今月号の天文誌に面白いテーマがあがっていて、「天体写真とは?」と自分に 問いただしてみた。 記事に書かれていた「美しい」というのは直感的に解像度と カラーバランスからくるもので、天体写真の意味に直接的に関係してこないだろう。 フォトコンテストで見られる星雲をコントラスト良く撮影するかのような テクニックもまた天体写真としての最終ゴールではないと思う。 やはり 天体現象をありのままに撮影できる写真が天体写真であり、歴史的天体現象を 正確に未来へ伝えるような写真であるべきだろう。 更に言うなら、映像を見ただけで 定量的な感覚を思い起こせるだけのリアルな情報を持っているのが理想に近いと思っている。 別の誌面では未だに金星のブラックドロップを天体現象として取り上げているが、 そんなことを書いているようではまだまだ基礎が浅すぎる。 TOP |