絵茶のおみやげ 4

 

 

ゆうべは、azaさん、mioさん、主催サンはどっちかな? サイトに遊びに行ったら、今、絵茶やってるよーvって書いてあって、わぁ。遊んで、遊んでー!と、瞬間的に飛び込んでました。

好きに作文していいよvと、言っていただいたのに舞い上がり、ゴソゴソ書いてばかりいて、しかも、なんだか、うまくまとめられなくて、時間ばっかりかかって、アレやこれや、お話したかったことを話すのを忘れてしまったのが、自分、馬鹿だなぁと、反省中ですよ。ホント、何しに行ったのか……(涙)

とりあえず、お土産をアプしておきます。

遊んで下さった皆さん、楽しかったですvありがとうございましたーv

緊張でなるazaさんとリグのEDを胸に、現在、楽しく妄想させて頂いてますv

 

 

*1

 

残業仲間たちがそろそろ帰るからと声を掛け合うフロアーで、ジェーンも軽く手を振りながら、紅茶を入れるために、ゆっくりと歩く。

湯が沸くまでの間の、手持無沙汰のような、けれども楽しい時間をぼんやりと過ごしているうちに、まだ残っているチョウが自分も飲み物でも欲しくなったのか、近付いてきているのは気付いていた。

だが、どうせチョウは、コーヒーしか飲まないのだからと、ちらりとコーヒーサーバーの残りを目の端で確かめただけで、特に構いはしなかったのだ。

湯気が立ち上り始めたケトルを、そろそろかなと、掴もうとして、後ろから尻をぎゅっと掴まれたのに、ジェーンは驚きで声がでそうになった。

手の持ち主は、勿論、チョウで、あまりのことに、ジェーンがぎこちなく振り向いて行く最中にも、チョウはジェーンの尻肉を手のひらで掴んで揉んでいる。

「……チョウ? 一体、……どうしたの……?」

「湯が湧いてるぞ、ジェーン」

「……うん。そうなんだけどさ、でも、君」

まだ、職場には人が残っているのだ。

二人が近すぎる位置に立っていようとも、目にした者は、人に聞かせ難い仕事の話でもしているのだろうと、皆、理解するだろうが、実際は、表情も変えず、チョウがジェーンの尻を触り、しかも、肉を掴んで、撫で回している。

「勿体ないだろ」

チョウは、少し目を顰めると、コンロの火を消した。

また、ジェーンの尻へと手を伸ばす。

え?っと、ジェーンの笑顔は不自然に強張る。

「どうしたの? ……触ってくれるのは、嬉しいけど」

大きな尻を、少し体温の高いチョウの手でゆっくりと撫でられるのは、気持ち良い。

だが、場所も時間も、普段のチョウでは、決してあり得ないものだった。人目のあるところでべたべたとしあうことなど、チョウは好まない。

それなのに、とうとうチョウは、もっとジェーンに身体を寄せ、尻を揉みながら腰まで擦りつけ始めた。

少し硬いものに尻肉の谷間をごりごりと擦られる。

思わず、ジェーンの頬には血が上る。

「ね、人に見られるよ……?」

「ジェーン、……明日からの出張、すごく、行きたくないんだ……」

硬い股間をぴったりと押しつけたまま、耳元で告げられた内容に、はぁっと、ジェーンは、大きく息を吐き出した。

「君でも、だだをこねることがあるんだね。はいはい。赤ちゃん。頑張っていっておいで。僕の希望のお土産は、あそこの野菜ケーキだから。地産品で作ってて、近頃ちょっと有名なんだよ。楽しみにしてるから」

身体を離したジェーンは、沸いた湯で、紅茶を入れると、ついでに、チョウのマグにもコーヒーを注いでやって、それでもって、手を繋いでやった。

「行きたくないが、僕と離れるのが寂しいだったら、かわいいのに、チョウ」

でも、チョウの性格上、そういうわけではないのは、ジェーンにははっきりとわかっていて、苦笑するしかない。

たしか、今回の出張は、裁判の専門家証言のための研修だったはずだ。チョウは、面倒な証言そのものが嫌いだ。リズボンに命令された時から、不服そうに顔を顰めていた。

「たった、一泊二日だろ?」

ジェーンは、熱い紅茶に口をつける。

チョウは憮然としたままだ。

「……手よりも、尻を触らせろ。柔らかくて、気持ちがいいんだ」

「いいけど……ケーキ、僕ために1つ買って来てくれる?」

ジェーンはにっこり、上品に微笑んだ。

 

