は、エリックにとっても久し振りのことだった。
日常の中にあるセックスはどうしても怠慢がつきまとう。
エリックは、ショーンの頭を撫で、だが、いつまでも頭を撫でているわけにもいかず、今度はバスローブの背中を撫でた。
ショーンの背中は広く、口内の感じは、さほど性差を感じなかったが、これには、自分の股に跪いているのが男なんだとエリックに強く感じさせた。
しかし、触り心地が悪いわけではなかった。
バスローブ越しであっても、滑らかな筋肉に覆われたショーンの背は、掌に心地よく、エリックは、何度もショーンの背中に手を這わせた。
ショーンが柔らかい声で、気持ちがいいと言う。
「ショーン。あんたの口の中の方が、よっぽど気持ちがいい。このまま吸い上げてしまうつもりなのか?そうなら、そうだと言ってくれないと、俺は無駄に我慢しなくちゃならないんだが…」
エリックが言うと、ショーンの舌が、ペニスから離れた。
エリックの顔を見上げ、ショーンがすこし照れた笑いを浮かべる。
「回復は早い方か?」
ショーンは、さらりとエリックに聞いた。
「…早くないって言ったら、いかせない気だろう?」
エリックは、苦笑いをしてショーンを見つめた。
ショーンが困ったように肩を竦めた。
エリックは、正直なショーンの態度に、こちらも肩を竦めて見せた。
「あんたの口で吸われたら、何度でもできそうな気がするけどな。でも、どうぞ、ショーンの好きなように。俺は、ルールがよく分からないから、あんたに任せるよ。俺こそあんたを満足させる働きができるのかどうか、怪しいけど、それは勘弁してくれよ」
エリックは、寝転がっていろと言った、ショーンの言葉のままに、ベッドに横になった。
転がって見上げるショーンのどこかが、女性的なわけでなかった。
反対に、とても男性的な体つきをしていた。
それなのに、とても魅力的だ。
エリックの立ち上がったペニスが、それを証明している。
ショーンがごそごそとベッドの上を動いた。
何かを取り出し、エリックに近づく。
手の中から、小さな包みを取り出したショーンは、エリックのペニスにゴムを被せた。
くるくると器用に取り付けていく。
「あんた、いつもこんな風に恋人にしてやるの?」
エリックは、すこしばかり感動的な思いで、ゴムをつけるショーンを見つめた。
「なんでだ?」
「だって、こんなこと、当たり前に俺の仕事だからね。つけるのも自分。外すのも自分。人につけてもらうなんて、すごい久し振りだよ。これだけで、あんたの恋人が羨ましい」
エリックが、じっとショーンを見詰めると、ショーンは、視線を伏せて、根元まできちんとゴムを被せた。
エリックの視線に戸惑っているようだった。
「…あまり…気にしたことはないが…そうかな。そうかもしれない」
「いいね。仲が良さそうだ。でも、どうして?…喧嘩した?」
エリックは、ショーンに聞いた。
ショーンが顔をあげた。
ふわりと柔らかく笑った。
その顔の美しさは感動的だった。
「俺に、恋人がいようがいまいが、エリックには、関係ない。喧嘩しているかどうかなんて、もっと、関係のないことだ。興味のないことは、知りたがるな」
気高く、けれども優しい笑い方だった。
拒否をこんなにも魅力的に突きつける人間を、エリックははじめて見た。
ショーンは、掌にオイルのようなものを零すと、自分のバスローブの裾に手を入れた。
不必要に恥かしがってみせたりはしなかった。
少しだけ、眉を寄せ、息を吐き出すようにして、自分のなかを広げていた。
エリックは、どうしてこんなに興奮しているのか自分でもよく分からなかった。
体格のいい男が、目の前で尻に指を突っ込んでいるだけだ。
そんな光景など、どんなに男の顔立ちが整っていようと、昨日までのエリックなら、腰からペニスに突き抜けるように感じたりはしなかったはずだった。
それなのに、今、ショーンが漏らす息にすら感じている。
パブにいたときには、思ってもみなかった情動だった。
「俺、手伝ったほうがいい?」
エリックは、頬杖で、余裕を装いながら、準備するショーンを視姦した。
ショーンは、ベッドに膝を付き、後ろから手を回して、自分の穴を広げていた。
たくしあがったバスローブのなかで、ショーンの手が動いた。
「いや」
ショーンは、頭を振って、エリックを拒否した。
じっとエリックが見つめるショーンの暗がりは、ショーンの指を二本飲み込んでいた。
「でも、俺、べつにあんたに触るの嫌じゃないんだけど」
「…いいよ。自分でできるから。それより、俺が乗っかっても平気か?結構ウエイトを増やしてるから、重いと思うんだが…」
