情報コラム  2009年12月4日 300万円


  昔は赤道儀は望遠鏡と同じくらいお金をかけろと言われていた。 確かにその通りで むしろ望遠鏡以上にかけてもいいくらいである。 ただ大きければ良いというものでもなく やはり高い精度を持った赤道儀があると写りの質が変わってくる。 三鷹光器の赤道儀で 撮影しているとつくづくそう思う。

  これと同じでデジタル時代になってからはカメラにも望遠鏡と同じくらいのお金を かける必要があると感じている。 デジタルカメラの普及率は目覚しいものがあるが、 カラーセンサであるため写りはモノクロには敵わない。 また、電子回路もビット数が 低かったりバイアスの不安定さから淡い部分の描写には冷却カメラのような描写ができず 光害下では顕著な差がある。

  以上のことを考えるとカメラ・望遠鏡・赤道儀それぞれに100万円ずつ良いものを揃えれば 満足のいくシステムが出来上がるであろう。 ざっと300万円必要になってくるが、赤道儀は すでにもっている人も多いし簡単に壊れる代物でもない。 望遠鏡は日本製であれば品質が高く 安定したものが購入できる。 カメラは言うまでも無く冷却CCDカメラであり高性能な ものに限り、その他のフォーカサーや自動導入といったアクセサリは二の次で余力があれば 揃えておけば便利だろう。

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