情報コラム 2009年7月26日 皆既日食と相対性理論


  相対性理論の特徴の1つに空間が重力場によって曲げられる現象がある。 いわゆる重力レンズのことで、身近な例としては太陽の 近くを通ってきた光が曲がり皆既日食中に太陽の周囲に見える星の位置が実際よりも外側へ見えるというものがある。 この例の 難点はその外側へ見える量で、太陽近傍でせいぜい1-2秒角程度しかない。 昔の写真乾板で数秒角の位置精度が 測れたかどうかの疑問があるらしい。

  現代のCCDカメラを使えば1秒角程度の観測は十分可能だと思われる。 市販されているCCDセンサでもっとも解像度が 高いのはKODAKのKAF-50100、1画素が6ミクロンで縦横48x36mmの大きさがある。 焦点距離3000mmの望遠鏡にこれを 付けて撮影すれば、1ピクセルあたり0.4秒角となりデジタル処理を行えば1秒角程度の位置精度は十分に観測可能だろう。

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