拍手お礼で載せていた総受け豆エチものです。

一話ごとにエチの相手がかわり、行為が進んで行きます。

大丈夫な方だけどうぞ。

 

 

 

藻豆でキス

 

暑さは、ショーンに眠気を誘った。

ベッドにうつぶせて、ため息をつく。

つい、うとうとと瞼を瞑っていると、首筋に冷たいガラスの感触があった。

ショーンは、驚いて身体をすくめた。

おそるおそる顔を上げると、悪戯の出来映えに満足そうな顔で笑っている恋人が立っている。

「……驚くだろ。ヴィゴ」

「そう? 人だけ働かせておく怠け者にはちょうどいい」

ヴィゴは、ショーンに水滴の付いた水のコップを差し出した。

口を付けて、水の冷たさにほっとした顔をみせていたにも関わらず、ショーンは言った。

「ビールの方が良かったな」

「昨日、腹の出具合について深刻な顔してた奴はどこのどいつだ」

ヴィゴは、ショーンの手からコップを取り上げ、自分で飲み干す。

「あっ、もう少し飲むつもりだったのに……」

残念そうな顔をしたショーンに対して、ヴィゴは水を含んだままの口で顔を寄せた。

ショーンが手を出し、ヴィゴを避ける。

「ちょっ、ショーン、押すな。吹き出したらどうする」

「やめろってば、ヴィゴ!」

押し合いになった二人は、子供のようにもみ合い汗をかいた。

 

ヴィゴの口の中の水などとっくになくなり。

もみ合ったせいで、シーツは皺になり、ショーンの足下で山になった。

「暑いなぁ。……ヴィゴ」

ショーンが上にのしかかっているヴィゴの粒の汗になっている額をぬぐう。

その手を、ショーンは、ヴィゴのTシャツでぬぐった。

苦笑するヴィゴは、ショーンの上から退こうとした。

「ショーン、あんたもすごい」

しかし、最後の悪戯だと、ヴィゴの舌が、ショーンの額を舐めていく。

すると、緑の目を緩やかに緩めたショーンが手を広げて、ヴィゴを迎え入れた。

「おいで。ヴィゴ」

ショーンの身体はすっかり汗まみれで、暑さの嫌いなショーンは、そういう時、隣に恋人を寝かせることなど殆ど無かった。

普段なら、ヴィゴが寄ろうとも、押しのけるのがせいぜいだ。

ヴィゴは、どんな気まぐれだと、汗でべっとりと濡れたショーンの髪をかき回した。

「暑いんだろ? ショーン?」

それでも、恋人に求められれば、ヴィゴの身体は腕の中に抱き込まれていく。

ヴィゴを抱きしめたショーンは、舌打ちをした。

「すごい汗だ。ヴィゴ。あんた、気持ち悪いな」

「自分から来いっていっておいて、酷いこと言うな」

「じゃぁ、言えないようにしてくれ」

汗の匂いをさせて、甘えかかる恋人の身体は、火照っている。

ヴィゴは、熱い息を吐き出している恋人の口をもっと熱くしてやった。

くちゅりと舌を絡ませると、ショーンが鼻にかかったような甘い息を漏らす。

ショーンの潤んだ目を見下ろした。

「ショーン、発情中?」

ショーンの足が自分から絡みつく。

「暑いからな」

「なるほど」

ヴィゴは、息をするために開けられたままの唇をまた塞いだ。

 

 

 

狩豆で、脱ぎ脱ぎ

 

