６：００　道の駅「しりうち」発。

道の駅「しりうち」

朝もやの中、わずかに朝日を浴びた森を貫く国道２２８号線を松前町へ向け南下する。
福島漁港を過ぎたあたりから海沿いを走る。そしていくつかの覆道を潜ると
いきなり灯台が現れた。北海道最南端で灯台番号0001番の白神岬灯台だ。

早朝に訪れる灯台は殊のほか気分を爽やかにさせてくれる。
到着した時はうす曇りだった空は時間が経つにつれ真っ青な空へと変化してゆく。
朝日を浴びた灯台を様々なアングルから撮る★

７：２０　車内で朝食を食べる。

７：４５　松前灯台、着。
松前港に弁天島という小島がある。その小島に小高い山がありその頂に松前灯台が建っている。
なるほど灯台を建てるには絶好の位置かもしれない。
島といっても道は堤防でつながっており、車で渡れる。
山のふもとから一本の踏み後を登りきると、官舎の廃墟が目に入った。

灯台官舎 ここでも灯台の保守点検 のため、人が暮らしていたの だろうか？

更に進むとその奥に松前灯台がある。四角くどっしりとした造りだ。
そして思わず目が釘付けになったのは灯台プレート、なんと木板に手書きで灯台名が
書かれているではないか。
これまで多くの灯台プレートを見てきたが木製は初めて、しかも灯台本体も
塗装の剥げ落ち具合い（失礼な言い方をすれば、さび具合い）が
実に私好み、う〜んいい♪★

松前灯台のプレート

８：５０　ヨシ島灯台を望む松前町舘浜の漁港に着く。
着いた途端、カモメの大群が一斉に飛び立ち、その光景は圧巻だった。
かなうものなら、その大群を灯台写真に収めたかった★

９：５０　原口照射灯、着。
さほど広くない畑の先に灯台はある★
車を停める場所がなかなか見つからなかった。

国道２２８号線をさらに北上すると小砂子という集落がある。
その岬にあるのが日方泊岬灯台である。
小砂子トンネル手前より国道から分かれた小道があり、その付近より遠景を試みる★
灯台を囲むように数本の鉄塔が林立し、一見、バージニア級原子力潜水艦の潜望鏡
のような印象を受けた。

１０：４２　日方泊岬の根元付近には駐車場所がなく、
少し離れた道路わきに停車し歩いて灯台へ向かう。

灯台まであとわずか

風がすごい。暴風のなか、日方泊岬灯台、着。
直下の漁港では防波堤の大規模工事をしておりダンプが行き交っていた。

１１：２２　檜山石埼灯台、着。
日方泊岬から程近い舘野にある。灯台まではダート道、行き着く先には
神社があり、その奥に檜山石埼灯台はある★

１１：５０　洲根子岬灯台、着。
こちらも傍らに神社がある。灯台下まで車を横付けできる★
が、風が凄い。三脚を構えていても手を添えなければ、吹き飛ばされそうだ。
天気が快晴なのは何よりだが、こうまで風がつよいと辛くなってくる。

１２：３７　道の駅「上ノ国もんじゅ」着。
海を臨む眺めのいいレストランでイカ刺し定食を食す。

道の駅「上ノ国もんじゅ」

イカ刺し定食

１３：４０　かもめ島、着。
７年ぶりのかもめ島だ、行き止まりの駐車場にはガイドマップもある。

かもめ島は空から見るとカモメが翼を広げた形をしている、そして同時に
江差港の天然の防波堤の役割も果たしている。

木道を歩き、階段を昇る。ん？こんな階段あったかな？
と思いながら進むと芝生を敷きつめた広場に出る。散策路が整備され、
その先に特徴ある形の鴎島灯台が姿を現す★

	木道
	瓶子岩 かつて老婆が海に投じた 瓶が岩に化したという 伝説の岩

かもめ島を後にし、近くの「開陽丸青少年センター」を見学。

「開陽丸青少年センター」

開陽丸

１５：５０　ポンモシリ岬灯台、着。
灯台直下の国道は、この時片側通行で、斜面の土留め工事を施していた。
すこし離れた所に車を停め、小雨降るなか灯台へ続く道を見つける。
工事の係員に何とか断わりをいれ、登る。
雨が降り、草木が茂っていたため、アングルは一ヶ所しかないが、北海道らしい
白黒の灯台だ★

何かで読んだが、もともと北海道の縞模様灯台で赤白は無く、白黒であったらしい。
それが映画「喜びも悲しみも幾年月」の石狩灯台で反響をよび、以後白黒から
赤白に塗り変わっていったという。

帰り際、係員の人にお礼を言う。
興味を持たれたのか、少しばかり話をする。
「積丹にも灯台ありますよ！」ってニッコリおっしゃられた。

１６：４５　この日、１０基目の小歌岬灯台下の漁港着。
夕暮れ時の漁港はなんとなく寂しさを漂わせる。曇天だからであろうか。
漁港より登り口を見つけ、登りきった先に灯台があり、灯火が点っていた★

１７：４０　この日の車中泊地、せたな町の道の駅「てっくいランド大成」着。
近くのセイコーマートで夕食の弁当＆つまみ＆明日の朝食おにぎりを買い込む。

私の車はマーク�Uクオリスで後部座席を倒せばフラットになる。
大人一人、足を伸ばして寝っ転がれるスペースは十分あるが、数週間の旅となれば
荷物も多くかさばってくる。
この日はカメラで撮ったデータをパソコンへ転送する作業が加わる。

しかしま、 えらいゴッチャの中で

携帯ラジオからは朝鮮半島からの放送か？ウチのラジオでは一番感度
がよく、日本語の放送は入らなかった（苦笑）。

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