情報コラム 2005年2月6日 散開星団を写す難しさ


  何度撮影しても散開星団だけは見る人にあっと言わせるような映像に 写すことができない。 その名の通り星が散開した星団だけあってそれを 集合体として見せることができない上に、1つ1つの星も明るくないのが 撮影を難しくさせている理由だろう。

  ところがキットピーク天文台の0.9m望遠鏡で撮影したM6は理想と思えるほど きれいに写っている。 銀河の中にぽっかりと浮かんだ様子をなんとも 言えないタッチで表現されている。 もちろん科学的に撮影した画像であるから 姑息な画像処理はせずにストレートに処理したに違いないが、タッチという表現を 使いたくなる映像である。

  三鷹光器の65cmカセグレインにレデューサをつけてM38などを撮影したところ 比較的理想に近い映像を撮ることができたことがある。 どうやら口径がモノを言う 対象なのかもしれない。

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