カールは、ベッドの上で、にやりと笑い、キスを待つショーンに困惑の色を濃くした。

ショーンは、Tシャツとハーフパンツの軽装で、ベッドの上にだらしなく寝そべり、カールにおいで。おいで。と、手を振っている。

今日一日、ここで寝そべっていたのではないかという怠惰な態度の英国人は、寝ていることにも飽きたようだ。

そして、カールに電話をした。

「嘘? 本当に、いいの?」

カールは、ワンコールの電話ですっ飛んできた。

「いいに決まってるだろう?」

ベッドの上で腕を広げて見せたショーンに、カールはおずおずとベッドに上がった。

夏の外からやってきたカールの身体は汗まみれだ。

「ショーン、気持ち悪くない?」

カールは、ショーンの隣に身を横たえて、汗の噴き出た自分の身体がショーンに不快な思いをさせているのではないかと、僅かに身を離した。

対するショーンは、クーラーの風でさらさらの肌をして、カールの方に身体を向けた。

にやにやとカールを笑う。

「それだけ離れていて、カール、どうやって俺を抱きしめてくれるんだ?」

「だって、俺、すごい汗だし」

「なるほど、確かにな」

ショーンの指が、カールの頬に触れていった。

指先に付いた汗をピンクの舌が舐めていく。

「クーラーの温度を下げたら、どう? それで、いいか? カール」

綺麗な顔をした金髪は、とんでもない挑発的な顔でカールを待っていた。

「ショーン……」

カールは、ショーンに覆い被さり、そのためだけに呼び出しをかけてきた相手の唇を奪った。

ショーンをひっくり返し、ベッドへと押しつけた。

金髪のうなじにごくりとつばを飲み込みながら、Tシャツをめくり上げ、そこへと口付けを落とす。

「カール」

ショーンは、注意するような声を出した。

うつぶせになった時、下になったシーツの加減もあるが、ショーンの腰が浮き上がっていた。

カールはショーンの注意の意味を正確に読みとり、ハーフパンツの上から、尻を掴んだ。

「んっ、そう。……カール」

カールの手が尻の肉をがっちりと掴み、揉み込む動きに、ショーンがシーツへと顔を擦りつけた。

目が閉じられていた。

「気持ちいい?」

カールは、ショーンの柔らかな尻を大きな両手に納めてなで回す。

持ち上げ、広げ、ハーフパンツに新しい皺を描いていく。

「カール……」

だが、カールが、やはり気を惹かれるショーンの背中に口付けを落としていると、ショーンが、三度、カールを呼んだ。

カールは、声の意味を読みとり、背中から唇を下へと滑らす。

ウエストのゴムを鼻で押しのけ、僅かに盛り上がってくる部分へとキスをした。

手の中のショーンの尻が揺れる。

カールは、下着ごと、ショーンの腰から、ズボンをずり下げた。

見えている白い肉に、軽く歯を立ててやった。

「……っんん」

ショーンの尻がこわばった。

しかし、決して嫌とは言わない。

カールは、あちこちに歯を立ててやりながら、ショーンのズボンを膝の辺りまで落としてしまった。

「ショーン、待ちきれない? お尻が上がってる」

カールの手のひらにショーンが尻を押しつけた。

 

 

 

花豆でタッチ

 

