情報コラム 2009年5月11日 ハイエンド赤道儀とプロの赤道儀


  望遠鏡の重さや焦点距離そして全長によって選ぶ赤道儀はかわってくる。 アメリカの 赤道儀を見ていると魅力的なものがいくつかある。 CCDカメラや望遠鏡に100-200万円を 掛けるなら赤道儀にも同じくらいの金額をかけてもいいと思う。 具体的メーカー名は 伏せておくとして、このクラスの赤道儀となれば共通しているのがホイール径がφ200mmを 超えている。 ホイール径を大きくするとピリオディックモーションが小さくなるからである。  ハイエンド赤道儀といって良いだろう。

  ただこのクラスの米国赤道儀はなぜかホイールがアルミ製が多い。 アルミは加工しやすいのだが 膨張係数が大きく耐久性が低い。 おまけに本体もアルミニウムでできており、 軽量化を目的としているのだろうが剛性が低くなってしまう。 もし更なる余裕があるならば ベストなのは鉄のボディに真鍮のホイールである。 ウォームギアは言うまでもなく 鉄に焼入れをした一種の刀。 ここまでくるとハイエンド赤道儀をはるかに上回る安定性が 得られるプロの赤道儀となる。

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