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産卵は、L−3深熟、L−3スタンダード辺りが、メインとなります。 幼虫飼育に使用したL−3系が、ある場合は、それをMIXすると L−3浅熟などでも産卵から使用可能です。 飼育される方のテクニックや餌慣れした血統などでは、PM−03なども産卵から使用出来ますし、PM−01などでも産卵出来る場合があります。 PM−02は、どうしても自信が無い方や野外品をスピーディーに産卵させたい場合、外産で未知な場合などでは、非常に有効ですが、餌慣れしにくいので、幼虫は、徐々に、L−3などへ以降をオススメします。 セット法ですが、基本的に水分が、非常に高い設定が、産卵スイッチを入れやすいのですが、反面限られたセット内では、親が、踏み固め 卵が、窒息死してしまう可能性も高くなります。 この辺は、大きなセットを組む事で簡単に回避出来ます。 (表面積が、広いセット) また、3令まで放置と言う場合にも大きなセットでないと大型化させる要素が、なくなってしまう事から産卵セットだけは、出来るだけ大きなセットを組む事をオススメします。ただ、産卵時は、それ程深さを必要としませんので、特大ケースなどでセットした場合、中ケース程度の深さまでマットがあれば、十分ですので、様子を見て補充と言う形で良いと思います。 ミズコケに抵抗のない方は、上部にミズコケを混ぜ込んでも詰まり過ぎの予防策になります。 窒息対策で、若干水分を下げ、軽く詰めてセットする対応も出来ますが、種類や固体差で、これを受け入れない親もいたり、初令幼虫が、悪質活性により全滅する場合もあります。 当店のオススメは、高水分で、卵出しなら小さめなセットで卵が、窒息死する前に、割り出しまたは、詰まる前に親を別セットに移動。 。 3令初期位に割るのであれば、可能な限り大きなセットを組む事により、詰まりすぎを防止する事と、大きなスペースで余裕を持って3令に する事により、大型も狙えますので、オススメします。 ![]() 幼虫飼育からスタートし、翌年夏辺りに羽化し産卵する場合は、3令幼虫が、ピークとなった冬位に最後の補充をし、次世代の産卵に用いる方法も非常に有効です。この段階で、浅熟をブレンドしておくと産卵の際、浅熟も安定し、逆に卵の窒息対策にも有効に働きます。 また、親が食べた安定している環境である為、初令の成長促進にもなります。羽化する年の春ですと遅すぎて効果が、下がります。 この辺の自分自身のベストが、決まってくると国産の場合、何マルバネが、簡単とか難しいと言うのは、なくなりどれもそれ程変わりません。 |
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産卵より十人十色なのが、幼虫飼育です。 赤腐れ比率と言う方もおりますが、当店自身の考えですと、 アマミだけ少し熟度を高めで飼育する。と言う事だと考えておりますが、基本当店自身は、マット不足により、どのマルバネも使用済み量が、高すぎる環境下で飼育してしまっているので、どのマルバネもあまり変わらない飼育法です。また、アマミが、難しいと言われる理由の予測としては、カブトマットなどの適応力が、弱いと言う事なんだろうと思います。この辺は、浅い熟度への適応も弱めな要素と同じだと思います。 ![]() 結構何でも食べます。L−3などで産卵しケースを分ける際は、 すでにマルバネ飼育を複数しており、L−3系の使用済みストックの多い方ですとここで、羽化までいける容器への移動が、可能になる為、、大型が、出しやすくなります。多頭飼育ではなく、少頭飼育が、 安全に出来る為で、安定している分、水分維持も楽な為です。 お客様にもよくお伝えしますが、L−3飼育をした場合、2世代目は、大型が、出せる理由が、この辺りにあります。 はじめての場合、今までいたマットが、少なくなりすぎない量で、小分けにします。その後再度拡張・・・と繰り返すと安全です。 L−3スタンダードや深熟、PM−03などの補充であれば、それ程、使用済み量は、多くなくても問題ありません。L−ZERO、L−1、などを補充する際は、状況を見ながら少なめに何回か補充し、上部の飼育マットと軽く撹拌させて足していく感じが、オススメです。 また、補充する際に、飼育環境の水分が、低い場合は、補充するマットを超高水分にし補充する事で、幼虫を触らなくて良いタイミングで、触らない補充が、可能になると思います。 幼虫小分けで、容器を移動する場合は、下に2/3新しいマットを 投入し上部1/3位飼育していた安定したマットを入れ上部に幼虫を 投入する方法が、一番楽で安全な気がします。最初境界線付近に大半の幼虫が、いますが、先行幼虫に導かれ、徐々に下に幼虫が、下りてくるようになります。この速度は、下に配置するマットの種類によります。 ![]() あまり、自分自身が、確立出来ておりませんので、何とも言えませんが、基本的には、複数補充飼育同様な理屈だと思います。 使用済みを基本廃棄が、前提での添加補充飼育は、↓でお伝え致します。個別飼育の場合、大瓶で大型狙いと言っても複数飼育よりは、小型な容器である為、水分抜けにより、サイズが、出ない事が、多いです。水分補充が、上手い方は、大型が、出せるかもしれません。補充する水分は、必ずカルキ抜きした物をオススメします。 ![]() 糠床方式で、マルバネ飼育をする際は、添加マットは、ご法度です。 よく添加物も分解されるので、関係ないと言う方がいますが、これは、 知識からくる推測であり、現状ライトマットのような低添加発酵系の 使用済み段階でも添加の効果は、生きております。現実問題として、完全分解されるのは、クワガタ飼育レベルを超えたところにあると思います。 添加自体が、虫に悪いと思っている方もおりますが、そうではなく、ダニ、キノコバエ、線虫などが、異常発生する事が、問題となります。 ですので、添加の場合は、ボトル個別飼育で、羽化後の使用済みは、廃棄または、他の強い種に使用する方向にし、L-3の使用済みは、L-3の使用済みのみで(当店で言うL-1やPM-01、PM-03、L-ZEROなどが、混合していても問題ありません。)次世代に使う事をオススメします。 また、L-3などでも途中幼虫が、複数死んでしまったマット、蛹の殻なども添加同様発生源となります。また、最近判ってきた事で、使用済みを常温乾燥ストックされるとダニが、沸きやすい事も判ってきました。 雑虫防止の為の乾燥保管で逆にダニを増やしている状況があるみたいです。乾燥は、コバエと線虫には、大きな効果がある反面、ストック状態が、悪いとダニの巣となるようですので、ご注意ください。 特に、上記のような複数幼虫が、死んでしまったマットなどは、増殖しやすいようです。 当店では、処理は、理想ですが、現実的にやっている余裕がないので、使いまわす前の状態が良い物を選び、継ぎ足しで、使うことが多いです。ダニは、まったく沸かないのは、逆に、乾燥処理していないからかもしれません。見た目と臭いで、ダメと判断した使用済みは、廃棄します。線虫が、出た物は、一度乾燥させしようしますが、長期乾燥ストックする事はありません。 ここ何年かマルバネやツヤ、カブト幼虫にダニが沸いていると言う状況は、見た事がありません。もしかするときちんと処理せず使っている事が、逆に良かったのかもしれません。 ただ、ネブト集団飼育でライトマット未処理で使いまわし飼育をし、3世代位まわしたところ、上部に真っ白な成虫達が、羽化しておりました。やはり、添加系ですと何らかの処理または、まわしすぎは、危険かもしれません。 |