情報コラム 2005年7月14日 太陽面を通過する未確認飛行物体


  太陽面を観察しているとたまにだが太陽面を1秒間くらいかけて通過する物体がある。  大きさは黒点程度と小さく一度に数個移動し、中には回転しながら飛行するものもあった。 しかも 決まってHαフィルタを装着しているときにだけ見ることができ、過去2回見たことがある。

  もっとも考えられる物体としては、風船だったりビニール袋が挙げられ、上空10km以下で 秒速数十m/秒、距離数kmと仮定すると、太陽面を通過する時間が目撃とおおよそ一致する。  ただこれだけでは確定することができず、人工衛星や極小惑星の可能性も捨てきれない。  撮影ばかりしているとこういう高速移動物体を見逃す可能性が高いので、観察はとても 大事な仕事といっていいだろう。

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