◆ヒメオオクワガタ◆Dorcus montivagus

9/19データ更新
5/15データ更新
4/23データ更新
4/20更新 本年は、御三家キッチリデータを取り、掲載する為に、
各種独立ページに変更しました。

ミッチーさんの御協力で、データを提供して頂けることになりました。
当店のデータとの比較も掲載予定です。

参考データとして2006年分も無駄を消去し残しておきました。

国産普通種難関ドルクス御三家
2007年ヒメオオ飼育目標
昨年は、目標が、大きかった為、達成感は無いものの非常に良いデータが、取れて満足しています。
本年は、それを生かす年です。今までで最も効果の出たNEW仕込み材の仕上げと飼育中の幼虫の状況をみながらの、
飼育方法と餌の改良の必要性を検証です。昨年の目標を最終目標として、本年の目標は、やや控えめに設定しました。
その1 多産モードのスイッチを見極める 仕込み材での栃木♀が、見せた1箇所集中産卵形態を促せる材の仕上げと産卵開始スピードを確立する。目標1セットで、20卵
その2 WF1の生態を掴む 累代飼育をする為には、最も重要なので、成熟期間、羽化後の管理、活動スイッチ等をしっかり掴む。F2を確実に出す。
その3 大型サイズの安定作出 とりあえず、幼虫の安全飼育は、全く問題無いので、40mm後半を安定して出せる餌と管理法を確立させる。可能ならば、50o台の作出。
■2007年ヒメオオ飼育データ■
本年は、常連様の長野県ミッチ−さんのデータも公開していきます。
9/19

ミッチ-さん
夏場に、大量に落としてしまい幼虫が、僅かに残っているだけと言う事ですが、冷蔵庫で、休眠させた幼虫が、
数頭生き残っているそうです。かなり大きく育った物もいたそうで、残念。

当店の現在のストックは、栃木WF1 2♂3♀です。 
後程全て明細をUPしますが、幼虫期間6〜7ヶ月(短か過ぎ!)
♂MAX47o ♀36o〜35oでした。幼虫での死亡率はありませんが、
長野からの死亡原因である前蛹〜蛹での当日〜翌日の死亡原因が、解明でき、2♂は、無事羽化ましました。
この死亡は、大きい♂程発生しますので、ご注意下さい。♀は、今の所、大丈夫です。
対策としては、前蛹で、温度を20℃前半に保つ。これが、大事な様です。
大型化は、低温が、良いですが、高温になったとしても幼虫での死亡はありませんでした。
ただ、確実に言える事で、高温は、サイズを出せません。蛹の事故ですが、蛹になって安定すれば、多少の高温は、
問題ない様子です。♀に関しては、全く問題ありませんでした。
今回は、かなり幅広い温度帯で幼虫飼育をしましたが、16℃〜20℃辺りが、適温の様な気がします。
それが、厳しい場合は、もう少し短期で太らせる必要が有りますが、以前のデータで、短期羽化させると、不全や
腹ボテが、多く出易い傾向なので、何とも難しい所です。今回は、不全や、よく出るディンプルだらけ固体、腹ボテは、一切
出現しませんでした。当店では、CH-01系に絞って飼育していきます。タイプCHを早く試してい所です。


後は、長野WF1 1♂  2006年採集個体 長野♀×1 栃木♀×1です。

長野は、WDとWF1は、別血統です。栃木は、親と子です。
今年は、種親採集は、難しいと思いますので、 上記でいく予定です。
長野野外♀は、状態が、良いので、持ち腹が、厳しそうでしたら、WF1と掛けてみます。
栃木WF1は、もう少し寝かしてみます。

6/4 長野産WF1ペアをセットしました。半天然カワラ材ベースの仕込み材で、セットを組みました。

栃木産♀蛹化 ♂変動なし
5/15 長野産WF1の幼虫が、すべて羽化しました。
残念ながらかなり遅い物のまあまあの交換タイミングだったロットでの成虫は、今日羽化の♀のみです。
最終体重3g程度のチビ♂と4g程度の♀が、羽化しました。♀の方は、交換時に、
蛹室を作成状態だった様で既に、体重が減少していたと想定すると、現在の栃木とあまり差がないかもしれません。
♀は、チビではないようです。

