メンタリストで、なんちゃって、童話 2
かえるの王様
とある国に、チョウという王子がいました。王子は今日も、お城の庭の池のほとりで、ボール遊びをしています。
そのうち、金のボールはぼちゃんと池の中に落ちてしまいました。
池は深く、とてもボールは取れそうにありません。
チョウ王子はほとほと困り果てました。
すると、池の中から一匹のカエルが頭を出しました。
「王子さま、もし、僕が、このボールを取って差し上げたら、お礼に何をくれますか?」
「なんでも、お前の望むものを」
カエルはにこりと笑うと、池の中に深く潜って、小さな身体で大きな金のボールを押し上げてきます。
「ありがとう」
「いえいえ。それでは、僕に、王子のキスをいただけませんか?」
王子は、言われたとおり、カエルを手のひらに乗せ、キスしようとしました。
しかし、カエルが遮ります。
「違うでしょう。チョウ王子、こんな醜いカエルになんて、キスなんて出来るわけないと、言ってくれなきゃ」
王子の眉の間に皺が寄りました。王子は、約束は守る性質です。憮然としています。
「……約束しただろ」
「それだと、僕の計画と違っちゃうよ」
カエルはべらべらと話し続けます。
「仮にも君は、一国のプリンスなんだよ。こんなカエル相手に、そこまで義理堅く生きててどうするの? 大体、君の国は、代々真面目すぎるんだよね。王族だっていうのに、みんな質素で、政務にだって真面目にいそしんでて、怪しげな連中が入り込む隙もないもんだから、僕にかかった魔法を解けるような魔力を持った連中が、迷い込むこともない。おかげで、僕は、正攻法でこの魔法を解かなきゃならない」
「……魔法?」
「ねぇ、王子、僕のこと、そこの壁に思い切り叩きつけてよ。そしたら、僕、もとの王様に戻れるんだから」
チョウ王子は、岩でできた堅牢な城壁を見ました。見るからに硬いです。カエルをぶつけようものなら、間違いなく即死でしょう。
そして、チョウには、気にかかることがありました。
「カエル、王様って、お前どこの国の王だったんだ?」
「え? ジェーン国のだよ。RJ国と戦争してたら、あそこの魔国王に捕まって、こんな目にあわされちゃった」
チョウ王子は考え込みました。
そして、やはり、そうしようと決めました。
「ジェーン、べらべらとよくしゃべる国王はよくいるが、しゃべるカエルは滅多にいない」
「うん、だから?」
「俺は、お前がこのままの方がいいと思う」
「えー!!」
実は、金の巻き毛の美しい王を失ったジェーン国では、善領民が奮起し、RJ国を倒しただけでなく、今では、あちこちに領土拡大の戦を仕掛けています。
チョウのキンブル国も狙われています。
そんな勢いに乗った国へと、王を返すのなど、キンブル国にとって得策ではありません。
昔から、キンブル国は堅実な政策をとるのをモットーとしています。
「ジェーン、お前にかかった魔法を解いてはやれないが、お前のことは、めずらしいカエルとして、大事に扱う。俺の友達として、一緒のテーブルにつき、同じ皿から物を食べ、夜になれば、同じベッドで眠ろう」
「えー! そんな! 君と同じベッドで眠るのなら、お願い! 頼むから、僕のこと壁にぶつけて、もとの人間の姿に戻して! 僕、すっごく格好いいんだよ!」
うるさいカエルを両手の中に閉じ込めるチョウの手の平の中から、なんとか、抜け出そうとジェーンカエルはもがいています。
しかし、カエルのたわごとなど、チョウは相手にしません。
「わかった。わかった」
さっさとお城に向かって歩き始めています。
「本当に、僕、すっごく格好いいんだよ。きっと、君、僕に惚れちゃうよ! 実を言えば、僕は、君に惚れてるよ!」
