◆ネブトクワガタ◆
更新:多め〜普通
子供の頃からの憧れであったネブトクワガタで、追い求めて10年寸前の昨年は、地元固体を得る事が出来ました。更に更に山形での外灯ペアも採れましたが、採集に夢中で、セットが遅れ産卵させる事が、出来ませんでした。
飼育難易度は、高いです。慣れていない方は、産卵させる事が、難しいと言う事と採集が、難しい、採集した♀から採卵させる難しさで、かなり厳しいです。新潟辺りで、採集されるクワガタの中で、採集難易度は、最強でしょう。古くから採集している方の話では、昔は、そこそこ採れたらしいです。新潟や近県の生息状態から開発による影響の強い虫だと思われます。よくスジクワ♀を間違えてネブトだと思われる方が、お店に確認にきます。逆に、ネブトをスジと間違え、置いてくる方もいそうです。よく見てみてください。当店も1頭を得るまでにかなりの年数が、掛かりましたが、採れれば、更新は、順調ですので、いる所にいる虫です。
国産普通種飼育データ
本土ネブトクワガタ
本土ネブトは、国産ネブトで、難しい方向だと思います。まずは、アマミやオキノエラブ、オガサワラ等で,感じを掴んでから飼育するのも良いと思います。マットのチョイスは、慣れてくれば問題ないですが、生態をしっかり掴まないと簡単に成功した方も次世代には、繋げないと思います。基本的に小型な虫の為、粒子は、細かい方が良いです。産卵〜初令、2令~羽化で、ある程度マットのチョイスを変えると良い場合もあります。地域により、黒腐れ、赤腐れ、白腐れと発生源が、異なる様で、すべてが、1タイプのマットで、サポート出来るかは、不明です。南方では、普通種ですが、北へ行く程、採集は、困難です。ただ、北限は、予想以上に北だと思われます。
2007年ネブトクワガタ飼育目標
とりあえず、増やす事が、大前提です。
沢山の幼虫が、取れれば、数ロットで、大型を狙ってみます。
日本には、亜種別種が、沢山 いて本土だけでも発生源が、さまざまで、結構苦戦してしまう場合もあります。
産卵モードに入れば、結構多産です。難関は、孵化初令・マット交換・蛹化時・成虫成熟です。
全部の様ですが、成虫をしっかり産卵体制に入れれば、とりあえず産卵は、出来ます。マットが、初令に合わないと卵〜孵化で死亡します。そこをのりきれば、一安心。交換が、次の難関です。心配な場合、2令初期で、一度割出し羽化までいけそうなスペースとマットを補充しコバエ等を寄せないように管理し放置も良いです。交換は、出来るだけ成長期に済ませて、蛹化間近にいじらなくても良い様にしましょう。これが、出来れば、成虫までは、問題ないと思います。
外産ネブトの簡単種や離島簡単種と違い産卵マットは、気を使う必要あり。

資材作成目標:なかなか難しいですが、質の安定、安定産卵、大型羽化のすべてを行えるマットの作成。
国産ネブトのマットは、最も難易度が、高いマットかもしれません。更に更に、欲が出てきます。
1種のマットで、産卵、短期大型、安全性をすべて兼ね備える事が出来れば、 目標は、達成されます。
その1 F1を確実に出す。 本土産で、しかも経験のない北国産だけに、非常に心配です。元々本土は、苦手で油断すると絶えるので、慎重に行きます。
その2 色々な餌を試す。 幼虫さえ取れば、何とかなるので、沢山取って大型を狙う事。
その3 採集 理想ですが、昨年ミスった山形やその他産地の追加と樹液採集をしたいです。
■2007年ネブトクワガタ飼育データ■
現在の血統です。
9/19 F0の3♀中2♀が、無事産んでくれました。
産卵マットは、L-3とL-3改を使用しましたが、共に成功し、改の方は、成長も早いです。
ただ、成長が、早いので、温度に気をつけないと早期羽化してしまう可能性も強いので注意が必要です。
現在、2令〜3令です。今回は、色々な飼育は、せず無難に大型を狙います。
幼虫数は、大量にありますので、一安心です。
1ペアの失敗した要因は、2セットの産卵成功を確認できて、200のガラス瓶のプチペアリングメインのセット
から移動をしなかった事が、要因です。取れ過ぎの恐怖が、出ました…
ただ、今考えれば、失敗したペアが、別ポイントからの採集個体だった為、後悔しています。

♀の少なさから 採集の方も数回試みましたが、考えがあまい様で、坊主でした。

山形では、外灯で、天然♀を取り昨年の反省を元に、即セットしましたが、先日確認した所、撃沈でした。
来年また、採集に挑戦し試みたいと思います。

一応、当店と委託のブリーダーさんでのテストで、ホンドは、新潟、静岡、滋賀、和歌山、福岡、離島は、不要なものも有りますが、アマミ、オキノエラブ、トカラ、オキナワ、イヘイヤ、ヨナグニ、ヤエヤマ、 は、産卵もL-2ではなく、L-3で問題なくいけることも判ってきました。当然幼虫は、問題ありません。
ただ、特化している産地もありますので、まだまだ、何とも言えない段階です。

ホンドなどは、面白いポイントでの採集例も多くあるので、北国のネブトも現在の環境に上手く適応し生き延びてくれればと祈ります。
6/4 すべて羽化終了しました。
トータルで、7♂3♀です。その内1ペアは、初採集ロットです。
とりあえず、2ペアL-3でセットを組みました。1ペアは、先羽化の冷蔵庫ロットで、現在小型ケースで、プチセットです。
目的は、小型なので、出会い易くし交尾させる事です。活発になれば、通常セットします。
最大が、25oで、平均20o前半でしょう。先羽化は、10o台だと思われます。(現地マット飼育)
4/20 F0 1ペア07,04月羽化
F0 幼虫11頭(現在繭) 共に安全第一で、現地マット飼育でしたが、飼育下では、安全でもない様子で、
幼虫期間が、長く成長もなく、死亡率も高かった為、L-3にすべて交換し蛹化させました。
新潟県同産地2ポイント
1ポイント成虫1ペアのみ
2ポイント幼虫11頭(現在土繭)