END

 

 

*2

 

いつの間にか、うたたねしていたベッドで身を起こすと、ジェーンは、チョウを探した。

チョウは、ソファーに腰掛け、テレビの音を小さくして、バスケのゲームを見ている。

「勝ってる?」

「いや、負けてる」

ジェーンは、また眠気を残す重い頭で、チョウの膝の上に正面から乗り上げる。

首に腕を巻きつけて、肩へと頬擦りをした。

そして、目を瞑ったまま、大きく欠伸をして、顔を上げると、チョウの顔を両手で挟む。

唇を合わせ、キスした。二度も、三度も。

ぐずるように顔を擦りつけて、ぎゅっとしがみついた。

「チョウ、まだ、眠いよ……」

「ジェーン、見えない」

チョウは顔を顰めている。

「君の、そういうところが、すごく好きだよ。僕」

 

end

 

 

*3

 

「ほら、やれよ」

急かされるジェーンの頬には血が上り、顔が熱く感じる程だった。

自分で言い出したことだとは言え、実際にするのは、思っていた以上の羞恥だ。

見られているとはいえ、だが、たかが、脱衣だと、ベルトに手をかけ、勢いよく引き抜く。ジッパーを下げて、スボンも足から抜いた。下着を赤く染まった太腿から下ろして、チョウを睨む。

だが、腕を組んで眺めているチョウは、全然悪くない。そんなことジェーンだって知っている。

「まず、この状態で見せようか?」

こういう時に、しなくてもいい挑発してしまうのは、自分の悪い癖だとジェーンは俯いて唇を噛みたくなる。

魅力的な僕のお尻を早く見たいでしょ?こんなことは、絶対に今、言う必要がない。だが、鼓動の早さが口を滑らせた。さっきだって、自分が願ったことが、恥ずかし過ぎて、しなくてもいいことをするなんて自分で言いだしてしまった。

「じゃぁ、見せてみろ」

緩く足を開いて立っているチョウの目が面白がって軽く笑っている。

ジェーンは、乗ってくれるチョウが、物好きだと思うことがある。自分を魅力的でないなどとは決して思いはしないが、けれども、セックスだって普通か、それ以下の、もうそれほど若くもない男の尻なのだ。自分だったら、見ろと押しつけられるのは、遠慮したい。実際、よく引き締まったチョウの尻の方が、自分なんかより、もっと、そっちの方面の間では人気がありそうだ。

ジェーンの手は、下半身だけ剥き出しにした身体を覆う、Yシャツの裾を握ってじりじりと引きあげていく。安定よく開いて立っているはずなのに、二本の足は震え、身体がぐらつく。

何度、チョウに顎をしゃくって、促されようと、ゆっくりしか、シャツの裾が上がって行かないのは、焦らすためではなく、恥ずかしさのせいだ。

このままYシャツの裾が上がってしまえば、緩く勃ちあがっているペニスと、下腹部に生えた陰毛を、みっともなくチョウの目に晒すことになる。

それは、思った以上の羞恥で、握り込んだ手のひらには、汗がじわりと吹き出していた。

なのに、口は勝手に、チョウをからかう。

「視線が離せない、チョウ?」

干上がり舌がもつれる口内と、熱くて痛いほどの頬だ。今のからかいにどの位の効果があるのかなんて、ジェーンにもわからない。なのに、自分が笑おうとしていて、ジェーンはいっそ、そんな自分の方が笑える。

第一、今、チョウをからかって、何の得になるのか、その答えも見つけられないほど、ジェーンの頭は、羞恥で一杯だ。

狭くなってくる視野を、なんとかしたくて、懸命に息を吐き出す。

「なんだ、お前、勃ってるのか」

やっとYシャツの裾が、太腿の付け根を超えると、チョウが目元を緩めた。

たった、一言だった。だが、その一言が、羞恥の矢でジェーンの胸を突き刺した。

「うれしい?」

咄嗟に、そう返したものの、もうダメだった。

これからして貰えるかもしれないことに期待して恥ずかしげもなく、金色の陰毛の中で勃起しかけているペニスをしげしげと見つめられるのに、興奮なのか、羞恥なのか、痛いほど激しく心臓が打っている。伏せた睫毛の触れる頬の熱さも耐えられなかった。すぐ側にいるのに、チョウまでの距離が遠くて、たまらなく寂しい。泣き出しそうな自分に混乱する。