ジェーンは懸命に手の中から這い出し、チョウを見つめています。
「わかった。わかった…………ん?」
約束が守られ、カエルが、チョウ王子のベッドで一緒に寝られたのか、どうかは、……あ、この童話は、続きが書かれてないようです。
しょうがありませんね。
では。
めでたし、めでたし。
このお話の教訓:解除の方法までSな魔法の使い方とは、さすがRJ先生。
金の斧、銀の斧
昔、昔なのか、いつ頃のことなのか、サクラメントにあるCBI本部近くには、小さな泉がありました。近頃、そこは、恋愛スポットとして、有名になっています。そこで告白すると、恋が叶うというのです。
今日も、ひと組のカップルがやってきました。
ぎこちない距離感が、二人がまだ友人と恋人の間で揺れ動いているのを感じさせます。あ、リグスビーと、ヴァンペルトです。なるほどです。この距離感も納得です。
泉のそばで足を止めたリグスビーは、照れ臭いのか、がりがりと頭を掻いています。
「なぁ、ヴァンペルト」
「はい、リグスビー先輩」
じっと自分を見上げてくるヴァンペルトのこの気真面目さがかわいい!と、リグスビーは思っています。
「ここの噂を知ってるか?」
「え?」
「……その、実は、ここで、告白をすると、そのカップルはうまくいく、……って」
「先輩……それって」
じっと、見つめてくるリグスビーの青い目が、その時、なぜか、ヴァンペルトにとって、とても魅力的に見えてしまったのです。胸がドキドキします。これが、恋愛スポットの不思議な力なのでしょうか。
いえいえ、この泉の不思議な力は、違うところにありました。
この泉は、落ちたものを吸いこんでしまう力があったのです。恋に落ちたヴァンペルトは、泉の中に、ぼちゃんと吸い込まれてしまいました。
「えーーーー!? ヴァンペルト!?」
あまりのことに、リグスビーが驚くことしかできずにいるうちに、泉から、泉の精が現れました。
ミネリです。
実は、CBI幹部になると、泉の精が当番で回ってきます。ただし、ボランティアなので、給料はでません。おまけに、衣装ときたら、白のビラビラで、神秘性を守るため、何を知ろうと、守秘義務が課せられます。最悪です。緊急の事件でも抱えてない限り、いつなん時たりとも、泉に何かが落ちたら、呼び出されます。
「……ミネリ……?」
「違う。今の私は、泉の精だ。あー、リグスビー、さっそく始めるぞ。お前が落としたのは、金のヴァンペルトか?」
「は?」
まだ、リグスビーが事態を把握しかねているというのに、ミネリは、泉の上に金にピカピカ輝くヴァンペルトを出現させ、リグスビーに見せます。なぜか、ミニスカ仕様です。
「うわー! ヴァンペルトに何をするんだ! 皮膚呼吸が出来ないだろう!!」
「……そうか。では、次いくぞ。リグスビー、お前が落としたのは、銀のヴァンペルトか?」
今度のヴァンペルトは、銀色で猫耳がついていました。猫耳ヴァンペルトは、甘えた声でリグスビーに向かってにゃぁんと鳴きました。
「……か、かわいいけど、違う。断じて違うぞ! 俺のヴァンペルトは、金のでも、銀のでもない!」
「大分心が動かされているようだが、いいのか?」
動揺を激しくするリグスビーに、ミネリが心配そうに聞きます。
「なんだったら、金色で、猫耳にしてやってもいいんだが……」
「違う! 問題はそこじゃない!」
そんなこんなで、リグスビーが、ミネリ相手に、激しく混乱した会話を交わしている最中ですが、泉の中では。
「あ、ヴァンペルト、いらっしゃい」
ジェーンが笑顔で、ヴァンペルトを歓待していました。
「な、なんで、ジェーンさんが、ここに?」
