小学生の何割かは太陽が地球の周りを回っていると思うという結果がニュースになった。 大人からすると地球が自転していることは当たり前の知識であるが、では地球が自転していることを 証明してみろと言われても出来ない。 あのガリレオ・ガリレイでさえ地動説を信じてもらえることが できなかったのだから、大人が子供にいくら説明したって地球が自転していることを納得させることは できるはずがない。 しかも大人になったからといって地球が回転していることを肌で感じ取ることが できるわけでもない。 南半球へいくと見える星座が変わり、北半球からでは見えなかった憧れの大小マゼラン星雲や ケンタウルスα星などを見ることが出来る。 南天が見えたからといって地球が 丸いことを頭で理解できても実感することはできない。 なんとかして、地球が丸いことを実感したいと思っていたら、ある人が教えてくれた。 南半球へいって 体を南極に向け背中をそらして北を向くと地球が丸いことを実感できるそうだ。 実際やってみたところ とても危ない。 夜真っ暗なところで背中を反って後ろを向くとひっくり返りそうになる。 でも、 たしかになんとなく自分が南半球にいる気持ちになる。 この体制をとると自分の視野がまるで北半球 にいるのと同じ状況になるので、今まで慣れ親しんだ光景にめぐりあえるのだ。 そのまま体を 起こしていくと、どんどん南半球の星座が見え地球が丸いことを実感できる。 これを小学生に体験させたら地球が丸いことをわかってくれるだろうか? 多分無理だろう。 あくまで星を趣味にしてきて北半球の星空が頭の中にある人のみこの方法が有効なのだと思う。 もし 南半球へ行く機会があったら背中を反って北極を見て欲しい。 くれぐれもひっくり返らないように。 TOP |