ついーとのCJ 1

 

肩を掴み、押えこんでくるようにして腰を使うチョウの動きに、ジェーンは揺さぶられるまま、声をあげた。

「ねっ、……ぁ、……もっと」

途端に、太く大きなものがどんっと奥を突き、容赦なく肉を割られる感覚に、ジェーンはうめきながらも、体を熱くする。

熱を孕んで汗の噴き出る背中を捩ろうとすると、チョウの手が掴んだ肩に込めた力を強くした。

突き入れられる腰は、ジェーンの尻を音がするほど強く叩く。

苦しいのに、それが良くて、ジェーンは開けた口から舌を覗かせ、あ、あ、と短く喘ぎながら、シーツを掻いた。

うつむいて赤い顔を隠しながら、はぁはぁと息を荒くするジェーンに、チョウは煽られている。

欲しがるくせに、激しく突き入れれば、何度も逃げ出そうとする大きな尻は、ペニスの先が中から掻き出したジェルでべっとりと濡れている。

「……あ、っ、いいっ、そこ、いいっ」

ジェーンが背中を真っ赤にして喘ぐ。

いい、いいと言うのならば、そんなに尻をふらふらと振るなと、チョウは、ジェーンの背中を押さえつけ、深く串刺しにする。

「んう、あ、……ふか、い。……チョウ、それ、は、っや、だ」

痛いから、嫌だと、何度も首を振るジェーンに、やっとチョウは、咥えこませていたものをずるりと引いた。

「っあ、んっ……!」

圧し掛かるようにして押えこんでいた体を腕を掴んで引き起こし、四つん這いに這わせると、パンパンと奥を穿つ。

「あっ、んっん、……いい、っ、いい!」

チョウの与える衝撃に耐えるジェーンは奥歯をきつく噛んでいる。

声を出して喘ぎながら、強く歯を食いしばる。

白い歯を強く噛んだ快感に歪む顔は、それでも、寄せた眉の間にたっぷりと色気を含んでいて、強く瞑られた目を開けさせてみたい気持ちにさせられる。

「もっと……もっと、してっ!」

こんなにジェーンがねだるのは珍しかった。

ジェーンのものは、体を揺すられるままに何度も腹を打ち、硬くなった先をぬるぬるに濡らしている。

「……あっ、もっと、っ、……もっと、チョウっ!」

「お前は、注文がうるさい」

チョウは、ずぼりと嵌めたままのものを軸に、ジェーンの体を仰向けにしてベッドへと転がすと、もう今にもいきそうなジェーンのものを手の中に握り込んだ。

真っ赤にほてった顔が見えた途端、ジェーンは絡みつくように手を伸ばし、チョウへとしがみついてこようとする。

熱い息を吐いて喘ぐ唇を強く押し当てられ、チョウは、仕方なくキスを受け入れた。

腕も足もチョウへと絡め、チョウの動きを封じ込んでいるくせに、ジェーンは発熱したように熱くした体で、いきたいと身悶えている。

「……ぁ、して、……ねぇ、チョウ、ぁ、して」

チョウは、きりのないキスから、唇をもぎ離し、ジェーンの腰を掴むと、激しく揺さぶりはじめる。

突き入れに、絡みついてくる柔肉は、たまらない具合のよさで、チョウの喉からも低い唸りが漏れ出た。

深いところばかり、遠慮もなしに突き入れを繰り返すと、金色のまつ毛が縁取るジェーンの目尻には、涙が滲む。

「あっ、あっ、もっと……!」

だが、欲張りな金髪は、自分の体に先に裏切られる。

びくんと大きく体が震え、力の入った下腹部がぶるぶると震えだすと、もうどれだけジェーンが我慢しようと、ペニスの先からは、精液が吹き出していく。

「あっ、あっ、あっ!」

最早ジェーンの意志とは関係なく、何度も強く締め付けてくる濡れた肉襞の気持ちのよさに、チョウも抵抗するつもりはなかった。

赤くした顔を射精の快感に蕩かせ、体をびくびくと震えさせている大きな尻の奥をさらに穿ち、ジェーンから涙声に近い高い声を上げさせると、チョウは、低くうめいて、ペニスを包み込んでいるゴムの中へと精液を撃ち込んだ。

押しつぶさない程度に、ジェーンの上へと倒れこめば、ジェーンの腕がチョウを受け止め、まだ息苦しいというのにキスだ。

「ジェーン、……やめろ」

迷惑だと伝えても、金髪はいうことをきかない。

もぎ離そうとしたが、火照った頬のまま、とろりと目を潤ませ、赤く染めた目尻に涙を溜めているジェーンの顔が目に入ると、さすがにチョウの手も緩んだ。

「そんなによかったのか?」

ジェーンの息はまだ早い。

「……今日は、ちょっと死ぬかと思ったよ……」

うっとりと目を潤ませているジェーンは、まだキスをして欲しがる。

チョウは、短くジェーンにキスを与えた。汗に濡れた金色の髪を梳く。

「お前の具合もよかったぞ」

すると、それって褒め言葉?と、ジェーンは目尻に深く笑みの皺を刻んだまま、首へと絡めていた腕に力を込めて、チョウを引き寄せる。そして、足も腰へと絡ませる。

「……ねぇ、少し休んだら、もう一回してくれる?」

そのはしたないねだりに、チョウは軽く顔を顰めたが、気負うことなく頷き、ジェーンを苦笑させた。

 

END

 

もっと、もっとっ!って言うジェーンが急に書きたくなったんです……。