情報コラム 2005年4月21日 英語で天文学


  最近はかなり小さいうちから英会話教室に通う子供たちが多く、その成果があってか ボキャブラリーの豊富さにはけっこう驚かされる。 経験上英語が通じなくて困るときは、 事務手続きとジョークそして天文用語で、ボキャブラリーが多ければ事務手続きに役立つだろうが、 最後の2つはさすがに英会話教室では教えてくれないだろう。

  天文用語で何が難しいかというと、スペルは似てるものの発音がまったく違うので 言葉を聞いてもさっぱりイメージがつかないことである。 たとえば、有名なオリオン座は「オライオン」 といい、発音から連想すると「ライオン?」が出てきて獅子座のことかな?と思ってしまう。

  星座だけでなく固有名詞の付いている星の名前も初めて聞くとびっくりする発音が多い。  たとえば秋の南の空に見える1等星の星スピカは「スパイカ」と発音し、オリオン座のベテルギウスは 「ベローギウス」と発音する。 もちろん日本語と同じ読み方をする名前もあるが、発音が まったく違うので通じないケースもある。 スバルで知られているプレアデス星団は「プリーディアス」 と発音し、一生懸命英語風に発音してもプレアデスで覚えてしまった口の動かし方はなかなか直せない。

  そういえば人名英語も極端に発音が異なるケースがあり、先日死去したヨハネパウロ2世は英語では 「ジョン・ポール」と言い、何も知らなければ近所の友達の名前かと思ってしまうだろう。   



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