冷却カメラユーザからすれば今さら取り上げるテーマでもないが、周りを見ていると まだまだ冷却カメラのユーザー数は少数のようである。 理由は幾つか考えられ、値段が高いのも 上げられるが、冷却カメラを使ったことがないのが大きな理由だと思われる。 デジカメも外気温が下がればそれなりの絵になってきて、誌面上ではぱっと見区別が 付かないという人もいる。 しかしA4プリントやインターネット上で比べてみると その違いははっきりしている。 特に淡い部分の差は顕著で、いくら寒いところで デジカメを撮影したところで到底冷却カメラには追いつかない。 星の締まり方も違う。 1000万画素前後のデジカメに走っている人は今さら試しに100万画素以下の冷却カメラを手にする 魅力はないだろう。 それと同じで冷却カメラを手にした人からすると今さら非冷却の カメラには何の魅力も感じない。 冷却カメラの中ですら2段ペルチェと3段ペルチェでは 歴然とした差があるのだから、今後どんなデジカメが出てこようと冷却カメラとの差は これ以上近づくことはない。 ではどれだけ凄いか? 冷却カメラで撮影した画像のコントラストをどんどん 上げていってどこまで行けば星がノイズに埋まるかやってみると、その前に光学系の 迷光や空の明るさが先に見えてきてしまう。 そのくらいダークノイズは低い。 と幾ら説明しても 百聞は一見にしかずで、機会があればぜひ一度使ってみると良いだろう。 冷却カメラに 追いつこうとするだけの努力があれば、それを使った映像はもっと素晴らしいものに なること間違いない。 TOP |