情報コラム 2009年4月7日 スペースシャトルからの星空


  スペースシャトルに搭乗しているJAXAの若田宇宙飛行士がオリンパスのデジタルカメラを 使って実験を行っているとのこと。 オーストラリアへ行って星空を見た人なら誰しも びっくりするのが、少々周囲に明かりがあっても南十字星や天の川がはっきり見えることである。  空が暗いというだけでびっくりするほど星が良く見えるのだが、宇宙空間で見たらどこまで 見えるのだろうか? 天文ファン感覚のもつ人物が見る宇宙の星空の姿というのを 将来の宇宙飛行士に託したいテーマである。

  夜空の見え方をクラシック音楽に例えると予想できるような気がする。 街中で 見る夜空は光害がノイズとなって暗い星が見えない。 カセットテープやAMラジオで 曲を聴いてもあまり美しさを感じないのと同じであろう。 空の暗いところで見る 夜空は奥行き感が出てきてとても綺麗である。 CDやFMラジオで聴く高S/Nの音と 似ているかもしれない。 ということは宇宙空間で見る夜空はクラシックコンサートを 聴きに行くようなものではなかろうか? CDでもFMラジオでも表現できないあの 超透明感のある音響空間のように超透明度のある夜空が見えるに違いない。 宇宙飛行士は 無理としても宇宙旅客としてでもぜひ見てみたいものである。

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