見知った顔に、ほっとしながらも、水の中にいるようなのに、呼吸ができる自分の不思議に、ヴァンペルトは激しく動揺中です。
「それは、君と、同じ理由。恋に『落ちた』から、ここに落ちちゃった。ねぇ、チョウ?」
動揺のあまり、視野までせまくなっていたヴァンペルトは、チョウの存在に気付いていなくて、チョウまでいるのに驚きました。チョウは少し怒っているようです。
気真面目な新人は、泉の中で同僚二人を見つけ、一人残されているリズボンが気になります。今日はまだ、事件の一報が入っていませんが、昼休み中に帰れなかったら、ボスがどんなに困るだろうかと、心配でたまりません。すると、顔色を読んだジェーンが微笑みました。
「ヴァンペルトは、リグスビーが、頑張ってるから、多分、もうすぐ帰れるんじゃないかな?」
「……頑張ってる?」
「うん。僕たちみたいに、二人一遍に落ちるってのは、稀だからね、普通は、どっちかが、残ってて、それが本物の恋なら、ここから助け出してくれるんだけど」
ジェーンは肩をすくめます。
「リグスビーに期待してみて。僕らは、どうするか、今、ミネリと交渉中」
「……ミネリ?」
そうなのです。ミネリも、リグスビー相手に、泉の精として頑張っている最中です。
「では、リグスビー、お前が落としたのは、本当に、金のヴァンペルトでも、銀のヴァンペルトでも、ないのだな。お前が落としたのは、この、普通のヴァンペルトか?」
その台詞が泉の中まで聞えると、いきなり、ミネリに精霊の力で、泉の上へと引き上げられました。
ヴァンペルトは、大きな悲鳴を上げます。
「えっ、きゃぁー!」
リグスビーは、自分が濡れるのも構わず、泉に飛びこむと、宙に浮かぶヴァンペルトを受け止めます。
「そうです。ミネリ。俺が、落としたのは、このヴァンペルトです。……よかった! ヴァンペルト!」
ひしっとヴァンペルトを抱きしめるリグスビーに、ヴァンペルトも思わず胸がときめきます。
いいムードで二人は見つめ合っていたのですが、泉の精には、まだ、決め台詞が残っています。
「リグスビー、お前は正直ないい若者だ。正直であった褒美として、この金のヴァンペルトも、銀のヴァンペルトも授けよう」
ミネリが差しだしたミニスカ仕様の金のヴァンペルトと、猫耳の銀のヴァンペルトに、本物のヴァンペルトの目が冷たく温度を下げます。
「……先輩、これは、どういう?」
「えっ!? これは、俺の趣味じゃなくて! おい、ミネリ!!」
既定の仕事が終わったので、ミネリも営業終了です。ミネリは、せいせいして微笑みます。
「二人とも、末永く幸せにな」
しかし、ミネリが泉の中に戻ると、
「あ、やっと、戻って来た、ねぇ、ミネリ!」
「ああ! そう言えば、お前がいたんだ。ジェーン、もう、いい加減にしてくれ。お前は、しゃべりすぎだ。私は、今日の午後一で出さなきゃならない書類があるんだ。もう、二人ともこの泉から出て行ってくれ!!」
「いいの?」
「行ってくれ。さぁ、行ってくれ、二度と来るな! チョウ、もう二度と、ジェーンがこの泉に近づかないように、しっかり監視してろ!」
よかったです。
ちなみに、今回のことで、ジェーンは、チョウが恋に落ちたことを知って、にこにこです。
けれど、チョウは、やっと今、ジェーンが恋に落ちたのだと知って、少しむっとしています。
まだ、泉のほとりでは。
「にゃぁん」
「きゃぁ! この銀色の喋ります! リグスビー先輩!!」
「ミネリ! ミネリー! 金のと銀のは、回収してくれ!!」
泉の中でミネリはうるさいと、耳を塞いでいます。
そんなサクラメントの昼下がり。
ミネリの泉の精当番は、まだのこり一週間を果たさなければならないそうです。
では、
めでたし。めでたし。
