情報コラム 2005年12月26日 スカイノイズ


  CCDカメラの3大ノイズとはフォトンノイズ、ダークノイズ、そしてスカイノイズのことで、  スカイノイズとは光害そのものではなく光害のフォトンノイズのことである。 光害のレベルを引き算しても そのばらつきが残ってしまい、これがノイズとして現れるのが特徴。  都会で撮影した画像がなかなか滑らかにならない理由はそこにある。

  この3大ノイズの中でもっとも大きいのがスカイノイズである場合が多いので、 スカイノイズさえ除去できればかなり滑らかな画像が得られる。 スカイノイズを除去 するには一番有名なのが光害カットフィルタの装着で、これを装着するだけで スカイノイズは半分くらいになる。

  次に考えられるのが露出時間を延ばすことで、これだけでS/Nを上げることができる。 この方法は スカイノイズ自体増える一方だが、シグナルも一緒に増えていくので結局はS/Nが あがるというものである。 露光量が増えればいいわけだから露出時間を延ばす変わりに 明るい光学系を使うのも同じ効果が現れる。

  上の2つをうまく組み合わせると、明るい光学系を使ってフィルタワークで 光害をカットすればよいということになるが、やっぱりできるだけ暗い空へ行って 撮影するのがベストだろう。

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