マックノート彗星(C/2006 P1)が太陽に近づいて非常に明るくなっている。 明るさマイナス3等級 との情報が流れてきたので、早速12.7cm屈折望遠鏡を真昼間に彗星へ向けてみた。 空が明るかったので ND4フィルタをアイピースに装着して覗いてみると、青空の中に白い彗星の核がゆらゆらと見えた。 昼間の星や金星を見たことはあるが彗星は初めてである。 歴史を見ても昼間に彗星が見えるという例は なかったと思う。 太陽観測衛星も彗星の優雅な姿を捕らえはじめ、STEREO-Bによる映像をみると見事なまでの シンクロニックバンドが克明に現れている。 太陽との離角が数度ではあるが、望遠鏡を彗星に向けると 必ず太陽の光が望遠鏡に入って迷光が大きく発生するので観察するときは長いフードを付けると良いかもしれない。 TOP |