エリックは、頷いた。
ショーンが、エリックのペニスにもオイルのようなものを擦りつけた。
そして、エリックの身体を跨いで、ペニスの上に腰を据えると、ゆっくりと腰を下ろし出した。
片方の手で、エリックのペニスを掴み、片方の手を、エリックの腹についた。
触れ合った肌の暖かさが、これからの快感をエリックに期待させた。
しかし、ショーンは、すぐには腰を落さなかった。
「…きもちいい」
ショーンが甘く呟いた。
ペニスの先を自分の穴に当てると、そこで捏ねるようにくちゅくちゅと動かし、接触の感覚を堪能しているようだった。
エリックが待っているというのに、なかなか中へはいれてくれない。
入り口に押しあて、圧迫感を楽しむように、少しだけ腰を落すが、また、引き上げる。
「まだ、ダメ?いつまで、我慢しよう?」
エリックは、ショーンを急かすみっともなさを、せめて、語調の軽さでカバーしようとした。
ショーンが、うっとりした目をしてエリックを見下ろした。
ペニスを掴んだまま、オイルにすべる皮膚だけをくちゅくちゅとエリックに味合わせた。
それで、まだ、ショーンは満足しているようだった。
だが、エリックは我慢できなかった。
エリックは、ショーンが腰を落したところで、自分から腰を突き上げた。
ペニスが、今までよりは深く、ショーンに突き刺さった。
ペニスの先にきつい締め付けが襲い掛かる。
ショーンが、驚いたように慌てて腰を上げようとした。
咥え込んだペニスの先を抜こうと尻を上げる。
エリックは、両手で、ショーンの腰を掴んで、逃げることを許さなかった。
ずぶずぶと、奥までショーンの中を広げていく。
「…うっ…あっ」
ショーンが、眉を寄せて、小さな呻き声を上げた。
反らした喉の感じや、眉の寄せ方は、ショーンの味わっている快感を訴えた。
エリックは満足した。
ショーンの中は、エリックの想像よりもずっと気持ちよくペニスを包み込んだ。
「ううっ…信じられない。ちょっと、癖になるかも」
エリックは、喉を反らすショーンを見上げた。
「…エリック…」
エリックの強引な挿入の衝撃をやり過ごしたショーンは、エリックに向かって倒れこんだ。
エリックは、驚きながらショーンを受け止めた。
「痛かった?」
やはり体の構造上、こういう強引なことは無理なのかと心配した。
「…悪い。重いだろうけど、少しだけ、こうさせてくれ。すぐ、気持ちよくしてやるから。すこしだけ我慢してくれ。エリック」
ショーンは満足そうなため息をついて、エリックの胸にしがみついた。
早い鼓動が重なる。
エリックはショーンの様子にほっと息をついた。
どこも苦痛を訴えていなかった。
抱しめるには、完全に男の身体をエリックは、腕の中に抱き込んだ。
ショーンが、驚いたようにエリックの顔を見た。
エリックは、ショーンの目を見つめて、笑いかけると少し腰を動かした。
「ショーン、ここんとこ、ずっと受身?もう、忘れた?入れたすぐに、こんな風に我慢させられるのなんて、結構辛いもんなんだけど」
ショーンが、小さく声を上げた。
そして、にやりと悪く笑った。
のろのろとエリックの腕を抜け出し、エリックの腹に手を付くと、腰を動かし始めた。
それは、もう、エリックがショーンの腰を止めてしまわなければならない、堪らない動きで。
どうなっているんだと聞きたくなる心地いい締め付けで。
エリックは、ショーンの言葉が嘘でないことを身をもって体験した。
ショーンの下で寝転がっているのは、天国だった。
「でも、こんなにされると、黙ってられないよな」
エリックは、食いしばる奥歯の間から声を上げながら、腰を振るショーンを見上げて呟いた。
エリックは、ショーンの腰を掴むと、そのままごろりと転がした。
ショーンをベッドに押し付けて、腰を抱きかかえこむと、ショーンは、すこし驚き、それから嬉しそうな顔して笑った。
「俺に主導権を渡す?」
エリックは聞いた。
ショーンの太腿を捕まえて、腰に回させた。
ショーンは、大人しくエリックに従った。
「どう?俺がしてもいい?」
「エリック、あんた、噂どおり、何でも乗りこなさないと気がすまない性質なんだな」
ショーンは、一旦、エリックに抱きつき、キスをした。
唇を触れ合わせて、ショーンは、エリックを伺うような目で見た。
「よく、俺のこと知ってるじゃないか。そうなんだ。俺、とりあえず、自分で乗ってみないと気がすまない性質でね」
エリックは、ショーンに安心させるように笑いかけた。
