情報コラム 2009年12月20日 KODAK KAF-40000


  コダックは11月30日にKAF-40000をリリースしたようである。 画素サイズ6ミクロン、4000万画素の フルフレーム型カラーCCDセンサである。 35mmフルサイズ2個分のフォーマットサイズなので、中判カメラ用に 開発されたものである。 マイクロレンズが付いているため感度は十分だが、残念ながらモノクロは 出されていないようである。 従って今のところコダックでマイクロレンズの付いたもっとも大きいCCDセンサは 依然としてKAI-11002/16000となる。

  35mmフルサイズのモノクロは同じフルサイズのカラーに比べ1.4倍以上の解像度を持つのでそれでも 十分ではあるが、やはりもうワンランク上のモノクロCCDセンサが欲しい。 KAF-40000でモノクロバージョンを 作らなかったということは恐らく今後も出てこない可能性が高い。 

  カメラの解像度はセンサの大きさよりも画素数に依存する割合が大きく、たとえば35mmフルサイズの 2000-3000万画素のCCDが出てきてくれればそれなりの意味はある。 あとはそれを満足するだけの 光学系があればよい。 2000-3000万画素の35mmフルサイズから逆算すると画素サイズは5ミクロンになり、 フルサイズのエリアを5ミクロンを満足する光学系はけっこう難しいかもしれない。 となれば7.4ミクロンの KAI-16000で良いことになるが今ひとつ人気はなく、やはりモノクロ中判CCDセンサが欲しい。 

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