情報コラム 2005年5月29日 格安メガピクセル冷却CCDカメラ


  アメリカの天文雑誌S&Tの広告に気になる冷却CCDカメラが出ていたので早速 メーカのホームページを見たら、これはいけそうな気がした。 メーカはCCD Imaging Systemsといい、 その中のSAC NGC13 285というカメラはソニーのICX285ALチップを搭載している。  このチップは高感度低ノイズとして知られているだけに目の付け所がいい。

  冷却CCDカメラというとまともな望遠鏡一式に匹敵するくらい高価な代物でなかなか手が出せないが、 このカメラは値段が1450ドルとメガピクセル冷却カメラにしては非常に安い。 同チップ搭載機といえば ビットランのBJ-41Lになるだろうが、値段が半分以下であるから英語の苦手な人でも 購入検討をしてもいいのではないだろうか。

  火星が近づく今年、惑星撮影用にカメラ購入を考えている人がいるなら購入しても 良いかもしれない。 惑星撮影といえばToUcamが有名であるが、所詮ウェブカムであって 観測用としてはやや力不足なところもあるため、観測データとしてきちんと撮影したいのであれば お勧めできそうなカメラである。

SAC NGC13 285のサイト

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