情報コラム 2007年10月2日 KODAK KAF-8300


  CCDセンサも多種に渡りそれぞれ特徴をもっているので紹介していこうと思う。

  KODAK KAF-8300シリーズは4/3"(読み方:フォーサーズ)というフォーマットサイズで、 約20mm×15mmの大きさを持つ。 解像度は3326×2504ピクセルと大きく、面積はAPSサイズより一回り小さいが SonyのICX285などで知られる2/3"の4倍の面積を持つ。

  フォーサーズはライカやオリンパスそしてパナソニックなどが参画している規格で、 コンパクトな一眼レフデジタルカメラシステムを狙っている。 イメージセンサはKODAKのKAF-8300CE を採用しており、画素サイズ5.4ミクロンと緻密な解像度で830万ピクセルを誇る。 これだけの 小さいピクセルで比較的大きなフォーマットであるから、要求されるレンズ性能は高い。 実際 オリンパスのレンズ解像度は非常に高いとの評判である。

  KAF-8300シリーズはモノクロとカラーの2種類が用意されている。 5.4ミクロン画素ということで 10-20cmクラスの明るい望遠鏡と組み合わせれば、焦点距離の長い望遠鏡で撮影したような映像が 撮れるであろう。 35mm判フォーマットとは違い、星の形状を楽しみつつワイドフィールドを堪能できる。  ATK-16HRやBJ-41ユーザの次のステップとして最適であろう。 KAFシリーズの最新CCDセンサで、 感度も高くブルーミングも起こさない。 大きいところに価値を置くアメリカンとは違って、 日本人らしい繊細な映像を撮るところに醍醐味があるイメージセンサである。

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