情報コラム 2008年10月27日 国立天文台での人々


  先日の国立天文台の特別公開日へ行ってきていろんな人たちと出会ってきた。 「特別公開」と 名前は硬いが雰囲気としては欧米のスターパーティのようなかんじである。 少なくとも 構内グラウンドに来る人たちはそうである。 天文好き少年からアマチュア天文家、そしてエンジニアや 研究者といった人たちが様々な想いをもって各ブースへ寄る姿はこの国の豊かさを表しているのも しれないと思った。

  国内不景気に輪をかけて国際的経済の不安定は過去に例がないほどの混乱が起きているようである。  天文そのものは経済とは無関係の領域であるが、国が豊かであるが故に成り立つ研究分野であろうから 必ずしも無関係とは言い切れないのかもしれない。 もしそうであるなら、というより恐らくそうで あるのだが、豊かな国ほど天文学へ力を注ぐ余裕があるのだろう。 実際研究者やエンジニアたちに 接触してみるとその力強さがオーラのようでもある。 欧米諸国に引けを取らないどころか 一歩リードできる英知と技術は間違いなくあると思う。 交流とまではいかないが、この日は小生にとって 刺激的な日であった。

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