情報コラム 2004年11月21日 ここが宇宙の果て


  ビッグバン説によると宇宙は百数十億年前大爆発を起こし、それ以降時間と空間が広がっているという。  ハッブルが発見したように確かに遠くの天体ほど遠いスピードで遠ざかっていて、自分でも クエーサのレッドシフトを観測したことで宇宙が広がっていることは確信している。

  日常生活を何十年も送ってくると、遠い宇宙の姿を想像するとき地球と同じ時代であると 勝手に思い込んでしまうが、宇宙を見るときは遠い場所ほど過去の映像しか見ることができない。 ということは、 遠くの天体を観測すると遠い場所の世界がわかるのではなく過去の世界を知ることになり、 時間と空間が平行して膨張していることから過去を見るということは宇宙初期をみることになる。  つまりいくら遠くを観測しても宇宙の果ては決して見ることができない。

  では宇宙の果てはどうなってるかというと、現在が時間軸の末端であるのだから空間の末端である 宇宙の果ては”ここ”ということになるのではないだろうか。

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