腹の上までシャツの裾を持ち上げ、チョウを煽ろうというのは、自分で思いついたことだとは言え、もう、とても続けられず、ジェーンは、せめても、格好をつけて、肩を竦めると、握っていた裾を手放す。俯いた視界で、裾が下腹部を隠すと、やっと深く息が出来た。

「ごめん。……無理」

恥ずかしい……。かろうじて、素直に続けると、チョウが、意外だと面白そうに黒い目をにやつかせている。

「じゃぁ、やるって言ってた、続きも無理か?」

尋ねられて、俯いたままジェーンはもう一度肩を竦めた。

「……うん。……無理。ごめん」

「でも、して欲しい、か?」

本当に、チョウは、煽りがいがない、とジェーンは思うのだ。あんなに恥ずかしい思いをしたというのに、全然、挑発の効果がない。

「……できなかったし、……できないし、……もう、いいよ。チョウ」

悔しいと思いながら、ジェーンはチョウに手を伸ばした。せめて、チョウに触れたくて、握った手に指を絡める。

「ねぇ、でも、ここで、一緒に寝てもいい?」

手は、普段より少し熱かった。

「終わりにするつもりなのか、お前?」

「え?」

腕を引かれるなり、身体の中に抱き込まれてベッドに連れ込まれる。そのまま四つん這いに這わされるのに、ジェーンは目を見開いた。気がつけば、目の前はシーツの皺だ。

「チョウ……!?」

金色の頭はシーツに付きそうで、せっかくまるく大きな尻を覆ったYシャツの裾は、大きく捲りあげられた。

「チョウ……!」

触れた空気のひやりとした冷たさに、ジェーンは羞恥で身を竦ませる。

無防備に晒された尻肉は、チョウの手で勝手に左右に大きく開かれた。普段隠れている色の白い弱々しい部分の肌が、痛い程、引き伸ばされる。

チョウの手は、ジェーンの腕を掴んで、そこへ連れて行くと、ジェーンに自分で尻の肉を握らせた。

「ほら、簡単だ。出来たじゃないか」

薄暗い場所に隠れているはずの窄まりを晒すジェーンは、ぎゅっと強く目を瞑り、目尻に大きく皺を寄せた。

片手で自分の尻を掴んで、広げさせられたままの、背中が真っ赤だ。

「そのままでいろよ。舐めてやる」

確かに、それをしてほしいと言ったのは、ジェーンだ。してくれるなら、僕が自分でお尻を広げてもいいと言った。

だが、耐えられない。予想以上の羞恥だ。

「……チョウ……っ! ねぇっ、……チョウっ!」

冷たい舌が、小さく口を窄めた穴の皺にぴちゃりと触れて、ブルリと大きく震えたジェーンの背中は、もう、これ以上ないほどに真っ赤になった。

「やだっ、……ねっ、……ぁ、あ!」

「……ぁ、……そこ、や、……やだっ、……あ、っ、……い、い……いい、いい、チョウっ!」

 

「……もう経験したからね、次は、簡単に出来る、と思う。チョウをがっかりさせないよ」

散々泣き晴らした目元を赤くしてベッドに横たわっているくせに、リベンジを宣言する金髪は、本当に呆れた負けん気だと、チョウは笑う思いだ。

「……笑ってるね?」

シーツからもぞりと金色の頭が覗いて、赤い目が睨み上げてくるのに、チョウは、にやにやと笑い返してやった。

 

end

 

 

 

個人的に、尻を揉む、チョウ先輩の話が気に入ってます。先輩、尻が好きそうな気がするんです。←

最後のは、羞恥系のエロから、どう落とそうか、絵茶の最中ずっと、迷走した挙句に、ジェーンはお尻の穴を舐められるのが好きvに落ちたという、申し訳ないような代物なのでした……。かなり手をいれたのですが、まだ、迷走中の傷跡が……!

 

遊んで下さった皆さん、本当にありがとうございましたーv