オーランドは、ショーンの背中をなで上げた。

「もう、ほんと、かわいいなぁ」

オーランドのもう一方の手は、ショーンの尻にかかっており、そちらに気を取られていたショーンは、ぞろりと背中をなで上げた手の感触に小さく身体を震わせた。

「ショーン、お尻すっかり上向き」

「……んっ、……オーリ」

オーランドは、ショーンの白い尻にキスをして、中に入れている指をぐるりと回した。

ショーンの尻に力が入る。

狭く柔らかな腸内がオーランドの指を強く締め上げる。

「だめでしょ。そんな風にしちゃ、もっと気持ちよくしてあげられないよ」

オーランドはあやすような声を出した。

ショーンの尻の肉を掴み、穴を広げるように、横へと動かす。

指をくわえ込んでいる皮膚を引っ張られ、小さくショーンが抗議の声を上げた。

「あっ、痛かった?」

オーランドは手の力を緩め、ぬめる体中で指を前後させた。

ショーンがしきりと顔をシーツにすりつける。

かわいらしい声をのど元でもらしていて、ポーランドの目が緩んだ。

「ショーンの内、濡れ濡れ」

ショーンの穴からは、くちゃくちゃという水音がしていた。

動きのいい指に、ショーンの顔は快感にうっとりしている。

しかし、ショーンはオーランドの言葉を聞くと、ショーンは尻に力を入れ、きつく目を閉じた。

頬が赤くなっている。

「そういうことを言うな」

「気持ちいいんでしょ? いいじゃん。俺、そのためにいるんだし」

オーランドは、肩胛骨までめくり上がりそのなめらかな背中をむき出しにしているTシャツを口にくわえて、肩まで持ち上げた。

丸みのある肩へと口付けを降らす。

オーランドがショーンの尻から濡れそぼった指を抜いた。

白い尻が、物足りなさそうに揺れた。

「オーリ……?」

「ちょっと待って。もう少し、中、濡らしてあげる」

オーランドは、ジェルをショーンの尻へと垂らした。

オーランドの指が、マッサージするようにショーンの尻の合間にジェルを塗り広げる。

「後で困っちゃうくらい一杯入れちゃおうか? ショーン」

ショーンは、股の間を優しく撫でるオーランドの指に腰を揺すった。

「う〜ん。もう、ほんと、可愛いなぁ」

尻の肉をかき分けながら、オーランドがショーンを背中から抱き込んだ。

ぴったりと合わせた背中の温度に満足しながら、肩口へとキスを降らす。

そして、ショーンを抱く腕で、胸で尖る乳首を摘んだ。

穴の中と、感じる乳首、両方をオーランドに攻められ、ショーンがきつく目を瞑る。

オーランドは、小さく主張している乳首を優しくひねり、押しつぶした。

「……っっんん……っはぁ……」

ショーンのペニスは、シーツへと雫をこぼしている。

オーランドはショーンの顔をのぞき込んで、にっこり笑った。

「気持ちよさそ」

皺の寄る目尻にキスを落とす。

「せっかくクーラー利かせてるのに、ショーン、すっかり汗まみれだね」

オーランドの声に、身体を色づかせたショーンが意味もなく何度も頷いた。

 

 

 

襟豆で焦らし

 