栃木産も蛹化しそうな動きになってきました。♀は、交換時から見た目でのサイズアップは、ありません。
♂は、ひとまわり大きくなっていますので、8g以上は、ありそうです。マットの違いは、交換タイミングが、
後期に近かった為、あまりない様子です。
4/23 長野WF1の前蛹が、無事蛹になりました。何と♀でした。ラッキーです。サイズも前回羽化のチビより、
大きいです。栃木は、期待が、持てますね〜!
店舗でセットしている栃木親が、21日から材のケースよりを齧りだし、22日の夕方まで、同所で、産卵活動を
していました。気になって何度も様子を見ていたら、始めての産卵シーンを見る事が出来ました。
やや多産形態になっていますが、浅く多く見て3個程度、少なく見て1個程度と思われます。
ケースから見ての判断です。やはり、最初に選んだ材は、自分が、予想した材と一致したので、
かなり自身が持てました。
4/20 当店のヒメオオの状態です。
■長野WF1■ 成虫1ペア 前蛹1 幼虫1
■栃木WF1■ 3令♂3(すべて7g) ♀3(すべて5g)
06,11,05割り出し初令 CH−01 450瓶投入
       マット交換 CH−01 同瓶
07,04,08マット交換 CH−01 1100ガラス 900ガラス 3令2♂7g
07,04,13マット交換 CHB-01 900ガラス 3令1♂7g,3♀5g
セット中 栃木ワイルド♀
他生存待機ワイルド新潟1♀福島1♀

ミッチ-さん
長野産 卵12 幼虫6頭回収 06,11月中旬割出
NEW仕込み材 3本 産卵2本 卵回収分孵化せず
6頭 CH-01投入 初令(1 部2令)ハチミツ1000
07,02,21マット交換 CH-01 ハチミツ1000
07,04,15マット交換 CH-01 3令3♂8g,2♀5g 1♂CH-01改(ご自身で、アレンジ)8g  ハチミツ1000

ミッチ-さんの追加データですが、産卵は、1材が、よくあるチョイカジリ産卵で、6幼虫回収。
卵分が、当店同様集中産卵カジリが、2箇所で、卵12個回収だそうです。卵は、管理不足が、原因だそうです。
当店の1回目交換の日にちは,後で調べます。当店の幼虫飼育環境は、10℃前半〜20℃前半です。
ミッチ-さんは、温室で、23℃設定で、18℃〜23℃位だそうです。
完全なる冬眠では、ありませんが、10℃前半ですと流石のヒメオオでも、食いが悪いです。
ミッチ-さんのところでは、別ワイルドからすでに、卵確認済みの材を回収済みだそうです。今回は、幼虫で割る予定。
仕込み材2本仕様で、1材回収済み(チョイカジリ&集中産卵カジリ)

■産卵カジリ表示説明■
オオクワ同様ですが、表面を削り1個づつ産卵する傾向(チョイカジリ)と大きめに穴を開け1箇所に複数産卵する形態(集中産卵カジリ)です。 オオクワなどですとチョイカジリの方が、回収しやすい場合もありますが、ヒメオオの場合、チョイカジリの場合、2個目を産むまでに時間が掛かってしまう場合も多く、集中産卵カジリが、楽です。
ヒメオオ飼育確立への道 2006年ヒメオオ飼育目標
目標は、大きくと言う事で、やや大袈裟に設定しました。
その1 多産卵の確立 出来るだけシーズン前に、仕込み材の手応えを掴む
やはり1♀50卵(孵化は別で、トータル数)が、目標
その2 採集シーズンの多数幼虫回収 手応えを掴んだ仕込み材にて自分自信で、結論に達した越冬後の産卵が、
良いと言う法則を崩す 。
シーズン中セット1♀30卵が、目標(固体差は、当然有ります。)
その3 幼虫の餌のポイントを掴む 幼虫が、安定し成長する餌を見極める。ベースを作る。
■2006年ヒメオオ飼育データ■
1/26 残念な出来事がありました。後食開始した大きめだった方の♀が、原因不明で落ちてしまいました。
大事にしていたのですが…残りの幼虫は、無事ですが、低温の為、幼虫のままです。
栃木の方は、落ちる事無く2本目に交換済みです。CH-01飼育中です。こちらもやや温度が、常温に近いので、長野の終令と一緒に、越冬気味の様子です。
栃木の産卵セットは、多忙で放置してしまい埋め戻しが消えて1セットが、親にやられた様子でした。
その後は、すべてのセットで越冬の状態
12/14

長野WF1羽化最初の不全♀が、活動開始しました。他は越冬中です。♂も小振りが1♂羽化しました。
♀ばかりとおもっていましたが、残りの幼虫が、再度マット交換をし飼育中ですが、サイズアップしています。
残りは、恐らく3♂1♀ではないかと予想しています。

栃木産は、前回の反省を踏まえて飼育していますが、前回より成長が早い様です。順調です。

11/5

長野WF1すべて、マット交換CH−01
その他変更なし。他も蛹化しそうな気配でしたが、交換により、再度食べ始めました。

今年採集の栃木♀から6頭回収に成功しました。
♀を投入したまま放置した為、初期に産卵した卵や幼虫が、
数頭やられた模様です。 今回は、非常に嬉しいデータとなりました。
栃木産 WF1 NEWタイプ仕込み材
@採集年の産卵。
A多産形態の産卵痕の形成確認。仕込み材の安定。