このお話の教訓:CBIは、ボランティア活動でも、地域に貢献しています。
人魚姫
むかし、むかし、ある海の中に、リグスビー姫という人魚の姫がおりました。
リグスビー姫は、3人の姫たちの真ん中の姫で、3人の姉妹はとても仲よしでしたが、人を気遣う性質のリグスビー姫はおっきな身体に、ちっちゃな貝のブラジャーを恥ずかしいと、悩んでいるのは、さすがに、仲よしの姉妹にも言いだせず、悩んでいました。
なぜなら、リズボン姉は、貝のブラで余裕みたいなのです。妹のヴァンペルトは、調度よさそうですが、そもそも、あまりおしゃれに興味がなさそうです。
ですが、リグスビーには、貝殻のブラジャーはちっちゃ過ぎ、それが恥ずかしくて仕方ありません。
けれど、ブラのサイズがそれしかないので、リグスビーはいつも我慢していました。
人間の住む、陸の世界には、もっといろんなサイズのブラジャーがあると船乗りたちが噂しています。リグスビーは、陸の世界にあこがれています。
そんなリグスビー姫が、陸にあるという様々なサイズのブラジャーを夢見ながら、今日も、海の中の防犯パトロールをしていると、人が流れてくるのに気付きました。
土左衛門かと思いましたが、まだ、人間は生きているようです。
慌てたリグスビーは、その人間(チョウ王子)を助け、懸命に陸へと運びました。そして、どうも呼吸の止まっているらしいチョウ王子に、リグスビーが勢い込んで人工呼吸をしようとすると、身の危機を感じたのか、その直前で、王子がかすかに目を開けました。
ですが、まだ、意識がはっきりとしていないようです。
「大丈夫か?」
リグスビーは声を掛けます。しかし、そこに、人の声が聞こえます。
「チョウ王子!」
「チョウ王子! どちらに!」
人間に姿を見られることは、父親であるミネリ海王から禁じられていましたが、それよりも、身体にあっていないちっちゃなブラジャー姿を見られるのが嫌で、リグスビーは慌てて海に逃げ込みました。
しかし、その後、あの土左衛門王子が大丈夫なのか、リグスビーは気になっています。基本的に、リグスビーは気のいい人魚なのです。
「魔法使いのばあさん、俺に、人間の足をくれ」
実は、ついでに、陸のブラジャーを手に入れてこようというひそかな願いもあります。
「おや、リグスビー、足をやる礼を貰うよ。お前の声を貰ってしまうよ」
リグスビーは、声を引き換えに、人間の足を手に入れました。その足でさっそく、リグスビーは、お城に向かい……ませんで、まずは、市場に向かいました。
念願のブラを買うのです。
市場には、色んなサイズのブラがあって、リグスビーは自分の胸にも余裕で合いそうなブラとの出会いに涙が出そうです。
ついでに、貝のブラがすかすかのリズボン姉の分までお土産にと買い求めています。
すると、
「そちらの娘、もしや……」
市場を視察中だったチョウ王子が、リグスビーに声をかけました。
溺れた海から、助け出してくれた美しい娘の広い肩幅と厚い胸板が、チョウ王子の記憶にかすかに残っていたのです。
リスビーは、生まれて初めて手に入れたサイズぴったりのブラを片手に、潤んだ美しい青い目で振り向きました。
すると、
「チョウ、君、誰に声を?」
隣国の金の巻き毛をした美しいジェーン姫がさっそくしゃしゃりでました。
ちょうどキンブル国に遊びにきていたジェーン姫は、チョウ王子が海で溺れ、浜辺に打ち上げられていた時に、駆け寄って来たうちの一人だったのです。
まだ、意識のはっきりしていなかったチョウ王子は、それで、自分を助けてくれたのが、ジェーン姫だったのかと誤解し、……そして、勿論、その誤解をジェーン姫は解こうともせず、それどころか、記憶が戻って来るに従って、おかしいと思い始めたチョウ王子をうまいこと言いくるめて、結婚さえしてしまえば、本物の救助者が現れようと、自分の勝ちと、もう既成事実さえある関係になっています。結婚式は、二日前に終りました。