「やりたくないのか?」と、聞いたショーンの目は、すっかりもの欲しげだった。

汗の跡がついたシーツの中で身体を丸め込むようにして、背後のエリックを恨めしげに見ていた。

エリックは、ショーンの尻を軽く一つ叩いた。

「もっと、感じたいだろ? ショーン」

「……もう、」

ショーンの手が、自分のペニスを掴んだ。

エリックが言うように、我慢をすれば、その先に強い快感があることをショーンは知っていたが、これ以上、耐えるのは嫌だった。

後ろを埋めて欲しいという要求はとっくに何度も伝えたし、それがしばらくかなえられそうもないということも理解した。

「……エリック、もう嫌だ」

目先の快楽に弱いショーンにとって、エリックとのセックスは、時に面倒だ。

エリックに足首を掴まれ、大きく足を開かされた状態だと言うのに、ショーンは自分のペニスを扱いた。

エリックが楽しげに唇を曲げる。

「いい眺めだ。ショーン、そのままでいいから、ちょっとこっちに来いよ」

長い手を伸ばして、ショーンの身体を起こしたエリックは、自分のジーンズの前へとショーンの顔をすりつけた。

「ついでにこっちもしてくれ」

ショーンの首根っこを掴んだままのエリックが、片手で器用にジッパーを下げていく。

下着を押し上げていたものを鼻先に突きつけられ、ショーンは自然と舌を伸ばした。

張り出した雁を舐め、そのまま唇で優しく噛む。

口付けを繰り返したショーンにエリックが注文を出した。

「咥えろよ」

ショーンは口を開いてエリックのペニスを口内迎え入れる。

「そう。気持ちがいい」

ショーンがエリックの足を両手で掴んで顔を前後させ始めると、エリックが首を傾げ、顔を顰めた。

エリックの膝が、ショーンの足を割った。

「ショーン、自分はいいのか?」

そのまま、エリックの膝は、高ぶっているペニスを膝先で擽る。

「してて良いって言ったろ? なんなら、後ろだって指を入れてくれても構わないけど?」

からかうエリックの声は、ショーンの癪に触った。

エリックのペニスを激しく吸い上げながら、自分の指を後ろへ回した。

「見るな、誰もお前に見せるためにやってない」

ショーンは、エリックを睨んだ。

エリックはわざとらしく目を瞑って見せたが、すぐさま、ショーンの手を掴んで、もっと奥まで入れさせた。

「エリック!!」

「遠慮するなよ。ショーン」

「遠慮なんてしてない。俺のことは放っておいてくれ」

「愛してるんだ。そんなことできないだろ」

エリックは、ショーンの口の中へと深くペニスを押し込むと、そこで何回か独善的な動きをし、ショーンの目から涙を流させた。

伝う唾液もぬぐう事が適わず、ショーンはひたすら大きく口を開く。

「ショーン、こっちに頭を伏せろよ」

続いて、エリックは、ショーンからペニスを引き出すと、ショーンの頭を押さえた。

背後に回ったエリックが、尻の肉を割り、具合い良くほぐれたショーンの穴へとペニスの先を擦りつける。

ショーンの腰が蠢めいた。

「入れて欲しいな。ショーン」

からかうように笑うエリックは、力を加減し、ショーンのくぼみを軽く押すだけに留めた。

ペニスは、穴の周りでぐるぐると円を描き、快感の予感だけをショーンに教える。

「エリック」

ショーンが押しつけられた枕に向かって、きつい声を出した。

苛立った指が、きつくシーツを握りしめている。

「いつも、その手だ。ショーン。だけど、知ってるよな。お願いしないと、貰えないこと」

急く、ショーンの声は、小さかった。

「……エリック……お願いだ」

「あ〜ぁ。近頃慣れて、ショーン、簡単にお願いするから、つまんね」

しかし、エリックの顔は、喜びに笑み崩れているのだ。

 

 

 

血豆で、挿入

 

足を広げてブラッドのペニスを待っているショーンは、何故かその瞬間、必ず目を逸らしていた。

汗をかきながらショーンの上に覆い被さるブラッドは、ショーンの表情を伺いながら、ゆっくりとペニスの先を穴へと潜り込ませる。

ペニスの先が窪み通り抜けようとすると、ショーンの顔が顰められる。

「痛いのか?」

「……違う」

らちもない、いつものやり取りを繰り返しながら、ブラッドはショーンの足を抱え直す。

豊かな太腿に、自分の腰をしっかりと挟ませると、ブラッドはもう一度ショーンの中への進入を試みた。

今度は、ショーンが顔を顰めてみせても、やめない。

「ショーン……」

ブラッドは、ショーンの名前を甘く呼んで、ずぶりとショーンの濡れた内部へとペニスを突き刺した。

軽く揺すると、ショーンの喉から、小さな声が上がる。

「……っんっぁあ……っぁあっ……」

ブラッドは、ショーンの様子を確かめながら、次第に腰の動きを早くする。

「……んんぁぁああっっ!!」

ショーンの腕が伸び、ブラッドの腕を掴んだ。

力の入った足が、強くブラッドの腰を挟む。

「ショーン……いいぞ」

ブラッドはショーンの胸を撫でた。

手の中に納めた胸の肉を揉み込み、尖った乳首を指で引っ張る。

「……んっ、ブラッド」

首を振って、快感を伝えるショーンが愛しくて、ブラッドは、キスをするために、顔を近づけた。

ショーンも開いた唇のままにブラッドのキスを待つ。

ショーンを抱きしめようと身体を寄せたブラッドの肩が上がった。

そのことによって、ブラッドの腕を掴んだままだったショーンの手は自然とブラッドの首を抱く。

これは、ブラッドの癖のようなものだった。

ブラッドは、ショーンを抱き寄せる時、曖昧に絡んだままのショーンの腕を、必ず、自分の首へと回させた。

二人は、しっかりと抱き合いながら、口付けを交わす。

その時のショーンの顔は仕方がないとでも言いたげに、なんとも幸福に微笑んでいる。

「……んんっ……っんんんっ……」

キスで口が塞がれたまま揺さぶられるショーンは鼻から甘い声を漏らした。

声にそそのかされ、ブラッドは、ショーンの鼻がつぶれる程ブラッドはのしかかり、激しく腰を突き動かす。

ショーンが、ブラッドの首にすがりついた。

激しく出入りする逞しいペニスに、ショーンの尻にはすっかり力が入っている。

そうしていないと、イってしまう。

「んっ……っはぁ……そんなに……したら……いっ……くっ!!」

ブラッドのペニスの先が、狙いすましたように、ショーンのいい部分を擦っていくのだ。

ショーンのペニスは、すっかり濡れてブラッドの腹を濡らしていた。

ブラッドがキスを続けながら囁いた。

「好きにイっていいぞ?」

厚い唇がショーンの唇を優しく擽る。

ショーンは、その唇にかぶりついた。

「……いや……だっ」

「嫌だって、ショーン」

ブラッドは、うれしそうに笑った。

「じゃぁ、まだ、しばらく付き合って欲しいんだが、それでもいいのか?」

ブラッドは繋がったままの腰を動かす。

ショーンが歯を食いしばって喉をそらす。

ブラッドは、ショーンの髪を撫でた。

「後で足りなかったとか、いうなよ。ショーン」

ブラッドは、幸せに笑いながら、ショーンをきつく抱きしめた。

 

 

ここまで、おつきあい下さり、ありがとうございました(ペコリ)