情報コラム 2005年7月6日 緑のレーザーポインタ


  緑色をしたレーザーポインタを入手した。 評判どおり夜空中へビームを放つと緑色のラインが 淡く見ることができ、望遠鏡のファインダーにはもってこいの代物だと思った。 同じ出力をもつ 赤いレーザと比べると数段明るく、危険を通り超えて恐い感じがする。

  同じ出力にもかかわらず赤いレーザポインタは空中へ放ってもラインを見ることができない。  これは人間の目の感度が緑にピークがあり、赤や青に対しては感度が低いからである。 このことは 星雲が見える見えないにも当てはまり、Hαと呼ばれる656nmの光はほとんど見えず、OIIIの 501nmの光だけが見えている。 

  Hαが”ほとんど”見えないと書いたのは、南天のイーター・カリーナ 星雲が赤く見えたような気がしたからである。 まだ確信はないが、理屈の上では星雲さえ 明るければいくらHαであろうと見えるはずであるから、今度オーストラリアへ行ったときには Rフィルタをかまして赤く見えるかどうか再度確認したい。

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