情報コラム 2007年10月21日 RGB合成


  三色分解合成であるRGB合成はカラー画像を作る上で基礎となる考え方である。 光の三原色で 知られるように、カラー映像は赤(R)・緑(G)・青(B)の3色を重ね合わせることにより 完成される。

  デジカメの画像もカラーCCDセンサーからの情報を元にRGB合成を行いカラー画像を作っている。  カラーCCDカメラで撮影された生画像は実はモノクロで、画素ごとにRGBそれぞれの単色の情報を 配置しそれだけでカラー画像ではない。 1つの画素にカラーを発色させるために近隣の画素から 違う色の情報を拾ってきてはじめてその画素はカラーにする。 パソコンのモニタも虫眼鏡で 拡大してみればRGBの発色を見ることできこれもRGB合成の一種である。 

  天体写真は特殊な分野であるがために画像処理にかなりの自由度があるが基本を忘れては ならにだろう。 自分の世界だけで画像を作る分にはいかなる処理方法を採用しても全く問題ないが、 世間に発表・発信する場合には理屈の通った処理方法を行うべきである。 新聞やTVなどの マスメディアでは画像の取り扱いが慎重であるが、RGB合成画像は一般に認められた処理方法 である。

TOP
mail