ショーンがもう一度キスを求める。
エリックは、ショーンにキスを与えた。
エリックは、ショーンが、エリックの車好きを知っているのは意外な気がした。
そこまで、話をしたことがない。
「普通にやって問題ないんだろう?」
エリックは、緩めに腰を動かしながらショーンに尋ねた。
ショーンは、エリックの頬に頬を重ね合わせて、幸せそうなため息をついた。
腰が、エリックに合わせて、ゆっくりと動いた。
「いいよ。ダメなときは言うから。エリックの好きにしてくれていい」
ショーンは体から力を抜いて、エリックに主導権を譲った。
エリックは、随分と派手な声をショーンに上げさせた。
ショーンとの気持ちのいいセックスを終えて、ぐっすりと眠り込んだエリックだったが、思ったよりも早く目を覚ました。
ショーンは、まだ眠り込んでいた。
カーテン越しの朝日が、ショーンの顔を照らし出していた。
同じ男でしかないショーンが綺麗に見えた。
いや、鑑賞する対象として、綺麗だと感じる男はいる。
だが、抱きしめてもいいと思える相手で、まだ、綺麗だと感じられる男は、はじめてだ。
その上、ショーンは、綺麗なだけではない。
なんというか、かわいらしい。
ショーンのセックスが、思ったよりもずっと甘えた感じのものだったのに、エリックは少し意外な気分を味わった。
ショーンは、何度もキスを欲しがり、エリックを抱きしめたがり、あんなにもはっきりと遊びだと言い切っていたのにも関わらず、まるで恋人にねだるようにエリックを欲しがった。
エリックにとってもそんな求められ方は久し振りだった。
最愛の妻とのセックスは、愛情のほかに、お互いの仕事や、事情が入り込む。
エリックは、ショーンを甘やかし、何度もキスを与え、身体を抱きしめ、ショーンのして欲しがるように抱いた。
そのどれにも、ショーンは感度良く反応を示した。
エリックに幸せそうに笑いかけた。
水を飲もうとベッドから立ち上がったエリックの動きに、ショーンが寝返りを打った。
朝日の中にショーンの背中が、シーツから零れた。
エリックは息を飲んだ。
信じられないものを見たような気がした。
昨日は暗くて気付かなかった。
ショーンの背中には、酷い痣が一面に広がっていた。
「ショーン、ショーン!俺、こんな酷い目にあわせたか?」
エリックは、確かに、ショーンの背中に齧り付いたりはした。
キスもした。
しかし、暗がりだったからとはいえ、こんな酷い目にあわせた記憶は無かった。
エリックの大きな声に、ショーンが、目を開けた。
緑の目が、朝日をまぶしそうに見つめる。
手を上げで、目を擦った。
「どうした?エリック。なんでそんなに慌ててる?」
ショーンは、緩やかな動作で伸びをすると、エリックの顔を引き寄せ、唇にキスをした。
エリックは慌てて顔を離した。
「ショーン、あんた、体!どうした?腹も、背中も、どうしてこんな!」
シーツから抜け出たショーンの上半身に散らばった数え切れない小さな痣に、エリックは、顔を顰めた。
打ち身と、いった感じではなかった。
近いのは、キスマーク。
けれども、こんな数、エリックには覚えが無い。
そして、良く見てみると、ショーンの体には、所々に、長い打たれたような跡があった。
「ショーン、あんたの恋人は、どんな趣味なんだ。あんた、どんな趣味なんだ!」
エリックは、一人で大声を出した。
ショーンが、ゆっくりと自分の身体を見下ろす。
特に困っている様子ではない。
エリックは、信じられないショーンの状態を、はっきりと確かめるため、シーツをはいだ。
ショーンは、抵抗しなかった。
シーツの上に、ショーンの裸体が現れた。
長くまっすぐな足にはまるで跡がない。
そこだけに集中するように、腹と背中。
つまり、衣装を着けても隠れる場所にだけ、ショーンの痣は集まっていた。
「こういう趣味?それとも、これが元で、喧嘩?」
エリックは、執拗としかいいようのないショーンの痣の跡に、眉を顰めた。
「こんな恋人がいるのに、浮気しても平気なのか?」
すっかり光の中に裸を晒したショーンは、緑の目でじっとエリックを見上げていた。
平静とした目だった。
体中を痣だらけにして、そんな目で見つめられ、エリックの心に訪れたのは、後悔だった。
ショーンとのセックスは、気持ちが良かった。
しかし、こんな趣味を持っている人間と付き合っていける自信は無い。
妻に内緒にするにしても、それだけのリスクを負う魅力を、こんな趣味のあるショーンに感じない。
目まぐるしく変わるエリックの表情を見守っていたショーンは、エリックを慰めるように柔らかく笑った。
