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Images of Io


木星の衛星イオの望遠鏡による見えの違いを計算しました。木星探査機が撮影した高解像のイオの画像を使って、望遠鏡の分解能に応じたPSFでコンボリューションしたものです。

　　 左から、探査機による画像、HSTを想定した計算画像、20cm望遠鏡を想定した計算画像
HSTが撮影したイオの画像

計算画像を検算するために、HSTが撮影した画像を計算画像の下に置いておきました。計算がおおよそ合っていることがわかります。これを元に考えると、20cm望遠鏡でイオの表面を観察するのは非常に困難だと思われます。

イオの半径が約1800kmと、４大衛星の中で2番目に小さいのですが、もっとも大きいガニメデ（半径約2600km）を観察しようとしても困難さは変わらないと思われます。

ついでに、20cm望遠鏡の星像（PSF)とイオの見かけの大きさを比較してみましょう。

　 左：探査機によるイオの画像、右：20cm望遠鏡による星像、（両者見かけの大きさは同じ）


1999,10,30

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