藻豆のポエム。
休みの最後の晩が終わる時、実は、すこし嬉しいと言ったら、あんたの口はひん曲がるんだろうな。
ずっと一緒にいて、言うならば、もう、一緒にいることに少し飽きて。
ソファーの上にあるあんたの足に触れている腕の感触も当たり前になってきたら、俺は、休みが終わるのもいいと思う。
明日からは、また、人ごみの合間から、ちらりと抜け出たあんたの顔が、俺に笑う。
唇だけを大きく曲げて、目は、悪戯に成功したように、嬉しそうだ。
隣に並んで立つだけでも、結構楽しく感じられる。
俺が泣くかって?
泣くわけないだろう?
そういう場面で、泣いて似合うのは、あんただけだよ。
映画も、音楽も、もういいよ。
それより、もう、寝よう。
明日から、また、次の週末まで、仲間として頑張るんだろう?