一昔以前のカラーCCDセンサにシアン・マゼンタ・イエローの3色を採用したものがある。 このままではカラー画像ならないので各色を引き算することでRGBを抽出する。 数学的には CMYもRGBもまったく等価であるが、実は大きな違いが潜んでいる。 S/Nである。 映像の 加算は特に考える必要がないのだが、減算にはデメリットがある。 映像の強度はフォトンの数で 決まるが、それと同時にS/Nも決まる。 物理統計では減算を行うとS/Nが悪化する。 天体撮影では微弱な光を相手にするだけに単純な数学的処理に頼るのは危険で、減算は できる限り避けたい。 加算する方向で撮影・処理すれば効率よく撮影できる。 TOP |