情報コラム 2007年8月30日 自宅天文台のすすめ


  たった1枚の天体写真を撮るにしてもけっこうな労働力が必要なのは身にしみて ご存知であろう。 暗い空を求めて遠出する場合には、機材を車に乗せ、1-2時間運転し、 到着と同時に機材を組み立て、何時間か撮影した後、機材の片付け・帰りの運転となる。

  観測所を持っていれば少なくとも機材の組み立て・片付けが不要になって労力は 2/3程度まで減ると思うが、それでも長距離ドライブと睡魔を考えるとややリスクが残る。

  となると運転という作業を省いて自宅に天体観測所を作ってしまえばとても楽になる。  たとえ空が明るくてもナローバンドフィルタを使えば暗い空で撮影したのに匹敵するだけの 滑らかな映像が撮れる。 もちろんその分露出時間は長くなるが、自宅でTVを見ながら のんびり撮影できるのだから遠出するほどの疲労はない。 

  すべての天体を撮影できるわけではないが好きなときに好きなだけマイペースで 撮影でき、光軸調整の不良も起きにくく安定した撮影・観測ができる 自宅観測所はおすすめである。

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