今回は、CH-01 450ビン5本と広口600に、1本投入しました。

10/5
現在、1メス羽化の2メス蛹です。他は、餌は、残っているのですが、乾燥してきたのが、気になります。
交換するべきか悩んでいます。どのみち水分が、少ないとヒメオオは、特に不全が怖いので、
割り出す必要があるでしょう。(結構ヒメは、環境悪化で、不全し易いです。)
心配していた全部メスの可能性もなくなり、多分3頭は、オスの様です。
もうコクワ幼虫の領域ではありません。 大分オスっぽい幼虫は、伸びてきています。
今までは、結構産卵重視で、幼虫飼育は、放置飼育だったので、
今回は、 しっかり幼虫サイズと成虫の羽化サイズが、理解出来そうです。
とりあえず、羽化したメスは、蛹室から消えています。
9/3
久しぶりの更新です。ヒメオオ幼虫のその後ですが、予想より順調です。
1本目CH-01で、かなり引っ張っておりましたが、7/18に、4頭を餌なしの為、試験的に交換しました。
すべてガラス450ビンCH-01です。ここから、かなりの伸びを見せてくれています。もう少し早い交換をしていれば、
と後悔しています。ブロー400無交換の幼虫が、1頭小型で蛹化してしまった為、
慌てて、別ブロー400の幼虫も9/1に、ガラス450ビンCH-01に交換しました。
小型でやや黄色でした。早く交換した幼虫は、全然色は着いていません。
残り2頭も様子を見て交換した方が良さそうです。
6/1
産卵セットの方は、エアコン導入の性かまったく動きがなくなりました。餌も食べておりません。
仕込み材完成まで、このまま休ませて最後のセットを組んでみます。
幼虫は、死亡無しでとりあえず、順調ですが、やや成長が遅い気がします。現在2令中期〜後期です。
2セット目回収の1幼虫は、無添加マット飼育のままですが、これは、冒険して小楢菌床を加工してリスク覚悟で、
投入してみようかと思っております。その他8頭のマットもややCH-01を加工して交換する予定。

5/8

 

更に1卵回収渋い…飼育温度上昇によりやや厳しくなってきたので、対策します。
毎年当店での環境でのセットでは、 この時期で産卵が止まる事からも、産卵温度が、推測出来ます。それにしてもやっと11卵です。不調です。
今回の仕込み材は、投入出来ずになる為、次回分は、確保しセットを組んでみます。
現在、1材で、9卵産卵で1頭☆の仕込み材が、ダントツで、最高の結果ですが、
こんなレベルの結果で終わらせる訳には行きません。今月中旬に完成予定ですので、期待しています。
回収した幼虫は、あまり見えませんが、偶に食痕や顔が見えるので生存はしています。ちょっと元祖のCHB等より成長が遅い気がします。急遽CHBを復活製造し試してみるかもしれません。または、CH−02が、良い可能性も高いです。 CHBのベースは、完全ホダギだった事も重要なのかもしれません。
5/1

◆ヒメオオ産卵材試作品◆販売NO5
予想以上に好評で、足りず。

ヒメオオ飼育でお悩みの方へ

当店の推測ですが、飼育法の確立は、十分可能であり、もう間近ですが、どんなに飼育が、進歩してもオオクワガタのような誰でも手軽に産卵、ブリード出来る虫には、ならないと思います。やはり、生態上スペシャルな面が、あるのも事実です。

現段階で、当店が、自社製品で、ヒメオオとして、お奨め出来る感じとしては、仕込み材の最終ロット(試作段階品)
幼虫用のCH−01です。
キチンとした環境で、キチンと管理出来れば、死亡率が、ないと言う点で、お奨めであり、
早め交換で、かなり伸びてくる事も判っています。(大型瓶での引っ張り飼育は、不向き)

産卵での仕込み材の最終ロットは、非常に有効です。
ただ、まだ欠点はあります。欠点は、ストックが出来ない事です。
効果は、即産卵体制にある♀で、投入しての即効性と即回収が、望ましいです。
旧仕込み材とは、基本的な考えは、同じでも仕込み法が、まったく異なります。
固さ等の異なる材をいろいろ仕込めば、今後、難種でかなり活躍出来る材になると考えております。
もう少し、当店でヒメオオやその他で試験をしてから、正式に仕込みを開始し販売を行う予定です。
まだ、原料材の質のチョイスやその他で、検討が、必要です。