冷却カメラで撮影するときの1回の露出時間は10分間というのが多い。 露出時間を長くしてガイドエラーを誘うよりはこまめに分割したほうが安全だし、 チップによっては宇宙線を拾いやすいのでコンポジットする際に宇宙線 を消すこともできるなどメリットもある。 ただ何枚もコンポジットしているとダウンロード時間が気になってくる。 ダウンロード時間とフィルタ移動で1分のタイムロスがあったすると、露出10分と いっても10%のロスがあり、露出5分であれば20%にもなる。 彗星撮影の ようにさらに露出時間の短い撮影では大げさに言えば死活問題である。 光をより多く集める方法としては感度が高いCCDチップを選んで、Fの明るい または口径の大きい望遠鏡を使うのが常套であるが、ダウンロードの短い カメラであれば何割かは感度が高いカメラに相当すると考えていい。 TOP |