12日目 9月28日(金)  
タイトル ノッカマップ岬の夕焼けに感動する 天候 雨 のち 曇り
出発地 小清水町
道の駅「はなやか(葉菜野花)小清水」
到着地 根室市
道の駅「スワン44ねむろ」

5:30 起床。前夜の電話はショックだったが、意外とよく眠れた。
外は曇り。う〜む、天候の回復を一日待ったにも関わらず、まだ曇天の空模様だ。
仕方なく出発の準備を整える。
6:50 道の駅を出発し、知床半島へ向かう。

途中、斜里町のコンビニでおにぎりを買って朝食とする。

国道334号線をウトロに向けて走っている途中にオシンコシンの滝がある。
この時、小雨が降ってきた。
駐車場には北関東ナンバーの車から大型カメラを持参した若いアンちゃんが登場。
見たところ車内はすごすぎる程の混雑ぶりだ。
観光客の視線を黙殺するほどのヒゲの蓄え、強者かもしれぬ。

思わず身構えてしまった。

彼は無心に滝を撮っていた。

日本の滝百選
オシンコシンの滝
 

ウトロにある道の駅「うとろ・シリエトク」着。
できたばかりの新しい道の駅のようだ。ウトロ観光はここを基点としても
よさそうだ。

宇登呂灯台へは知床自然センターから遊歩道が伸びている。
まずは同センターで情報収集とお土産を買う。
聞くところによると、灯台敷地内は海保の管轄で立ち入りには別途許可が要るらしい(なぬっ!)。。
それと気になっていたヒグマのことだが、今年の6月に鹿を追っているヒグマが目撃
されてからは情報はないらしい、この付近ではたぶん。

野生動物に注意の
看板があった
 

小雨降るなかカッパを着、意を決して宇登呂灯台へ向かう。
案内板によると灯台のあるフレペの滝まで1キロだという。徒歩20分程度か。
鬱蒼とした森の中を歩くと、やがて平原にでる。その先は二又に分かれるが、
どちらを通ってもよい。

9:35 フレペの滝を展望するテラスに着く。
同時に宇登呂灯台も遠方に見えた
断崖絶壁の深さにど肝抜かれる。
展望テラスには屋根はあるが、横風が強く雨が入り込んでレンズに
水滴が付く(泣)。

素直に従い
灯台根元は諦めた。
 
いつかまた
 

10:10 知床自然センターに無事帰還。

ウトロを後にし、知床横断道路で羅臼へ。
11:30 道の駅「知床・らうす」にて、天ぷらそばを食べる。
お腹が満たされたところで、羅臼灯台へ向かう。

11:40 羅臼灯台、着。
灯台すぐ脇は展望テラスの工事をしていた。

12:35 薫別灯台を臨む漁港着。雨が上がった。
当初この灯台への道が全然わからなかった。
灯台を回りこむ道をぐるっと一周してアプローチ道を探すも、わからんぞ!
神社から道があるのか?と思い近寄ってみたが、これも違うようだ。
で、もう一周してそれらしき道を見つけた。
たぶん間違いあるまいと思い、ロケハンがてら行ってみたが歩いてすぐ挫折した。
というもの藪に前方をさえぎられたからだ。
あきらめて漁港から撮影を試みる

14:02 野付埼灯台、着
再訪灯台。エビが背を丸めたような野付半島のほぼ先端にある。
広い原野にポツンとたたずむこの灯台は、なんとなく寂しげに感じた。
それ以上に大きな印象を受けたのは羽虫の数。昨夜来の雨でふ化したのか?
たぶん蚊ではないだろう、かゆくないから。それにしても大群でまとわり付いてくるの
には参った(後に十勝大津灯台でも同じ目にあう)

撮影もそこそこに撤収する。いや、逃げ出すといった状態だった。
帰路、トドワラPAでソフトクリームを食べ、一息つく。
国後島が見えた。

某国が実行支配
している北方領土の
国後島
 

16:15 根室半島の北に位置するノッカマップ埼灯台、着。
道道35号線からノッカマップ付近で海に伸びるダート道がある。
見落としがちで注意が必要だ。

一応、看板はある
 
 

そのダート道は、前日からの雨でぬかるんでいた。わがクオリスは四駆仕様とはいえ、
ためらう程の危険な匂いがした・・。ここは冒険せず、歩いて行く事にする。
10分程でノッカマップ埼灯台に着いた。
そして刻一刻と今日一日曇りだった空が赤く染まり出す

この旅、ベスト3に入るほどの大満足な光景だった!
この日、この時、この場所に居た事に感謝する。
これだから止められませんね、灯台巡り。

車に戻ってきて、夕焼けは更に美しく。
しまった!もう少し灯台のそばに居ればよかったか!

道道35号線
こちらも
いい色に染まってました
 
 

17:30 納沙布岬灯台、着。
再訪灯台。もう既に周りは真っ暗で、店も閉まり人も居ない。
ま、そのほうが好都合だが
ひたむきに灯光を発する灯台を見て、勇気を貰った。
いや、大げさな表現かもしれませんね。
人の人生は前を見て進んでいるように見えて
その実、後ろ向きながら前に進んでいるのだと。

根室市内のセイコーマートで食購し、道の駅「スワン44ねむろ」で車中泊することにする。
なぜかワインがむしょうに飲みたくなって買ったが、不覚にも道具がないことに気がついた!
あの、ぐるぐるしたやつ、ひっこ抜くのに必要な。名前わすれた。
どんな手を使ってでも飲んでやる!
と、ハサミを使って無理やりコルクをボトルに落として飲む。
ワインが車内で飛び散った。

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