ちなみにそれは、王子が助け出された三日後です。もともと仲のよかった国同士ですが、ジェーン姫の政治手腕がどれほどのものかといういい証拠になるでしょう。と、いうか、それほど、ジェーン姫は、チョウ王子を愛していました。
「この娘、あの、夜の……」
「もう、浮気なのかい、チョウ?」
「いや、そういうわけじゃなく……」
「……僕は、僕だけを愛してくれる人と、一緒にいたいな」
寂しげにジェーン姫に微笑まれれば、新婚なのです。チョウ王子だって、心が揺さぶられます。きゅっと握られたジェーンの手を、上からそっと包んで、チョウ王子は謝ります。
「すまない、ジェーン。寂しい思いをさせるつもりじゃ……。浮気なんてしない。それは、神の御前でも誓ったことだ」
「チョウ、君の国の、その誠実な性質が大好きだよ」
苦笑がちに笑ったジェーン姫は、そっとチョウ王子に口づけ、周りは、仲むつまじく、微笑ましいロイヤルカップルの振る舞いに、わっと湧きたちます。
ロイヤルカップルのいちゃいちゃを、口のきけないリグスビーは、ただ、ぼんやりと見ているしかできませんでした。
あの救出劇について、何か誤解があるようだということは、リグスビーも感じましたが、ブラジャーは手に入りましたし、チョウ王子も元気なようなので、もういいのです。リグスビーは、おおらかさんです。
と、いうわけで、人魚姫は、真珠の涙もこぼさず、海の泡にもならず、元気です。
あ、
「これ、土産」
リズボンにAカップのブラを差しだし、どつかれたり、自分だけ土産のないことに拗ねたヴァンペルトにつねられたりの痛みで、リグスビー姫の青い目からは、涙だけは、ぽろぽろと零れ落ちました。
涙は、それは、それは、美しい真珠の粒となりました。
では、
めでたし。めでたし。(え?)
このお話の教訓:ブラジャーは身体にあったサイズを使いましょう。
ついでに。
ジェーンが人魚バージョン。
声と引き換えに、人間の足を貰ったジェーンは、一歩踏み出すごとにガラスを踏むように痛む足を引き摺りながら、王子の住む城にたどり着きました。
おおらかなリグスビー王子は、哀れな娘を温かく城に迎え入れました。
しかし、ジェーンは口がきけず、自分が嵐のあの夜、リグスビーを助けた人魚だという真実は伝えることができません。胸に秘めた愛の思いすら伝えられないのです。
3日経ちました。
口が聞けないことに、ジェーンはストレスをため込んでいました。
もう、足の痛みなんて、どうでもいいんです。
けれど、口から生まれてきたと自分でも自覚しているジェーンにとって、口が聞けないということは、耐えられません。
しゃべりたくて、しゃべりたくて、しょうがありません。
しゃべれないストレスで、あんなに好きな気がしていたリグスビー王子も、実は、大したことない気がしてきています。
もし、運よく、このままリグスビー王子に愛され、本物の人間になれたとしても、このまま口がきけないのでは、ストレスで死ぬと思い、
……4日目ジェーンは、海に帰りました。
「予想より、一日長かったな」
「酷いな。チョウ、僕が、三日で帰って来ると思ってたの?」
「リズボンは、二日に賭けてたぞ」
人魚姫は、他の人魚たちに囲まれ、幸せに暮らしました。
不思議な娘に逃げられたリグスビー王子も、隣の国のヴァンペルト王女をお妃に貰い、それは、それは、幸せに暮らしたということです。
めでたし。めでたし。
このお話の教訓:賭けに勝ったのは、駐車場係のトミー。