太陽の色温度は6000度でその放射強度のピークは波長500nm付近にある。 肉眼の 感度ピークも500nm付近にあり、生物の進化の過程の中で最適化が行われたのであれば 理にかなった納得のいく一致である。 太陽の高度が高い昼間のときは6000度であるが、時間とともに太陽高度は低くなり 大気の吸収を受けて青い光は弱まるため、太陽の色はだんだんとオレンジ色に帯びていき、 真っ赤になった日没直前の色温度は2000度まで下がっている。 天体観測中に使うライトの色はオレンジや赤が多く、必要最小限の明るさで 物が見えるための色と言われているが、これは周囲が暗くなる日暮れ時に 物が良く見えるよう進化した名残りかもしれない。 TOP |