「…エリック。あいつの名誉のために言うなら、俺の恋人は、近くにいない。俺をこんな風にしたのは、あいつじゃない」
ショーンは、裸のままベッドから立ち上がり、立ちすくんでいるエリックの肩を緩く撫でた。
「嫌な気分にさせて悪かった。何もなかったことにしようじゃないか。それでいいだろう?エリック」
ショーンは、そう言って、エリックの顔を見上げた。
唇の端を驚くほど均等に引き上げた。
完璧に美しい笑い顔だった。
「待った。そう簡単に逃げようとするな。ショーン。事情を説明しろ。俺にはその権利がある」
エリックは、ショーンの腰を抱いた。
反射的な行動だった。
エリックにとって、ショーンの笑顔は、手放してしまうには惜しい価値があった。
複雑なショーンのセックス事情に首を突っ込むつもりはないと先ほど思ったばかりなのに、エリックはショーンの腰を離さなかった。
ショーンは、困った顔をして、エリックを見上げた。
「…エリック」
エリックは、抱き込んだ腰から、背中に手を這わせて、ショーンをよく観察した。
良く見ると、痣は、キスマークとは違っていた。
その痣を見て、エリックの脳裏に浮かんだのは、虐待された子供の写真だった。
親に痣になるほど抓られた跡が体中に残った子供の体。
爪が、肌に傷をつけていた。
子供のいる身には見るのが辛い写真だった。
ショーンの痣も同じようになっていた。
「ショーン、あんた誰かに暴行を受けてるのか?」
エリックは、こうしたのが恋人でないと言うショーンに、暴力的な関係を想像した。
思ったままに、勢い込んでショーンを正した。
ショーンが、驚いたようにエリックを見上げた。
緑の目がまじまじとエリックを見た。
「ショーン、答えろ。あんた、誰かに酷い目にあわされてるんじゃないのか?」
そう考えれば、色事に慣れているはずのショーンが、優しい接触ばかりを望んだのが、エリックにも納得がいった。
エリックは、ショーンの目を見つめ、真剣にショーンに尋ねた。
「ショーン、俺が力になってもいい。困っているんなら、俺に話してみないか?」
ショーンは、エリックから視線を逃がした。
それから、もう一度、エリックに視線を戻し、ふんわりと笑った。
エリックを拒絶した。
「エリック。恋人でもないのに、そんなに何でも知ろうとするな。あんたは、あんたの大事なもののことを心配していればいい。俺のことは構わないでくれ」
体中に痣をつけているくせに、ショーンは、エリックを受け入れなかった。
昨日、口付けたとき、ざらりとしていた肩甲骨のあたりには、かさぶたができていた。
「でも、ショーン!あんた、これ、何かで叩かれた跡だろう。それに、この沢山のあとは、抓られた?それとも、爪で抉られたのか?どっちにしろ、まともな跡じゃない」
エリックは、ショーンの体に出来た跡を指先で辿った。
ショーンは、エリックの話に取り合わなかった。
やはり、ふわりと柔らかく笑い、エリックの手を掴んで、自分の体から離させた。
「悪かったよ。エリック。朝日が昇る前にちゃんと服を着ておくべきだった。夕べのあんたが、あまりに情熱的だったから、つい、寝過ごしたんだ。見なかったことにしてくれ。いいだろう?たかだか、一回寝ただけの相手にそんなに優しくするなんて、あんた、よほど悪い奴なのか?それとも、ただのゴシップ好き?」
ショーンは、エリックの頬にキスをした。
「気持ちがよかった。エリックも、楽しめたんだったらいいんだが」
ショーンのしていることは、遊び相手とのさよならの手順だった。
エリックをまるで相手にしていない。
エリックは、柔らかい素材のなかに手を突っ込んで一粒の石でも探しているような気分だった。
どこも拒絶しないが、でも、本当をつかめない。
「ショーン…俺は、頼りにならない?」
エリックは、身体を離そうとしたショーンを抱きとめた。
酷い跡になっている背中を優しく撫でた。
「いいや、エリック。あんたはとても頼りになる男だよ。でも、俺はあんたの助けを必要としてないんだ。そうだな。また、気が向いたらセックスしよう。それとも、こんな身体じゃ、気が失せるかな?」
痛ましい思いで背中を撫でるエリックに、切ない笑みを見せるのに、ショーンはとうとうエリックを受け入れなかった。
キスはくれた。
抱きしめてもくれた。
だが、一言の真実も与えられず、エリックは、服を着せられ、ショーンの部屋を追い出された。
。
バナ兄さん、酷い目に合わされてます。
いや、豆の方が酷い目にあってんのか。(笑)