日本棋院には 住んでいた千駄ヶ谷と 駅2つ と近かったので よく行った。
同じ頃に弓道にもハマッていたので午前中は道場のある中央区浜町へ
午後は棋院会館の市谷へ が いつかパターンにも なっていた。
棋院会館の お気に入りは なんといってもプロの碁が みれることだ。
2階の一般対局室の奥に指導碁の席が3つほどあり 立て札にプロの
先生の名前があった。
当時よく来られていた先生に 林有太郎九段 星野紀九段 山部俊朗九段
伊藤友恵先生も着物で時々 若手では春山7段 浅野5段 。
局後の解説が無料できけた。 この解説がかなりの勉強になった。
林先生は言葉も丁寧でいつも着物でした。 山部先生は 「ここは」 と変化を20手も
スイスイとならべられ 囲碁そのものを楽しんでおられる様子でした。
一般対局室では 夏休み中とかでマイケルレモンド少年が 打っていました。
わたしは 同年輩の5段の人に4子で よく打ってもらっていた。その人は局後にも
プロなみにいろいろ教えてくれた。 上野の碁会所の5段氏とは大違いだった。
3〜4段のころ 私も棋院でプロの先生に 何局か指導碁を打っていただいている。
当然 負けるわけだが 一度だけ先生のミスで 勝たせて いただいたことがある。
よほどうれしかったのだろう いまでもその時の棋譜を大事にとっている。
棋院会館は宿泊もでき 囲碁好きの人が上京の際、利用していた。
部屋のカギを碁盤のわきにおき スリッパで 楽しそうに打っていた。
私の結婚のときも 兄弟親戚が大勢上京、お世話にもなった。会員割引で格安だった。
昭和50年 前後