極軸セッティングソフト Polax



Polaxマニュアル

Polax(ポラックス)は赤道儀の極軸を正確にセッティングするためのソフトウェアです。 大型望遠鏡を 設置する際に使われているソフトウェアを個人向けにモディファイしたもので、極軸を追い込む精度は 変わりありません。
 北極星の見えない場所での撮影や南天での極軸セッティングだけに限らず、より高精度な極軸 セットを行いたいユーザにもってこいのソフトウェアです。

基本操作
0、まずおおよそ赤道儀の極軸を合わせて起きます。

方位角の修正
 1、南中の星を画面内に入れ露出10秒程度で連続50枚撮影します。
 2、保存したすべての画像をソフトウェアが読み込み星の移動量を解析します。
 3、方位角のズレは星の南北方向の移動として現れますので、この移動がゼロになるまで方位角 を修正します。
 
高度の修正
 1、北西または北東、仰角45度付近の星を画面にいれ、先ほどと同様10秒露光程度で50枚ほど撮影します。
 2、保存したすべての画像をソフトウェアが読み込み星の移動量を解析します。
 3、高度のズレは星の南北方向の移動として現れますので、この移動量がゼロになるよう高度修正を行います。

もし北西または北東、仰角45度付近の星を見つけることができない場合は、方位角修正のときに東西方向の 平均移動量が最小になるように高度修正を行ってください。 モータードライブの速度誤差内で合わせることが できます。


ソフトウェア画面
これはまだ極軸が合っていないため星が時間と伴に南北に移動している様子。 星の南北の移動が毎分 2.99ピクセルと大きい。


次の画面は極軸がほぼ完璧に合ったときのグラフ。 星の南北の移動が毎分0.02ピクセルと非常に小さい。



注)画面ソフトウェアはPro仕様で、個人向けソフトウェアは若干異なります。


こんなときPolaxを使ったファイン修正が必要です。

1、極軸望遠鏡を使ってセッティングした後の微調整
2、望遠鏡を載せ換えたとき
3、ガイドミスが多いとき
4、地盤がゆるいとき
5、設置型赤道儀でも長期間経過したとき
6、新築の建物や新しく地盤を固めてから数ヵ月後

価格:6,000円


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January 21th, 2004