コンピュータ業界としては新しい製品を短期間で開発することで消費者に 購買意欲をそそるのが目的であるから、OSが代わろうと大した問題は無いと 考えているかもしれないが、天文業界としてはあまり好ましくない状況だと思う。 天文の性質からするとできるだけ撮影データは信頼性の高いものにしたい。 機材を 代えてもキャリブレーションをすればその信頼性が安定するのだが、機材そのものが うまく動かないことにはどうしようもない。 特にOSに関わる部分は非常に重要で、WindowsXPまできたところで高い完成度を 達したのにVistaになってから機材が認識しないなどの基本的不具合が発生し 困惑しているユーザは非常に多い。 そんんことなら開発する必要はないだろう。 パソコンの中古市場をみると非常に安価なPentium4クラスのWindowsXPパソコンが 市場に出回っている。 ノートパソコンでも2万円前後である。 撮影用PCであれば ハイエンドのスペックは必要としないのでXPマシンを撮影専用または予備のために 中古品で揃えてもまったく問題はない。 この先数年間安定した環境を維持したいのであれば 保険という意味合いも込めて購入しておくと良いだろう。 TOP |