豆ちゃんの家に泥棒が入った時の話題
花豆バージョン。(豆は、怒って飲んだくれてます。)
「聞けよ!オーリ!!」
「聞いてるってば。さっきから。泥棒がはいったんでしょ?お気に入りの車が盗まれたんだって?」
「そう。その泥棒なんだけどな。・・・聞けって言ってるだろ!オーリ!」
別に、花ちゃんは、豆の話を聞いてないわけじゃなく、悔しくて、大酒くらってる豆の意識の方が途切れがちなだけ(笑)
豆、半分眠くなりながら、でも、怒ってるもんだから、何度でも花に当り散らすんです。
花、もう、2時間も豆の話しに付き合ってるのに、まだ、ちゃんと頷いてやってるの。
「聞け!聞け!聞け!俺の話を聞くんだ。オーランド!」
「だ・か・ら!聞いてるって!酔っ払ってるんだから、今日は、俺の取ってるホテルに泊まりなよ。うちに帰るのは、危ないからね!」
花。豆をお持ち帰り。
でも、豆酔っぱらってるから、あんまり良い思いできないかなぁ。
藻の場合は、こんなの?(笑)
「ショーン。ちゃんと自分のなくなったものわかった?」
「わかったさ。でも、本当にたいしたものじゃないんだよ。けちなものばっかりで、かえって気持ちが悪い・・・」
「そりゃぁ、かわいそうだったな。大丈夫か?今日は、俺のホテルに泊まるか?それとも、俺があんたの家に泊まってやろうか?」
藻ちゃん、上手い事豆を丸め込み、酒場からそうそうと豆を連れ去ります。
で、豆のおうちについた藻ちゃん。
家の中のあまりの散らかしように、目を丸くします。
「・・・これは、空き巣のせいか?それとも現場検証のせい?」
「いや、前から、こんな感じ」
豆ちゃん、家が散らかってるのは、当たり前の状況なので、平然としてます。
床に散らかる本や、雑誌の山などを乗り越え、ずかずかと中に入っていきます。酔っ払ってるから、途中の山につまずいたりもしますが、山が崩れても知らん顔。
ソファーに倒れこんで、藻ちゃんがやってくるのをぼんやり待ってます。
藻ちゃん、苦笑が隠せません。
「・・・なぁ、ショーン、あんたこの状況で、本当になくなったものがわかったのか?本当は、もっとなくなったものがあるんじゃないか?」
アイランドのセットが俺の家よりずっといいという豆の発言を受け、こんな話になったようです。
END