花ちゃん姫計画
今日は、夏樹と話していた花ちゃん、姫計画をご披露(笑)
花は、よくわかんないけど、何かの組織のえらい人の息子なんです。
だから、よく命を狙われたりします。
その日もバナ兄(本当の兄弟って設定)と、仲良く歩いているところを、誘拐犯に狙われました。
車に引きずり込まれた花は震えています。
バナ兄も、一緒に連れ込まれました。しかし、こちらは、逃げ出す隙をうかがっています。
二人は、目隠しをされ、車は、遠いところへと二人を運びます。
車が止まりました。
目の前には、廃ビルが建っていました。
この隙にと、抵抗しようとしたバナ兄が、殴られました。
先に車から、引きずりだされ、廃ビルへと連れ込まれます。
花は、すがる声で、バナ兄を呼びました。
ですが、ぼこぼこに殴られ、引きずられるバナ兄には、花を助けることが出来ませんでした。
花は車の中に取り残されました。
まだ、目隠しされたままです。
誘拐犯は、花の震える唇に、にやにやと笑いました。
下卑た笑いです。
男たちの手が、花に伸びました。
男が花に抱きつきました。
花は、抱きついてきた男の懐から、拳銃を抜き去りました。
一発、男の肩を打ち抜き、それから、男の頭へと銃を突きつけました。
「どうする?トマトみたいにぐちゃぐちゃになるところが見たい?」
目隠しを取り去った花の顔にあるのは、清潔さに溢れる笑いです。
しかし、花は、花の細腕を甘く見て、逃げようともがいた男の頭を銃尻で叩き、血を流させました。
その上、男の口の中に銃口を差し込みます。
男の震える前歯が、銃口をカチカチと咬みました。
「兄さんのところへ案内してほしいんだけど」
花は、そこにいた全ての男から、銃を取り上げ、細いウエストに銃をねじ込みました。
勇ましくバナ兄の救出に向かいます。
バナ兄は、薄暗い部屋の中に押し込められていました。
はだけられた胸は、縛られ、豊満な胸が、ぎゅっと寄っています。
もともとのバストがでかいですから、ものすごい盛り上がり方です。
こういう場面で欠かせないお色気は一気にバナの担当になりました。
「兄さん!助けに来たよ!」
花は、バナ兄を監禁していた男の額を打ち抜きました。
「兄さんを酷い目にあわせる奴は、僕が許さない!」
翌日に続きを書いてました。
話は、監禁されていたバナ兄を、花が見つけたところ始まります。
「兄さん。大丈夫?」
花は、バナ兄を見張っていた男を撃ち殺したことなど、まるで無かったことのように、心配そうにバナ兄を見つめました。
しかし、花の手は、片手に、頭から血を流す男を抱かえ、その男の口に、また銃口を差し込んでいます。
無理やりねじ込む銃口に、男の口から、血が流れています。
「お前こそ・・・」
バナ兄は、どこにも怪我のなさそうな花の様子に、ほっとため息を付きました。
倒れていた体を起こしました。
身をよじると、バナ兄の巨乳がぷるるんとゆれます。
縛られたままの足のせいで、横座りのバナは、まるで、ヒロインです。
花が顔色を変えました。
「兄さん。顔に傷が!」
花は、バナ兄に駆け寄りました。
勿論、抱えていた男の足は、打ち抜き、動けなくしました。
「大丈夫?血が出てる」
花は、心から心配そうな声を出しました。
血なら、花が撃ち殺した男からも、打ち抜いた男からも、もっと出ていました。
しかし、花は、ほんの少し、切れたバナの唇を優しくいたわります。
「ほら、こんなに血が」
花の細い指が、バナ兄の唇に触れました。
バナ兄は、痛みに顔を顰めます。
目に、すこし涙が浮かびました。
「もう、兄さんは、無茶しすぎなんだから」
どうみても、花のほうが、無茶でしたが、花は、バナ兄の巨体を胸の中に抱き込んで、縛られたままの体を撫でました。
バナ兄の潤んだ目を、じっと花は見つめます。
花は、はっとしたように、顔を上げました。
「兄さん。そういえば、僕、爆薬を仕掛けてきたんだ。このビルはもうすぐ、爆発する。早く逃げよう!」
自分で自分の身を危うくするような仕掛けをしてきた花は、バナ兄をせかしました。
バナ兄を縛っているロープを解く時間も惜しいのか、花は、バナ兄の足のロープだけを解きました。
バナ兄は、グラビアアイドル並にぎゅっと寄って盛り上がった胸を、はだけたシャツの合間から見せ付けたまま、花に抱きかかえられ、廃ビルからの脱出を図ります。
END